2018年11月30日金曜日

2002 スーパーマリオ サンシャイン


 ウルトラメガヒットゲームマリオ64の続編としてゲームキューブで出たソフト。今回はリゾート地が舞台で、ポンプを使った、水、の描写に重点が置かれたソフトです。GCで水のレンダリングが出来るようになったよという意思表示でもある。

 マリオ64はワタシはすべてのスターたぶんゲットした・・かな?100枚コインで抜けがあったかも・・まぁそれくらいやりこんだのですが、これは一切やってませんでした。ゲームキューブを持っていなかったので。
 そんだけハマったのだから続編にも手を出しそうなものですが。ゲームキューブがマイナーハードだったので影が薄いですね。

 このゲームも出来自体はまったく悪くない、どう考えてもよく作られている,
文句無しの良ゲーなのですが、マリオ64という前作があまりにも出来が良すぎたためにどうもなんか評価が低くなりがちです。マリオ64がなくっていきなりこのゲームが出ていたら、ものすごい名作ってことになるのに。
 そういうものってありますよね、それ単体では明らかに名作なのに、ほかに超大作とかが同時期にあって見逃されてしまうという。

 マリオ64は出来がすごい良かったというだけでなくて、ほとんどのヒトにとって3Dのキャラクターを自由に動かせる初めての体験だったと思います、FF7もあったけど別にあれはアクションは出来ないので。初めて、の感動を超えるのは難しいですわね。マリオ64を見た時は文字通りバビりましたからね、3Dでキャラ動いてんじゃん!なんじゃあこりゃあ!って。



 ただ64とくらべて・・・

  ポンプを使うのがメインのため、幅跳びなどのアクションがなくなりました。なんとなくマリオの操作性が悪くなった気がします。あとパンチとキックがなくなったので、なんか敵を倒してる感じがしません。

 あとこれは3Dマリオ全部の問題だと思うのですが、何をすればいいのか?ってのがわかりにくいです。2Dマリオなら、もうやることは自明、とにかく進んで突破すればいいのですが、3Dマリオは非常に道に迷いやすい。64マリオはスタートを押すとマップ全景が見れたのですが、サンシャインはそれが出来ず、いまどこ!??ってのがすごいわかりにくい。また64は城を進むのですが、サンシャインは一つの街を移動するので、これも、えっ。どっち??ってのがわかりにくいことこの上ない。どうすればクリアなの?っていうのもすごいわかりにくいです。
 あとカメラを動かしつつ、ポンプも動かさないといけないので、非常にうまくいかない。
 FPS、TPSが好きでないヒトはたいていそうだと思います、カメラを動かすのと照準を動かすのと移動するので、どう考えても手が三本いることになる。


 されどやっぱりある程度の完成度まで高めるマリオチームはさすがというほかありません。出来る人間だなぁ・・・。

2018年11月28日水曜日

VR体験記 

 ちまたで流行りのVRってものを体験してみむというわけで、スマホ用の簡易ゴーグルを買って体験してみました。

 最初は、なるほどー。っていう感じで一週間くらいはいろいろためしてみて、なるほどー、っていう感じになりました。映画一本くらいのオカネで買えるエンタメとしてはこれは決して損ではないと思います。

 ただ一週間たつともうゴーグルをつけるのが面倒になっている自分を発見します。セッティングがいちいちめんどいのです。リモコンのBLUETOOTHを発動させたり、ピントを調節したり。

 ワタシは左右の視力が違うガチャ目なのではっきりとピントが会いません。さらにコンテンツごとにピントの位置も違うので毎回微調整が必要です。
 さらに最初の位置、を決めるリセットを何回も繰り返さないといけないし、見てる体勢もしんどかったり、あとゴーグル自体もやっぱり重いです。レンズがすぐ曇るので拭かないといけないし。スマホのジャイロやコンパスも誤作動が多くてなかなか思い通りに見れるようになるまでセッティングが大変。
 正直ずっとつけていられる時間は20分が限界だと思います。


 それとやっぱりコンテンツが全然ありません、VR対応のなにかってまだまだコンテンツが全然無い。そしてファイルのサイズがHDとかよりもウルトラ重いのでスマホに転送するのとかもめっちゃ時間がかかります、SDカードへの転送って遅いから。映画とかだと一本で16GBくらい食ってしまう。

 それでも数千円で、なるほどーこういうものかー、と楽しむには決して損は無いと思いますので、一度は体験してみるのはいいと思います。ただディスプレイ埋め込みの数万円もするやつを買うほどのことは無いって感じですね。
 ゲーマーとかでも結局は普通の液晶とキーボードに結局回帰するのと同じ現象ですね。はっきり言ってゴーグルつけながらゲームはめっちゃくちゃやりずらいと思う。


 目で見る、ってのはでもこれが限界なんだと思います、やっぱし目、にディスプレイで見せるってのが限界がある、私達が思ってるような完全な仮想空間に没入ってのはやっぱし神経接続じゃないと無理なんだと思います。ただみんな視神経接続は超こえーのでそれが発展するまではまだあと数十年かかるでしょうね。盲目のヒトの治療、みたいなことで少しづつ発展はしてるんだろうけど。

