2023年6月30日金曜日

2017 Thor: Ragnarok マイティ・ソー バトルロイヤル

  マイティソー、というかトールというか、マーベル映画というか、の作品であります。


 トールとありますが、ハルクも出てきます、トール&ハルクって感じですかね。

 

 すごい、なんか、いろんな要素のある映画で、全然別の映画三つをマッシュアップしてリミックスしたみたいな映画。

 全然違う映画やん、ってくらいシーンごとに雰囲気がちゃう。


 要するには、死の神ヘラを倒そう、というパートと、異世界でとらわれの身になってグラディエイターになってしまった、反乱を起こして逃げ出そう、っていう話と、ハルク大暴れ大活劇!っていう三つのお話が、ごちゃごちゃに混ざってるというわけですな。

 

 もう0から新しいものってのは無いから、別の要素を混ぜ合わせてその化学反応を見る、という時代になって久しいですが、これもその試みと言えます。


 なんのこっちゃわからん、なんじゃい?っていう感想の人もおると思いますけど、とにかく派手で、明るく暗すぎないようにして、バキバキドカンという映画で、私は結構いいと思いました。やっぱハリウッドはこうでなくっちゃ。

 一時期、なんか難しいこととか、いいこと言いたいとか、社会問題とか、演出をダークな感じにしてみたりとか、そんなくだらないかっこつけでハリウッドらしさが失われてしまいましたが、やっぱハリウッドは全然内容の無いバキバキドカン映画でなくっちゃ。誰に批判されても、それを貫くことが大事ですわね。それがハリウッド映画道でしょ。


 芸人の感動物語みたいなのが流行ってますけども、私は常にふざけ続ける、真面目になんか絶対やらない、という芸人道、をもった芸人が好きです。

2023年6月24日土曜日

-500 士師記 聖書 The Judges bible

  士師記、という言葉はまったく意味がわかりませんが、英語ではJudges、和訳では「裁き人たち」の章となります。


 ヨシュアがイスラエルの征服をなしとげてからの、続くリーダーたちの話が語られます。そのリーダーたちを、裁き人、と呼ぶようです。


 モーゼがそうであったように、リーダーは立法者であり執行者であるので、判決を下すもの、であるので、裁き人、ってのはピッタリの名前ですね。


いきなり聖書のスピード感が上がってかなりの数のジャッジが列挙されているのですが

まず初めて女性でリーダーとなったデヴォラ、が印象に残りますね、女傑が聖書で出てくる初の例だと思う。

 そしてナジライト、神に選ばれて、髪を切ることを禁止された存在「サムソン」が出てきます。サムソンは、ごりごりの脳筋の豪傑でして、こういう豪傑こそ、ほかの歴史ではよくでてくるタイプの人間です。素手で何千人も殺した、みたいなほら話を含めて、やっと普通の歴史の人物って感じ。死に際も派手で豪快です。

 結構民衆はこういうわかりやすいパワー型人間を愛しますね。


 ほいでかなりめちゃくちゃではちゃめちゃな事件がつらつらと書いてある、ちゃんと想像すると目を覆いたくなるような出来事ですが、まぁこれが古代というものでしょう。

 

2023年6月22日木曜日

1989 ファンタシースターII 還らざる時の終わりに

  *黄金の石の入手方法ですが、ほかの攻略サイトの情報は間違っていますので訂正

カインズを仲間にいれた状態で、ピエタのロトと会話を何回かして博士の情報を得る

モジックハットをかぶって!! アウクバルの住民と話す


 マジックハットともうひとつ、モジックハット、という装備があります。デゾリア人で会話にならないNPCはマジックではなくて、モジックをかぶることによって会話可能になります。間違えやすいので注意。


 黄金の石を持って再度ロトに話すと、持ってるだけでこうげきりょくがあがるアイテムが手に入ります。このゲームザコ敵がバチクソ強いので必須アイテム。


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 ファンタシースターの続編。

 

