聖書の第三巻
レビ、というのは、氏族の名前で、このレビ族が、ほかの偶像を作っていたイスラエルの氏族を3000人抹殺したとありますので、レビ族はいわば原理主義者というか、武力的なパージによって氏族の中で権力を握ったのかもしれませんね。
レビ記はほとんどが立法でして、法律の条文がつらつら書かれているようなことで、物語はまったく進展しませんので非常に退屈です。
ですが、法、というのはそういうものなのかしりませんが、その影響力は大きく、このレビ記、がホモセクシュアルは石で打ち殺せ。ほかの性的マイノリティもすべて死刑としていることによって、現代においでも、文字通り、根が深く、血、の部分にまで食い込んでる、正統派至上主義、みたいなものが生まれております。
要するにはマイノリティは殺せ、というのがこの立法の教えなので。
とにかく非寛容、これにつきます。
が、それ以外はとても普通のことを言っています、外人にやさしくせよ、みたいなこともある。ただ、とにかく、正しいのはこれで、それ以外は認めない。これが旧約のコア思想ですわね。