2023年5月30日火曜日

2003 The Animatrix

  映画マトリックス、のスピンオフのアニメ映画。


 オムニバス形式で、いろんなアニメスタジオが10分くらいのアニメを作る、みたいな形式となっております。

 3DCGあり、手書きあり、スタイルは多様。でもだいたいは機械に人間が殺されるっていうグロ、ハードSFっぽいものが中心なので、グロが苦手、メカ苦手って人には合わないかも。

 わたしもあんまグロは好きじゃないので、いまいち。


 今思えば、この2000年ごろ、ってのは、こういう、ポストモダン、が流行った時期だったのだと思います。


 ポストモダン、って言葉は、ポスト構造主義、とかわけのわからん、言葉として濫用されたり、むちゃくちゃ空虚なディスクールとして、ストア哲学みたいな、ただのくだらないおしゃべりへと堕落したりして、すっかりすたれてしまいましたが、非常に簡単に言うと 「グランドストーリー」の無い世界だよね。ってこと、でした。人によって意味するところがまったく違うので困りますけど。


 とにかく、モダン、という言葉がすべてをややこしくしている原因で、モダンには現代って意味もあるから、現代のあと(ポスト)、も現代、なわけで意味不明になってしまうのですわね。でもポストモダン、っていう言葉の本来の狙いとしての、モダン、っていうのは、近代。のことです。

 だからポストモダン、っていうネーミングが悪いと思います。ロストストーリー、とかにすりゃあよかった。

 1960年代とかのものを見るとわかりますけど、科学はどんどん発展していく!未来はどんどんよくなってく!僕、科学者になるんだ!みたいにまっすぐ子供が言っていた時代がありました。

 それが、80年代くらいになるとオイルショックだの、なんだの、科学が進歩しても、全然平和にもならんし、エネルギーの奪い合いは激化するばっかだし、湾岸戦争だのくだらねー戦争ばっかり、全然未来はよくならんやないかい。ってのがわかった。

 正直に努力したところで、なんにもならん。


少年漫画的、努力、友情、勝利!って物語  , は存在しない。努力しても、何の成果もでないことが殆ど。勝つのは一人。頑張れば頑張るほど、一人勝ちして、敗者が増える、それが資本主義。ってことです。


 だから「物語のない、物語」、になっておる、それがポストモダンってわけ。


 もっとクソシンプルに言えば、めでたし、めでたし、にならない、善悪のはっきりしないものとか、ストーリーがめちゃくちゃでカオスな話になるというわけ。他の作品でいうと「イノセンス」とかもそうですね。

 ポストモダンの代表的な小説家にトマス・ピンチョンがおります。ピンチョンは謎の小説家で、めちゃくちゃな作品ばっかり発表しておる。


 なぜか2000年代ポストモダンが流行っておりました、9/11の影響もあって、単純なヒーロー的な話がちっとも受け入れられないっていう感じだったのですかね。

「ポニョ」もポストモダンな作品だと思います。ストーリーがなんのこっちゃわからん、善悪がぐにゃぐにゃしていて、結局何?みたいなのが無い。

 めっちゃ面白くない。という意見が多数でしたが、その通りで、大多数の一般人はポストモダンな物語なんて求めてない、ピンチョンだって読んでるのは一部の変態だけです。


 そういうわけで、このポストモダンの流行も、00年代後半になると、萌えアニメブームに取って代わられ、10年代アイドルブーム、猫も杓子もアイドルの時代となり、とにかくなにも考えたくない「現実逃避」、ちょっとでも知識をひけらかすとさっとひいていく「反知性主義」、トランプ政権支持みたいなのが流行し、コロナの流行により、それまでと真逆の、重苦しい、シリアスもの、がちょっと流行ってきてるのかな、と思いますた。くらーい話が多いですね。


1990 女神転生2

  ファミコンメガテンの続編。

  

 重要情報

*トラスタルト(最後のセーブまで移動の魔法)を覚えるのはレベル50です。めっちゃ遠い。

 トランパは結局最後まで覚えなかった、覚えてる悪魔がいるの???