鬱ゲーの始祖と言っていいのではないでしょうか、それまでのRPGってだいたい悪いやつがおって、お姫様をさらわれて、それを取り戻す、みたいなドラクエ1みたいなお話ばかりか、ウィズみたいにほぼまったくストーリー無いってものだったとおもうのですがこのPs2は序盤から非常に、えぇ・・・、ってなるような展開、中盤以降はずっと犯罪者扱い、中盤の最後にもかなりがっくりくるシナリオがあり、さらにラストには・・・


 みたいな終始いいことが起こりませんw 終わり方も、衝撃的なラスト、と言われる通り、えーーーっ!?っていう終わり方をします。


 このゲームボス、がめっちゃ少ない 4体?? のですが、ザコ敵が驚異的に強いです、まずほとんどダメージが入らない。どういう計算なのかわからんが、唯一ダメージが通用するのはルドガーの銃、ほか剣は通用するやつにはまぁまぁダメージが入るのですが、後半敵がメカばっかりになってからはまじでまったくダメージが入らない。

 よってアイテムによる魔法攻撃だけが頼りになる。


普通のザコにもバフ、デバフ、総力戦でいかないとあっさり死にます。ダンジョンの構造前作は3Dで今作はオーソドックスなドラクエ式2Dなのでやさしいかと思いきや、きぃーーー!!!ってなるくらい複雑ですw

 最近のロープレではめったにお目にかかれない難しさ。あぁ~~、昔のロープレだわぁって感じですね。これがあるからレトロロープレはやめられないのかもしらん、とにかく難易度が高い。


 

と私は思う、そっから攻略法を考えていく、最近のゲームは勝てない敵がいないまま終わってしまったりするので、そうなるとゲームが始まらないまま終わってしまう。


 武器などの値段もとにかく高い。


 唯一の攻略法としては回復アイテムが安いということです、回復は魔法で行うべからず。アイテムアイテム!アイテムが頼りです。リュックにパンパンにはちきれるまで回復アイテムを買い込むのが吉。


 メンバーですが、主人公、ルドガー、これは絶対に入れないと攻略できない、ほいで回復役のアンヌを入れたくなりますが(実際私はそうしましたが)実はアンヌは必須ではありません、とにかくアイテムが大事なので、素早さを重視してシルカ、さらに全体攻撃のアーミアが使えそうにみえて、攻撃力低すぎてダメージはいらないので、ここは必殺技の強いヒューイがオススメ、とにかく硬くて強いメカ特攻のあるカインズでも可。アイテムがかりは盾二枚装備すると前衛よりも固くなります、アイテム使うだけなのでこれでOK。

 

 デバンドというバフが超強力でダメージが全員半分になります、雪の冠というアイテムで使えるのでこれが超必須。まず戦闘になったらデバンドをかける、これがセオリー、じゃないとすぐに全滅する。


 まぁいまさらこのゲームやる人いないか・・・・


-550 ヨシュア記 聖書 Bible Joshua

  モーセ五書が終わってここからは「歴史書」という扱いになります。どうやらヨシュア、には実在のモデルがいるらしい。


英雄ヨシュア、の戦いの記録が殆どになります。


 ヨシュアの戦略ですが、とにかく「殲滅」、これにつきます。街を攻略したら一人残らず皆殺し。女子供にも容赦なし、もちろん内部の罪人も死罪。とにかく厳しい。


 ただ見知らぬ土地に侵入し、そこを制圧し、そこに定住するというのであれば、これは冷静な判断と言えます。生かしておくと、結局ろくなことにならない。これは歴史の教訓であります。遺恨は残り続けるし、結局和解なんてできない。

 特に敵地で戦争してるのであれば、捕虜にしたり、和平を結んだりしても、劣勢になったときに裏切るに決まっていますので、合理的に判断したら、全滅作戦というのが最善ということなのでせう、事実この戦略でイスラエルはこの地域に勢力を確保したというわけなので。


