2000年に公開されたアニメ映画。
2000年??にしてはずいぶんふるーい感じです、1990年っぽい。マッドハウス作画ってこんな感じだっけ?
っ思ったら!ワタシが見てたのは1985年の葦プロダクション版でした!どうりで作画古いと思ったよ!なんと!
1985年と2000年、2回映画になっとるんやないかい!
原作は小説で、ワタシはまったく読んでませんので、まったくの0で見ました。
結構どういう世界観やねん!みたいなことが多いです、主人公は手になんか変なおっさんがついとる。まったく可愛くないマスコット。
そしてやたらパンチラが多い、めちゃくちゃ突然のシャワーシーンも有る。でも全体としてはダークで硬派な世界観であります。
この90年代アニメブームのころあたりからデジタル作画に切り替わる2005年くらいまでですかね? のワタシが三段アニメ塗りって呼ぶものは独特の良さがありますよね。
基本めっちゃ描くのがしんどいので、キャラ(のカラダ)がでかくなりがちなんですが、1影、ともっと暗い2影(あるいは黒ベタ)があるおかげで、独特の重厚感が生まれます。
最近三段塗りのアニメはめっぽうみなくなった。萌えアニメブームのおかげで、1影の影色もどんどん薄くなっている気がします。全体的のアニメのトーンと彩度はどんどん上がっている傾向にある。肌のアルベドなんてほぼ明度99でこれ以上上がらないところまで来ている。
ちょっとホラーっぽいというか、重い作品が減ってるのもあります、グロ、は増えてるが、ダークではないですね。少年アニメ系が、どんどんグロ描写がエスカレートしてるってだけで、ゴシックっぽいっていうのか、耽美的っていうのか、そういうのはとんと見ない。