*最強防具であるルシファーアーマーは、体力、知力が25必要。ルシファーソードは20??必要。 (装備による増加分はカウントされないので注意、素で25)

 知力は魔法防御も高めるので、力MAX、体力、知力25、残りは速さでいいと思います。ただ別に攻略には必須ではない。ただルシファーアーマーはあんまいりませんが、ルシファーソードばバカ強いのでオススメ。

 女のほうは、知力MAX、体力MAX、残り速さかな・・・?相変わらず運は捨てステータスです。


*金を稼ぐには、バアル城のハイアンドローで稼ぐのは早いと思う、とにかくこのゲーム装備がクソ高い。

*バアルを倒さないで保存していると、最後に、バアル、ルシファー、アフラマズダ、とボスが次々と仲間になるので、自分で悪魔作る必要なし。イベント仲間だけで攻略できる。素材集めめんどいって人は、バアル殺さないのがオススメ。ルシファーも全員ゴース!!っていうバーサーカーは倒しても良き。

 ただ裏ボスに会うにはルシファーが仲間にいることが必要。


 あとラスボスにはルシファーと主人公の攻撃くらいしかダメージはいらないので、結局はルシファーと主人公二人、回復役のバアルの4人でよき。他は肉壁にしかならん。



*ラスダンである鈴木カンパニーはノーヒントでどこにあるかわかりませんが、銀座のバジリスクがいたところを左にいって、氷漬けになったルシファーがいたところを通って銀座のB2、を左にいったところのくぼみにあります、どんなところに会社あんねん。

 なんでラスボスが鈴木カンパニーという謎の名前の会社にいるのかはまったくの謎。

一説には、マサカド、をゲームに登場させた結果、アトラスが呪われて、シナリオが変更されたという都市伝説があります。


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 メガテンシリーズ最高傑作、ファミコン最高のRPGと言う人もおります。真メガテン3ノクターンもまったく同じこと言われてた気がするけど・・・、最高のRPG、PS2最高のゲーム・・・熱心なメガテン信者がいるのですわね。


 でも決して過大評価ではない。ものすごい作りこまれていて、ボリュームもすごい。

核戦争??で滅んだ世界からスタートという衝撃的な始まりで、ボロボロの廃墟になった東京を旅して、救世主となるという、メガテンとしてはおなじみのあれですが、当時としてはすげーショッキングな内容だったと思われます。滅びたところからスタート!?


 熱い、90年代の始まりにふさわしいゲームということかしら。


 1では最初のザコのノームの魔法で即死、というひでーバランスでしたが、2は剣と銃、という武器が二種類あって最初のほうは銃でザコと戦えます。後半は武器の性能がバカアップ、武器だよりのゲームになる。

 あいかわらずダメージ計算は武器の性能だよりで、武器が弱いとちからが強くてもまったくダメージは入らない。剣に関してはイベントかドロップでしか手に入らないという謎使用。

 というか2、は悪魔が強くて、主力は悪魔です。悪魔はステータスが低いけどなぜか攻撃力はめちゃ高い。たぶんこれは悪魔にも武器という設定があるのかしら???


 作りこみのすごさの一つとして装備品が多いです。兜、、体、剣、銃、手、靴、背中、アクセサリーと装備スロットが多いです。顔と背中、があるゲームは珍しい。銃と剣があるゲームも珍しいが・・。

 悪魔の種類も1と比べると格段に多い。


 ただやっぱり非常に難解でわかりにくいです。2Dマップがある分ちょいマシだけど、フラグの立て方、イベントの進め方、めちゃクソめんどい。

 ほいで結構東京中を自由に移動できるので、なかなか次どこへ行けばいいのかわからん。マップも地下道などくそややこい。3Dダンジョンの1マスに隠れたイベントを探せというのか???

 ダンジョンももちろんいやらしマップ、暗闇、ダメージ、落とし穴・・・とくに巨大な魔物に飲み込まれたダンジョンはかなりえぐい。

 ルーラ的な魔法はかなり後半にならないと覚えない。廃墟の東京が見た目的にはどこもまったく同じなので見分けがつかん。東京、の地名が頭に入ってるとややわかりやすいけども・・・

 さらに地上と魔界??という広大なマップなので迷子必須。

あと装備品の値段が異様に高い。なんで???