 もちろん残虐非道の誹りはまぬがれませんがこういうときに「神の命令により」という論理が役に立つわけですね、ヨシュアの命令で・・・では弱い、「神の命令で」殲滅させた。これが大事だということなり。

2023年6月19日月曜日

-500 申命記 聖書 Deuteronomy

  モーセ五書の最後の巻


 モーセが死ぬにあたって、イスラエルの人々にこれまでの歴史と、法律、をおさらいする、という内容と、モーセが死んでからのことが描かれています。


 繰り返し、あのイスラエルのあたりにはたくさんの「巨人族」がいたが、神の威光によってそいつらを倒した、という話があります。

 たぶんちょっと背の高い民族、身体がでかい人々がいたのでしょう。


 モーセは、こんだけ丁寧に説明しても、ワタシが死んだら、すぐにお前らは神を忘れて破滅するに違いない!と決めつけていて、実際に神も、イスラエルの民はすぐに堕落すると予言しております。

 いかに懇切丁寧に、何度も何度も何度も何度も教えたとしても、法律は破られる。非常に簡単に10個ほど!たったこれだけのルールなのに!?


 確かにモーセのルールは非常に簡単

唯一神だけを信仰すること

偶像崇拝しないこと

殺すな

盗むな

浮気するな

嘘をつくな

贅沢するな


 だいたいはこんな感じです、このすごくシンプルでほぼ当たり前みたいなルール、永久に守られることはありません。2500年、何の進歩も見られず。


 これで最大の預言者モーゼの物語はおしまいです・・・

-500 聖書 民数記 Bible Numbers

  民数記、英語だとNumbers、ですが、それだけ見るとなんのこっちゃわからん。


聖書の四巻目ですが、数、というのは、この章でモーゼがイスラエルの人口調査をしているからです、それでだいたい60万人ということになる。


 微妙にリアルで微妙に嘘っぽい・・・、エジプトから逃げてきた流浪の民が60万人も移動できるか?60万もの人を統率できるものか?って感じですね。

 しかも砂漠を40年もさすらうということになります。だからNumers、ではなくて砂漠の章と言われることもある。


 内容は人口調査もあれば、律法もあるし、イスラエルがだんだんとあの地域で勢力を拡大する様子の描写もあります、アーロンは死に、モーゼも余命宣告される。


 たぶんかなり嘘もありつつ、現実にも近づいてきている、ちょうど中間って感じですね。


 あととにかく厳しい、原理主義的っていうのもあります、戦争に勝ったら、相手の女も処女を除いて皆殺しです、もちろん神の教えに従わない人も死刑、とにかく死刑です。これが砂漠の掟ということなのかもしれませんね。そんなにちんたら考えてる余裕などない。

2023年6月16日金曜日

-500  レビ記  聖書 Bible  Leviticus

  聖書の第三巻


 レビ、というのは、氏族の名前で、このレビ族が、ほかの偶像を作っていたイスラエルの氏族を3000人抹殺したとありますので、レビ族はいわば原理主義者というか、武力的なパージによって氏族の中で権力を握ったのかもしれませんね。


 レビ記はほとんどが立法でして、法律の条文がつらつら書かれているようなことで、物語はまったく進展しませんので非常に退屈です。


 ですが、法、というのはそういうものなのかしりませんが、その影響力は大きく、このレビ記、がホモセクシュアルは石で打ち殺せ。ほかの性的マイノリティもすべて死刑としていることによって、現代においでも、文字通り、根が深く、血、の部分にまで食い込んでる、正統派至上主義、みたいなものが生まれております。

 要するにはマイノリティは殺せ、というのがこの立法の教えなので。

 とにかく非寛容、これにつきます。


が、それ以外はとても普通のことを言っています、外人にやさしくせよ、みたいなこともある。ただ、とにかく、正しいのはこれで、それ以外は認めない。これが旧約のコア思想ですわね。

