モーセ五書が終わってここからは「歴史書」という扱いになります。どうやらヨシュア、には実在のモデルがいるらしい。
英雄ヨシュア、の戦いの記録が殆どになります。
ヨシュアの戦略ですが、とにかく「殲滅」、これにつきます。街を攻略したら一人残らず皆殺し。女子供にも容赦なし、もちろん内部の罪人も死罪。とにかく厳しい。
ただ見知らぬ土地に侵入し、そこを制圧し、そこに定住するというのであれば、これは冷静な判断と言えます。生かしておくと、結局ろくなことにならない。これは歴史の教訓であります。遺恨は残り続けるし、結局和解なんてできない。
特に敵地で戦争してるのであれば、捕虜にしたり、和平を結んだりしても、劣勢になったときに裏切るに決まっていますので、合理的に判断したら、全滅作戦というのが最善ということなのでせう、事実この戦略でイスラエルはこの地域に勢力を確保したというわけなので。
もちろん残虐非道の誹りはまぬがれませんがこういうときに「神の命令により」という論理が役に立つわけですね、ヨシュアの命令で・・・では弱い、「神の命令で」殲滅させた。これが大事だということなり。