 正直攻略情報なしでは無理ゲーに近い。基本的に、ピラー、というのを七つ集めて東京の爆心地から魔界へと乗り込むという筋書きなのですが、そうだったの??って思うくらいノーヒント。某ゲームのオーブ集めるやつと同じくらいしんどい。

 さらに魔界に入ると、今度は七大悪魔と戦って、7つの玉を集める必要がある。この構成はジョジョ三部みたいですね、表の7つ、裏の7つ、両方あつめてラスボス、さらにその裏に裏ボス。RPGの一番盛り上がるベタのシナリオと言えます。


 ゲームとしての厚み、やりごたえ、世界観、悪魔を配合していく育成的面白さ、ファミコンとは思えないほど分厚いゲームです。ぶあちー!って思いますね。


2023年5月28日日曜日

2017 Guardians of the Galaxy Vol. 2 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

  マーベル映画シリーズであり、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの二作目。


 マーベル映画の中でもちょっと異質でゴリゴリのSFとなっております。


 ゴリゴリの特殊メイクばっかりで、普通の人間のほうが少ない。


 ちょっと感動的なシーンとかもあったりするんですが、ん~・・・、全身真っ青のキャラでは泣けないか・・・


 あと全身金粉人間はちょっとギャグでしかないか・・・・


 映画全体を通して、明るく軽快なコメディ調で、オールディーズをフィーチャーしております。


ん~~~・・・・・、どうですかみなさん??


 ちょーーーーっとめちゃくちゃすぎるか。


 ストーリーというストーリーがほとんどまったくありません。全編アクション映画でよくある、冒頭のド派手アクションで観客を引き付ける、みたいなの、といえばわかりやすいでしょうか。なんの内容もない・・・、わりには長い!130分近くある。

 なんかずーっとふわふわしてる、バキバキドカン映画です、なら90分でいいか。ちょっと目がぐるぐるしますね130分は・・・


2023年5月26日金曜日

2001 カウボーイビバップ 劇場版「天国の扉」

  カウボーイビバップの劇場版です。

ワタシはアニメ版を見てないけど、初見の人にもちゃんと見れるように作ってあります。


 SFと西部劇をまぜたような世界観で、内容は結構ベタなハードボイルドものって感じですね。賞金稼ぎがいて、軍がやばい兵器を開発していて、それが漏れて、しまって・・・っていうやつ・


 メタルギア系の話って言えばいいのか。


 ハードボイルドガンアクションかと思いきや、割と格闘メインのお話で、途中めちゃくちゃ唐突に戦闘機アクションシーンもあります。

 アニメ映画なのに110分近くあってかなりのボリューム。


 日本アニメっぽい中二感は少なくて、おしゃんなアニメ映画となっております、海外のほうがウケがよいのも当然って感じ。海外が好きそーな感じですね。


 CGも最低限に抑えられていて、めちゃくそCGやん、ってかんじになっておらずにこれもおしゃんとなっています。


おしゃんなアニメを見たい方にはおすすめいたします、まぁまぁ面白い、あと声優がかなり豪華。


 これサンライズが作ってるんだ・・・納得、だから突然のメカ演出だったのね。

2023年5月21日日曜日

1994 デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編

  魔界村スピンオフのレッドアリーマーが主人公のゲームです。

 

 が・・・ん??


 めっちゃすぐに終わりました。アレ??



 どうやらいろんな隠し要素を集めると真のラスボスに会えるみたいなゲームらしい・・・ちょっと面倒か・・・・

 

 普通にクリアするとステージが4つしかないので、15分くらいで終わりました・・・アレ?


 私あんまこの、隠しアイテム集めよう系のゲーム好きじゃありませんねぇ・・・、水増し感がいなめない・・・

2023年5月20日土曜日

2016 Doctor Strange ドクター・ストレンジ

   マーベルシリーズの作品。


 名前だけは聞いたことがあるドクターストレンジ。たぶん漫画だと相当長い間連載されてるはずです、なんかちらちら目にするものね。


 なんかSFチックな話なのかな~と思ってましたが、ゴリゴリの魔法ファンタジーでした。チベットのカトマンドゥで魔術を学ぶっていう非常にベタな話。


 ほいで映画なんですが、なんか最近流行ってる、街がグーン!って動いたりぐるぐる回転するやつの、それの最終形態って感じですね。どう考えてもやりすぎってくらい、ビルをぐるぐる回転させました・・・・


 ちょっとあまりにもCGか・・・・

 