-500  出エジプト記 Bible Exodus  

  Genesisに続く、聖書のいわば第二巻が出エジプト記。 Exodus、ですが日本語の出エジプト記、っていうタイトルはセンスないですね。

 エクソダス、のすわりの良さと語感の良さからはかけ離れている。


 エクソダスの前半は、モーゼとアーロンがエジプトで奴隷となっているイスラエル人たちを、約束の地カナーンに導くという話ですが、後半はずっと、儀式の細かな指定でしてめちゃくちゃつまらない、ほとんど別の本といえます。

 イスラエルの神殿のことをタバーナクルという言うようですが、ずっとそれの説明。ほいで儀式は、やれ生贄を捧げろだの、血に浸せ、とか血なまぐさいおはなしばっかりです。よって前半の、モーゼと神との対話、みたいなのがこの本の主軸なんですが、神、の性格がジェネシスとまったく異なっていますね。

 エクソダスの神は、めちゃくちゃ積極的に介入してくるし、そしてよくしゃべる、非常に自分が唯一の神であって、ほかの神は許さないというのを強調する。

 モーゼの神、とジェネシスの神はかなり別の存在という気がしますね。モーゼはヒミコみたいに神の言葉を受け取って民に伝える神官的な役割となっています。


 けど、最初のほうはモーゼは自分は民を導くには向いてない、人前でしゃべるのが苦手だから、と拒否してるのに、神が無理くりモーセを導いていくように描写されていたり、最初の神官として命じられるアーロンも、神の契約を無視して偶像崇拝をしてみたりと、モーゼやアーロンが自己弁明としてこの物語を描いてるような感じはしません。誰が書いてるのか??ってのが非常に謎な本ですね。

 エジプト人に対する神の罰が非常に厳しいことからも、エジプト人が嫌いな人物によって書かれているのは間違いないと思いますが。


 なんにせよ、このエクソダスで大事なのは、十戒、本文は全然十ではなくて、神が与えたルールはめちゃくちゃたくさんあるのですが、重要なのが十戒として残されています。

 宗派によって「偶像崇拝の禁止」があるかどうかだけが違う。カトリックは偶像崇拝の禁止を削っています、だからキリスト像、マリア像とかがあるわけ。

 これは実務上の問題だと思いますね、そうはいっても、何か象徴としてわかりやすいイメージ、があるほうが、信者を獲得しやすいわけです、見た目、がすべて。特に教育が少ない人々にとっては、視覚、の比重が巨大だということなり。

2023年6月15日木曜日

-550  聖書 創世記 Bible Genesis

  聖書、というと一つのでっかい本みたいに聞こえますけども、実際はいくつかの本をまとめて一冊にしたもので、最初の5冊がいわゆるモーセ五書、あるいた「トーラー」律法と呼ばれておりまする。


 ついに聖書読みだすと来るところまできたって感じですが、一応ものを書いたり読んだりする人にとっては、やっぱり避けては通れない本であります。歴史上一番読まれている本ですしね。


 でも、聖書ってのは結局、ユダヤ人たちの神話と歴史でして、ひとつの民族の歴史、であって、世界のすべての人にとって聖書って呼べるものではないです、特に旧約は。


 ただこのユダヤ人の神が、ほかの神の存在を許さない、唯一神であったっていうこと、ここにすべての始まりがありますね、これこそが、いろんなことのすべての原因であるといってもよい。


 とにかくGenesis、は聖書の最初の本。超有名な、はじめに言葉ありき・・・、世界の創造、アダムとイブの堕落、カインの殺人、ソドムとゴモラ、バベルの塔、ノアの箱舟とみんなおなじみのお話が続きます。世界で一番有名な創世神話。


 ただ創世記は結構長くて、そっからの物語もかなり続きます、そこはあまり有名ではない。アブラハム、太祖、がユダヤ人の元となる民族となり、子孫がずっと続いて、ヨセフ、という人物が、波乱万丈の生涯を送り、エジプトで権力者となり、ユダヤ人がエジプトに引っ越すことになる・・・、ここまでが創世記。


