2021年12月12日日曜日

2009 バイオハザード 5、BIOHAZARD 5, 英題:RESIDENT EVIL 5

  バイオ4を世紀の名作、っていう人々も結構多くて、そのふくらみまくった期待が向けられたバイオ5。PS3というハードの性能も向上して、さて一体どうなる!?


 結果的には

 

 む~~~~~~~~~・・・・


むぅ。


っていうものになりました。クソゲーだ!駄作だ!って酷評するほど悪くもない、ただ素晴らしい名作だ!って称賛するには、物足りない、そんな感じです。単発のゲームならもちろん名作と言われたのでしょうけど、偉大な4に続いて、ってことで低評価になってしまったようです。


 最大の原因はバディ・システム、二人で行動して戦おう!ってことで、友達いない、あるいは人と一緒にゲームやりたくない勢にはまじで邪魔でしかない、ワタシもゲームは一人でやりたい派なので、実はプレイしてません、他人のプレイを見ただけ。


もちろんこの手のゲームでAIなんてクソでしかないので、CPUとの共闘はまじで面倒、とにかくただ面倒なだけなのです。友達がいて誰かと一緒にやりたいパリピゲーマーそんな多くないでしょう?っていうかそんな暇じゃないって。


 次に詰んでしまうことを防止するためにクリアしたステージを周回して弾集めが可能になりました。


 これが一番の賛否両論ポイントでしょうね、初心者にはふぅ、これでやっとワタシもバイオクリア出来るわ、ってポイントだろうし、いや弾切れしないで打ち放題ならごマンとある海外のFPS、TPSと同じやん。バイオのアイデンティティそのものを失っては本末転倒ですやん。ホラー要素ないし、ゾンビすらでてこねぇし。

 じゃあ弾集めしたくない人はやらなきゃいいじゃん、それだけのことだろ?とも言える。いやいや、そんなのサッカー苦手な人は手を使ってもいいって言ってるのと同じやで。とも言える。

 このへんはみんなが納得する答えは無いところです。売り物なんだからみんなが楽しめるように作る、企業的にはこれが正解。そうやって顧客に媚びてばっかりいるとテレビと同じようにユーザがバカばっかりになって、ゲームも終わるぞという意見も正解。


 ワタシは、ゲームはギリギリの難易度、であるべき。それがゲームのすべてだと言えると思っておるので、マニアしかクリアできないのではなく、たいていの人には、頑張ればギリギリクリアできて達成感が味わえる、そのバランス調整にこそ、リソースをつぎ込むべきだと思いまする、よって、弾稼ぎには反対ですね、甘やかしちゃダメ。成長しません。ズルが出来るとズルするに決まってます。 


ただグラフィックやモデリング、ライティングなどのセット、そしてバラエティに富んだ場面設計など、演出面はかなり良い出来です。実写よりもゲームを見たほうが圧倒的に面白い。キレイだしリアルだしゲームっぽい演出もあって楽しい。っていう時代の到来ですね。ストーリーはめちゃくちゃだけども・・・