 ただでさえ魔法という何でもあり世界観なので、あまりにもCGだとなんか・・・ふーむ。


 とにかくCGなのでハリウッドのCGが見たい!って人にはいいかもですね。


 最後には時間を巻き戻したり、ループさせるっていうゴールドエクスペリエンスみたいな話になってますがまぁ・・・

2023年5月19日金曜日

1987 ファンタシースター  2003 ファンタシースター generation:1

  日本のゲーム歴史でも最初期に近いロープレ。ワタシがプレイしたのは2003年のPS2リメイク。


 リメイクと言っても、2003年のPS2としては恐ろしくレトロルックなシンプルゲームです。


 2Dマップと3Dダンジョンで構成されてますが、3Dダンジョンは1マスずつ進むのではなくて、ぬるーーーーーっと滑るように移動するのが特徴。


 このファンタシースターが後のあの、オンラインゲームのファンタシースターオンラインになるわけですが、ゲーム性はまっっっっっったく違う。

 スペースファンタジーロールプレイングゲームと公式が名乗っています。がSF要素は宇宙船とかがあるだけで、内容はペルセウスの盾だの、メデューサ、ドラゴン、などギリシャ神話に題材が取られていたりして、SF感はほとんどガワだけにしかありません。まぁ1987のスーパーレトロゲームなのでそこを詰めるのは酷っていうもの。


 難易度はひじょーに高い。デゾリス星、という最後の星に入ってから敵が馬鹿強い、回復ポイントめっちゃ少ない。メガテンみたいにレベルアップするとMP回復するっていうボーナスも無いので、ダンジョンでまともに雑魚と戦ってたらいつまでたっても進めない。MP回復の手段ももちろんほぼ皆無。

 主人公の逃げるが成功する魔法があるのですが、これが生命線、とにかく雑魚からは逃げて、ボスまで温存するっていう方法。この後半の雑魚めっちゃ強いってのはドラクエ2みたいなバランスですね。正直レベル上げまじ必須。


 あとオートマップ機能がなくて地図もない、あるのはミニマップを表示するアイテムのみ。そのアイテムが切れたら詰み。とにかく爆買いして持っておくしかない。めっちゃ不親切、これがレトロゲーム。

 ただダンジョンはウィズとかメガテンみたいにぐるぐるとか暗闇とか、落とし穴とかいやらしいトラップでてんこ盛りってことはなくて割とシンプル。


 久々にむずいロープレやったって感じですね。うわーこのいちいち敵強い感じ久々だわ・・って感じです。

 あととにかくMPの消費が多いです、ベホマラー的な魔法しかほぼ回復手段はないのですけど、MP消費45!?  MPがせいぜい300とかなので、6回くらいが限度。そしてエンカウント率もバカ高い。だいたい5マスで敵に当たる。

 主人公がとにかく良い魔法覚えないってのもある。シビアですねー。


 あとドはまりポイントなのですが、このゲーム


何回も話しかけないとフラグが立ちません


 それを忘れるととんでもないことになる、誰かとあったら、何回も話しかけまくる。これは絶対です。


 ほいで古いゲームのクセにボリュームかなりあります。ライトゲーマーにはデゾリスの冬は超えられないだろうね、とにかくクソ面倒なルートなんだから。


 クリスタル、というアイテムを2個装備した組み合わせで必殺技が出せます、コラボという。だいたいは一回きり。

 サンダーストームという魔法が馬鹿強くてボスでも数ターン麻痺させます、強いというか正直これ無しではブラックドラゴンとかにほぼ勝てない。だからこれを知らないとやばいことになります。


 なぜかラスボスは弱いが、ラスボス手前の二人のボスが上述の通り、サンダーストーム無しではむちゃくそ強い。1ターンで二人消されることもある。

1999 Fantasia 2000

  ディズニーの、っていうかアニメーションの不朽の古典、ファンタジアを1999年にリメイクした作品。

 当時の3DCGと手書きアニメーションをミックスした手法で制作されてます・・・


が、この時期の3DCGは正直見てらんないですね。1940年の手書きアニメーションは今でも無茶苦茶すごいのに、3DCGは見るに堪えない、これいかに。


 やっぱり黄金時代、のアニメーターはむちゃくちゃすごいとしかいいようがないですね。いわゆるフルアニメーション、動きのスムーズさが段違い。もう二度と、あんなアニメーションは作られないでしょうね。


 ディズニーの手描きアニメーション部みたいなのは解散してしまったんですかね?3DCGにももちろん良さはあるけど、正直完全な別物なので、手書きアニメが見たいですねぇ。