 書き手としての目線になってしまいますが、ノアの箱舟、までのストーリーは素晴らしいですね。もちろん創作ではなくて、いろんなほかのもっと昔の神話、から採用してるのでしょうけど。ノアの箱舟と似たような物語はほかの民族の神話にもたくさん残っています。


 ほいでアブラハムの物語は正直ユダヤ人以外にはまったくピンとこない。人名の羅列です。

 そしてヨセフの物語、これはまた、一人のヒーローの話みたいで、兄弟にねたまれて殺されそうになったり、奴隷になったり、いわゆる「物語」っぽい物語です。

 エジプトの歴史にはヨセフなる人物はいないらしいので作り話だといわれてますが、もちろん誇張とかがあるにせよ、似たようなことはあったんでしょう、それを膨らませたんですわね。単純な想像だけでは書けない物語となっている。



 なんにせよ、創世記、これはみんな読んでみるべき本。無限に引用が可能、普通に本として面白い。やや、というかめっちゃ読みにくいですが。

Neon Genesis エヴァンゲリオン・・・、新しい「創世記」、というアニメでした。創世記・・・、ふーむ。こいつは奥が深いね。

2023年6月14日水曜日

1987 watchman ウォッチマン

  オススメのアメコミを教えて。みたいなランキングだと、必ず上位に入る作品。コミックなのに、SFの賞や、小説の賞なども獲得していて、コミックであり文学、として認められてるということなんでせう。


 だが!私みたいなアメコミ初心者が、アメコミってどんなもんじゃろか?と手を出すには一番よくない作品ですので、アメコミの名作とりあえず読んでみっかー、っていう人は絶対に手を出さないほうがよい。


 いわばドン・キホーテ的な作品で、ドン・キホーテは騎士道物語、というのがたくさんあって、それのパロディ、アンチテーゼという作品です、このウォッチマンもそうで、アメコミのヒーロー作品が有象無象とあるが、それのアンチテーゼです。

 だいたい名作や歴史に残る作品って、王道の作品よりもこういう、アンチテーゼ的な作品が多い。いわばロック歌手が唯一うたったバラード、みたいなもの、それだけが代表曲として残るみたいなことが多い。


「ヒーローに人類は救えない」

 というのがこのコミックのテーマです。ドン・キホーテはコメディですが、このウォッチマンはそれをとってもダークで陰鬱に救いがなく惨憺とした世界で描いております。

 あぁ世紀末の作品やなぁって感じですね。濃密に漂うもうすぐ世界が終わるっていう、終末感。ひさびさに濃厚にコレを感じる作品が来たかって感じ。


 ひじょーーーーーに複雑で難しく、アメリカの現代史の背景知識などもないと解読困難。舞台も1930年から1980年代後半にかけて、非常に長い。

 舞台も時間や空間をころころ変わる、ポストモダン的な演出でややこしい。ただ、まったくめちゃくちゃなごりごりのポストモダン小説と違って、コミック、絵がありますので、エンタメ作品としてちゃんと成立しています。これを言葉だけでやろうとすると、まったく意味のわからんものになってしまうわけ。


 確かに名作と言われるのは納得、なんにせよ、すごい熱量、で描かれている。病的な、エネルギーを注ぎ込まれている。本文にあるんですけど、あまりにもグーーーンと重苦しいものが注ぎ込まれているので、息苦しくなって本を閉じたときにあ、はぁ・・・って安心するような本です。

 

 疲れてる人や、精神的にちょっとまいってる人にはまったくオススメできない。めちゃくくちゃヘビーな本です、ワタシ英語で読んだんですが、むっちゃくちゃ難しかった・・・コミックなのにここまで難しいのってほかにないんじゃないでしょうか、まじで、ぎちぎちに内容が詰め込まれていて、すごい熱量です。胃もたれまくり、むかむかしまくり、くらってしまう、胸糞でもある。健康状態を整えて、精神衛生もよくして、じっくり腰を据えて読めるひとは是非読んでみるべき作品。ただ本当に、アメコミ初心者、にはおすすめできない、超エキスパート向けの作品だと思う。


 映画もあるので見てみようと思います、というのは、ちょっとやっぱ難しすぎて内容が汲み取り切れなかった気がする・・、映画のほうがたぶんわかりやすくなっているでせう。

2023年6月6日火曜日

1997 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 Castlevania: Symphony of the Night

*犬に変身したり、変身中にマップを切り替えるとバグってフリーズしますので注意。だがこういうエフェクト途中でバグるのはよくある話。


悪夢に入るときに使い魔を連れているとバグってフリーズしますというか悪夢のステージは動作不安定に陥ります。メニューを開くとフリーズ、ボスの動きもおかしい。


 犬はいいとして、悪夢のステージに限ってバグが頻発するとはこれは一体・・??夢の世界だからそこまで忠実に・・・・?っていうかゲームでバグが発生するのって、すごく奇妙な話ですよね、なんでこんなバグが??ってことが起こる・・・

 別に悪夢ステージは攻略上さほど重要じゃないのでスルーするのも有りかも。

・あとこのゲーム開始四時間ぐらいでラスボスと戦闘になり、それでエンディングが流れます。えっ・・・?みじか・・・。まぁアクションゲームだしそんなものか、と思ってゲームやめないでください。

 そっから裏ステージなのか知りませんが、探索と続けると、どんどんマップが広がっていきます、最初のエンディングでやめるとゲームの20%くらいしか楽しめません。

 いわゆるバッドエンドってことなんでしょうけど、バッドエンドってほどバッドでもないので、なんの情報もないとそこで終わってしまう。まぁ魔動器が全然埋まってないから気づくかもしれないけど・・・、それにしてもこれは不親切ですね。エンディングのあとに冒険はまだまだこれから!地下墓地へ行ってみよう!みたいなヒントも何もない・・・


 あとマリアってあの、てぇーい!って鳥を飛ばしてたあのマリアかい!面影がまったくない!

 アルカードもクソザコから超イケメンになってるし・・・年月というのは恐ろしいもの?

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  悪魔城シリーズの作品。


 それまでのステージ攻略型から、巨大なマップを探索する、という探索アクションゲーム、へと変貌した作品。

 この「探索アクション」というジャンルは「メトロイド」と「キャッスルバニア」が草分けとなったので「メトロイドヴァニア」と呼ばれたりするようです。でも最初はメトロイドなので、メトロイドライクゲーム、でいいと思う。

 とにかく一つのゲームジャンル、を確立したゲーム。今でいう、ソウルライク、ゲームみたいなことですね。

 ソウル・・、も巨大な3Dマップを探索する、アクションロープレですので、2Dと3Dの違いはありますが、同じゲームと言えると思います。


 ただの反射神経が求められるアクションではなくて、レベルがあり、特徴をもった装備や武器があり、さらに必殺技もあったりなどして、育成とアクション、ロープレが一体になったゲームであります。

 単純に攻撃力が高い武器が強いというわけではなくて、じつは連射が効くパンチが強かったり、属性要素もあり、出の早い短剣、リーチの長い剣、さらにサブウェポンなど攻略の自由度はかなり高いです。

 いつも鞭で戦ってた悪魔上と違ってリーチが短いってのが全然別のゲームって感じがします。

 あと敵からHP吸収というHP回復手段が乏しいこのゲームの攻略の要となる必殺技のコマンドが結構むじーので格ゲー苦手民、というかコントローラーの反応が悪い人には厳しい。コマンドもベタではなくてトリッキーです。