2023年5月12日金曜日

2016 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(原題: Captain America: Civil War)

   キャプテン・アメリカとありますが、内容はキャプテンの映画ではなくて、アヴェンジャーズ総登場のアヴェンジャーズ映画です。さらにスパイダーマンやら新キャラも続々登場していよいよカオスって感じの映画。

 二時間半もあって、すぐに詰め込みすぎだな、とわかるのですが、まさにその通り、いろんな話をぶっこみすぎていて、どういう映画なのか?と言われても説明するのに相当時間かかるタイプの映画となっておる。



 ようするには、キャプテンとアイアンマンの二人の陣営にアヴェンジャーズが真っ二つに対立してしまうっていう内ゲバの話ですね。それはポスターにすでに描かれているのでネタバレでもなんでもない。



 アクションなど、色々派手で、面白いシーンはたくさんあります。ただプロットというか全体の物語というと、ちょっとなんか、スッキリしないというか、ん~~~???って感じですね。スッキリ爽快アクション活劇、って感じじゃないし、ん~~・・・なんかちゃうなぁって気がワタシはしましたね。


 要するには、スーパーヒーローが活躍してるところで、市民が犠牲になってるよ!っていう話なんです、ウルトラマンが戦ってる間に建物壊された!!みたいな話。それ言うかね、タブーに踏み込む、みたいな話ですが、全然釈然としませんね、いやいや、全員好き勝手なこと言いすぎだろ。って感じしかしない。ほいで困ったら家族が殺された!です、それしか無いのかって感じがするなぁ。


 家族が殺された!っていう動機の悪役はなんか、小物すぎるきらいがある・・・、あと悪役の俳優が全然悪い人っぽくない、普通すぎる。ディオみたいな悪のカリスマみたいなののほうがやっぱいいよね。

2023年5月11日木曜日

1992 LUNAR ザ・シルバースター  2009 LUNAR ハーモニーオブシルバースター  ゲームアーツ

  めっちゃわかりにくいのですが、ルナシリーズの一作目で、ハーモニーオブシルバースターは、このルナ、のPSPでのリメイク版です。他に1996、メガドラ。1998 PSX 版と二回もリメイクされてることになります。


 制作はゲームアーツ。このゲームを知らない人は、いわゆる任天堂キッズ達で、これとグランディアを好きなのはセガキッズですね。ルナの最初のやつはPCエンジンだったので、ファミコンとスーファミしか持ってなかったやつは知らなかったというわけ。


 このゲームアーツという会社は、ひじょうに丁寧なゲームづくりをする会社として有名で(グランディアシリーズの会社)、このルナ、もひじょうに手が込んでるっていうのか、派手ではないのですが、丁寧な作りです。音楽もしっかりしている。とにかく斬新なところはないけどしっかりしてるのです。


 普通のアニメがちょくちょく挟まってくるのが特徴で、劇場版アニメとゲームが一体になった、アニメ映画ゲームって感じなくらい、アニメが多いです。そういうゲームってゲームのほうは薄くてペラペラっていうイメージですが、ところがどっこい、背景の書き込みとかかなーり丁寧な作りです。

 アニメのほうもデザインは92年ですからダサ坊ですが(特にドラゴンマスターの服がかなりダサい)、なかなかしっかり作ってあります。ゲームの世界観はあれです、世界名作劇場みたいな話で、小学生にもわかるようなベタ中のベタ。あるいは王道中の王道。めちゃクソストレート投げてくるやんっていう話です。勇者になりたい少年が、稚地味の悲劇の運命を背負った少女をたすけるために、四匹の龍の試練を超えてドラゴンマスターとなり、魔王的なやつを倒す・・・ど直球ストレートロープレですね。


 ゲームシステムはベタベタのターン性RPGにちょっとだけ場所の概念があるくらい、ボリューム的にも、25時間くらいです。これもまぁ1992年の作品ですからそんなもんだろうってことですね。

 ただシナリオ的には、埋まりきってないところがあって、青い星については匂わせだけで全然行かないで終わります、それが続編へのフリとなってるわけでしょう。

 なんにせよゲームアーツのロープレにとってもはじめの一歩ってわけで、はじめは基本的な王道を攻めろってことなんですね。



 問題点もそれなりにあって、魔法エフェクトが長い&ストロボなので目に悪い。ゲームのテンポが遅い。敵が多すぎる。シンボルエンカウントなんですが、マップ切り替えで全部の敵が復活なので、迷うと何回も戦う羽目になる。さらに敵シンボルがでかいし、こっちに突撃してくるので避けるのが難しい。ところどころギミックが意味不明なダンジョンがある。ずっとぐるぐる回って雑魚と戦わせられると吐きそうになります。