 欠点としてはどこに行ったらいいかわかりにくい、移動めんどい。いきなり強敵にぶちあたって死ぬ、セーブポイント見逃す。攻略順序わかりにくい。などがあります。単純なステージ攻略と違ってマップとにらめっこしないといけません。

 例えばアイテム屋で鍵を買わないといけないのですが、非常に見逃しがち。それがないとまったく進めない。


 あと装備が整ってくると、敵が弱いってのもあると思う、アクションゲームみたいに敵の攻撃よける必要が無い、ごり押しでほとんど勝ててしまいます。悪魔城の難易度的やりごたえではかなーり簡単の部類。別のやりごたえ、はたくさんありますけども。


 ワープゾーンが少なすぎる気がします。普通にセーブポイントでワープさせてくれればよくないか?それだとフラグエラーになってしまうのであろうか?あと1マップで完成させるためにマップの構造がむちゃくちゃだったりします、異様に廊下が長かったり・・・、あと自分が今どこにいるかってのがいまいちわかりにくい。

 全体的にちょっと不親切すぎるところはあります、もうちょいヒントくれ。


 あとボスのレギオンが異様にグロキモイ。苦手な人はぎゃあああ!!ってなりそう・・・。後半の逆さ城にもグロい敵がけっこうおるので苦手な人はちょっとアレかも・・ゴア表現もあるし、血を浴びて回復するという仕様のシステムもあるので・・・


 なんにせよダークな世界観の探索アクションロープレってことで、非常に大きな影響力を持ってるゲームだと思います。アクションゲームの最大の欠点である楽しいけどすぐに終わる、っていうのを克服した名作と言えます。

 もちろん悪魔城名物の音楽も非常にGood、特に効果音が非常にきもてぃいい。杖でなぐったときのバキィ!って音、殴ったときぼこぉ!!って音も気持ちいい。音が聞きたくて敵を殴ってしまう、音ゲーみたいです


 ラスボスはあんまし強くない。というかそれまでため込んだアイテムがめっちゃあると思うので、思う存分使ってみるのがよかろう。


 最後までやるとわりといい話だったりする。といってもほとんどストーリーみたいなのはありませんけど。とにかく名作ですこれは。

2017 Spider-Man: Homecoming

  マーブル映画シリーズ。


 スパイダーマン。


スパイダーマンっておーーーーーーーーーーーむかし、から存在して、めちゃくちゃシリーズが作られて何度もリブートされてますが、もともとはマーブルコミックだったのにいろんなところに権利販売してしまって、本家でずっととうじょうしないややこしー版権キャラだったのですね。

 今でも、いろんなところが分割して権利を持っていて、スパイダーマン=ややこしい権利関係ってイメージがありますね。日本でも実写になったりしてたよね・・・?もちろんアニメとかにもなってる。

 とにかくマンガでキャラクターが流行ったら、いろんなところに権利を売るのはやめたほうがいいという教訓だと思います。


 そんなスパイダーマンですが、ソニー?がようやく折れて?本家マーブル映画としてスパイダーマンが返ってきたので、ホームカミング、というタイトルみたいです。でもクレジットを見るとソニーがいっちょかみしてるね・・・


 ほいで内容は、スパイダーマンが15才、という高校一年のクソガキっていう設定でして、ハイスクールもの映画になっておる。

 アメリカンハイスクール映画って全部まったく同じで、だいたいパーティがあって、好きな女の子を誘って、パーティーに行くが・・バキバキドカン、大ハプニング!っていう流れです。それしかないんか、ってくらいハイスクールといえばこれ。唯一アメフト部の嫌なやつと、チア部のイケイケ女子が登場しないくらいで、あとは全部お約束です。


 ん~~~・・・、せっかくスパイダーマンが帰ってきたのにこれが作りたかったのかしら?と私は思ってしまいました。なんかちゃうなぁ・・・別にスパイダーマンのファンでもなんでもないのですが、ちょっと内容薄すぎる気がしますね・・・子供向け映画です。