 あとやっぱ戦闘システムが単純すぎて単調な問題がありますね。アクション性に乏しい。

2023年5月8日月曜日

2000 バンパイアハンターD 川尻善昭 マッドハウス

  マッドハウスのアニメ映画。ワタシみたいに葦プロダクションの映画版と間違えないように。


 元は小説、のようです。この内容小説で伝わる???


 とにかく作画がむちゃくちゃ気合が入っています。めっちゃくちゃ描き込みがされている、かといってリアルというわけでもなく、耽美的っていうのか、ヴィジュアル系っていうのか、独特のスタイル。

 この川尻善昭っていう人はこういう作画スタイルが好きのようです。めっちゃくちゃ描くの大変だなぁっていう絵柄ですね。アメリカで先行上映されたってのも頷ける、あっちのコミックっぽいですかね。しかしとにかく死ぬほど作画大変だったと思いますね。よくそんな予算があったなぁ・・・。


 しかしだいたい画面がくらーいので、あんまりよく見えないのと、ストロボシーンだけはやめてほしいです、目がやられる。ポケモン前夜??まだストロボが禁止されてない時代だったっけ?2000年って?

 2000年なのであと画質がちょっと荒いのがもったいないですね。


 ワタシあんまこの川尻善昭って人をよく知らんので、調べてみましたが、あんまし監督としての作品は取ってない、でも今だに現役で絵コンテとかやってるようです、呪術廻戦とかめちゃくちゃ最近のアニメもやっている、まだまだ現役、70近いジジィのようです。たしかに絵はひじょーに上手いです。好き嫌いは分かれる絵面ですけど。


 映画の内容は、小説読んでないワタシみたいな初見には、どういうこと???どういう世界観やねん!?っていう??ポイントが多数。なんか幽霊みたいになるやつとか、バルバロイという超能力を持ったモンスターとか、最後にはチェイテ城からロケット飛び立ったりとか・・・

 これだけ聞くとハチャメチャスチームパンクみたいな話ですが、舞台設定は、未来、の話なので、SF吸血鬼物語ということのようです。中世の話、と思って見ていると、はぁ!?ってなる。


 しかしとにかく作画がすばらしーので見てみるべき作品ですね。

2023年5月4日木曜日

1985 Vampire Hunter D: Bloodlust バンパイアハンターD

  2000年に公開されたアニメ映画。


 2000年??にしてはずいぶんふるーい感じです、1990年っぽい。マッドハウス作画ってこんな感じだっけ?


 っ思ったら!ワタシが見てたのは1985年の葦プロダクション版でした!どうりで作画古いと思ったよ!なんと!

1985年と2000年、2回映画になっとるんやないかい!


 原作は小説で、ワタシはまったく読んでませんので、まったくの0で見ました。


 結構どういう世界観やねん!みたいなことが多いです、主人公は手になんか変なおっさんがついとる。まったく可愛くないマスコット。 

 そしてやたらパンチラが多い、めちゃくちゃ突然のシャワーシーンも有る。でも全体としてはダークで硬派な世界観であります。


 この90年代アニメブームのころあたりからデジタル作画に切り替わる2005年くらいまでですかね? のワタシが三段アニメ塗りって呼ぶものは独特の良さがありますよね。

 基本めっちゃ描くのがしんどいので、キャラ(のカラダ)がでかくなりがちなんですが、1影、ともっと暗い2影(あるいは黒ベタ)があるおかげで、独特の重厚感が生まれます。


 最近三段塗りのアニメはめっぽうみなくなった。萌えアニメブームのおかげで、1影の影色もどんどん薄くなっている気がします。全体的のアニメのトーンと彩度はどんどん上がっている傾向にある。肌のアルベドなんてほぼ明度99でこれ以上上がらないところまで来ている。

 

 ちょっとホラーっぽいというか、重い作品が減ってるのもあります、グロ、は増えてるが、ダークではないですね。少年アニメ系が、どんどんグロ描写がエスカレートしてるってだけで、ゴシックっぽいっていうのか、耽美的っていうのか、そういうのはとんと見ない。

2023年5月2日火曜日

1987 デジタル・デビル物語 女神転生  1995 旧約女神転生

  メガテンシリーズの原点。どうやら小説が原作?らしい?

私がプレイしたのは、スーファミでリメイクされた、旧約女神転生。


 1でありながら、ほとんどシステムが完成してるのにびっくりしますね、ウィズスタイルの3DダンジョンRPGですが、悪魔と話して仲間にする、さらに悪魔を合体させて強くする。

 

 基本ポケモンもメガテンと同じゲームだといえます、メガテンのほうが悪魔合体できるからシステム的には高度。


 だたもちろん1ですので、仲間にできる悪魔も少ないし、悪魔はレベル固定で、さらに合体させての能力引き継ぎとかもない。とにかく強い悪魔は強い。基本はガシガシレベル上げて強い悪魔を作る、というガシガシレベル上げゲームです。


 こういうガシガシレベル上げゲームが好きな人はアトラス信者であり、そういう単純作業がキライな人には向かないゲームです。

 私は無心になってレベル上げするのは結構好きなタイプ。


 ダンジョンやボスは、アトラスクオリティでして、普通のゲームに比べるとむずい。3Dダンジョンというのが初心者お断りなところがある。ガキンチョにはレベルが高い。


 戦闘バランスは、まだまだひじょーに荒削りです。どういう計算式なのかわからないですが、武器が弱いといくら力が高くてもまったくダメージが入らない。レベル1のときは最低レベルの雑魚にすらまったくダメージが入らない。1も入りません、当たらない。

 とにかく攻撃が当たらない、ってのもメガテンの特徴で、基本当たらないです。当たりやすい武器もある。

 回復手段はほぼ魔法しかない、MP切れは死です。MPを回復する手段もおまけていどしかない。

 物理ダメージは武器の固定ダメージに対するつよさ、の掛け算(あるいはレベル差が影響??)なので、武器の固定ダメが低いとつよさがいくら高くてもダメージは1っぽい。


 敵の魔法は脅威で、序盤敵のザンで即死です。ノームが出てきたら死にます。今のロープレでいくと、序盤にこんな即死確定の雑魚が出てくるのは非常にバランス悪いですけど、それがこの時代のゲームです。 

 終盤になって強い武器が手に入るまで、主人公は肉壁です。ユミコと魔物の魔法だけが頼り。最終盤になってくると今度は魔法はまったく効かなくなり、主人公最強の武器がほぼダメージソース。


 ボスはアギ系は反射ってのがひじょうにいやらしい・・・、っていうか魔法はほぼ効かない。メガテンシリーズではお約束のタルカジャ重ねがけですが、初代ではそこまで攻撃力は上がらない。けど使わないとまったくダメが入らない場合もあるので必須。

 基本的にこのレベルまで上げて、この魔物を作らないと倒せない、という明らかなレベルシーリングが存在します、戦術でどうにかなる可能性は0に等しい、会心の一撃を狙うくらい。


 攻略も、ボスには特定アイテム持ってないと勝てない、ってことが多いのですが、ダンジョン隅々まで探してフラグ立てないといけないので、攻略情報としては難易度バカムズと言えます。ただ大昔の3Dダンジョンと違って、オートマップがあるのだけは救い。

 手書きでマップ書かないといけないゲームは極度のゲーム廃人以外さすがにやれません・・・


 あとこのゲームの謎システムとして、空中都市を移動させてダンジョンを移動するのですがあまりにも説明不足。意味がまったくわからない。

 とにかく船長に話しかけて、街を動かし、エレベータで一回に行ってまっすぐ出ると移動したダンジョンへと入る。


 全てのダンジョンはなぜか縦一列につながっているという意味不明な構造をしている。言葉で説明してもまったくわかりませんが、そうだとしかいいようが無い。ただでさえ3Dダンジョンでわかりにくいのに、この街移動システムが倍意味わからなくしている。


 あと雑魚の数が異様に多くてさらにHPも高いので一回の戦闘でめっちゃ時間かかることも・・、RPGとしてはひじょーにムズと言えるかも。雑魚が8体とか出てくるとまじで萎える。そして特に状態異常系のラミアとかはまぢで原辰徳です。


 なんにせよシリーズ原点、なのにひじょうに完成してますね。当時としてはすごい出来だと思う。