2018 hunter hunter 36巻

  新大陸?編が始まって、めちゃくちゃな数の登場人物を増やしたのを見て、あっ、これは壮大な前フリをして手を広げた結果、いきなり、富樫先生ありがとうございました!(打ち切り)のパターンだ!!と思ったヒトはワタシだけじゃなかったと思うのですが、どうやら描く気があったみたいで、ホッと一息してると同時に、まじでこの手の広げ方でやる気かよ・・・とゾッとしましたね。
 
 コマ割りが小さくなり、文字数が跳ね上がり

「もはや絵を置き去りにした」

 という新たなスタイルになっています。
 
 ワタシも小説は「絵のないマンガ」だと思ってる口なので、なるほどこういうことになったかっていう気がしています。映像、ってのは万能のようで、実は情報量がシャバシャバであり、詰め込める内容はすごく少ない。複雑な物語、を映像で作るのは無理です。マジック7、7人以上メインキャラを作ると理解不能になる。マンガのマジックナンバーはいくつなのかわかりません。小説も名前、を覚えられなくなる危険が大。
 いわゆる新大陸編は多数の人間が同時に動く「群像劇」スタイルなのですが、「群像劇」といいつつ、本当の「群像劇」って言えるものはこれ、という作品がなく、群像劇風、ってだけのものしかありません。この群像劇スタイルがちゃんと機能したら、新たな境地、が開けそうですね。
 ただ、やっぱり途中で破産ってことになるような気がして仕方がない・・・、それほど群像劇ってのを機能させるのは難しいのですよな・・。結局のところ、1人のスーパーパワーがすべてを解決する、というメシア物語、になりがち。そのほうが結局スッキリするからです。

 いやぁしかし37巻が出るまでまた少なくとも一年以上でしょうねー。でもこのマンガは一冊で普通のマンガ3冊くらいの内容があります、マンガでこんな疲れるのも珍しい・・・。

2018年11月25日日曜日

1999 バキ

 グラップラー刃牙の第二部的なものがこの、バキ、なのですが、このマンガって振り返ってみれば一体なんのマンガなのかよくわからんマンガなのです。

 まずは死刑囚。最強の死刑囚たちが脱走してバキたい、地下トーナメントで活躍したファイターたちと戦う・・という物語・・・がだんだんとスライドするように、にして中国最強の武術大会編に突入して、中国最強の老人と勇次郎の戦いとなり、それもだんだんと、モハメド・アリをモデルにしたボクサーの子供、アリJrのストーリーとなり、最後にアリJrとバキが戦う・・という物語なのか・・・と思いきやあっさりその試合は終わって、バキと勇次郎の試合がついにはじまるのか・・・というところで完結、となります。

 なっ・・・えっ・・・何??っていう物語の構成です。なんかそのときに興味があるものをとにかく描いて戦わせてみてる、っていう感じ。はじめから全部構想が練れていてこういうことにしようっていうふうに出来てるとは到底思えない。


 が、とにかく独特の語りの手口、これがバキイズム。マンガってのの時間の流れ方っていうのを誰か論文でも描いて下さい。小説とも映画とも違う、マンガの時制ってのがあります。

 たぶんみんな経験あると思いますが、マンガを読んでて一冊飛ばしてしまい、おや・・なんだか斬新な語り口だなこのマンガ・・・いきなり場面が飛んであとから説明されるのか・・・ん?説明されない・・。あっ!!一巻飛ばしてたー!ってことが。
 それでもマンガって成立すると思うのです、小説とか映画だと、明らかに、ん?なんかおかしいってわかるのに、マンガってワープしても成立する。
 全然知らない小説や映画を途中から見ても意味わかりませんが、マンガって、いきなり途中から読んでもなんでかわかる。このマンガ特有の事象を誰か解明してみては?

2008~ キングダム

 今!?ってことなんですが、最近読み始めました。ワタシマンガは完結してから読む派なんですが。どうもこれが終わるまでワタシが生きてるかどうかわからんってのは読んでます。HxHとかね。終わるの待ってたら寿命尽きる可能性大。

 めちゃくそオーソドックスなマンガやなぁって感じです、でもこれが売れるのもわかる。最近ワタシ、と世間、ってのの乖離がすごくて、なんでこれが流行ってるのかまったくわからん・・・ってものがたくさんあって、自分でも恐ろしくなります、じぇ・・じぇんじぇん世間についていけん。って。進撃の巨人、ちらと読んでみましたけれど何が面白いのかまったくわからん・・・、ってなりました。


 一時期リアル鬼ごっこという本が売れたり、Deep loveだっけか?携帯小説とかが売れ線だった時代に、小説好きの人々は、いやもう・・・何が売れるのかわかんない・・なんかもう何もわからん。本を読むのがいやになりました・・っていう無力感に包まれていましたけれどw それと同じ感じです。


 最近のコミケ、などではFATEが勢力が爆発的で、まさに王朝を築いていて猫も杓子もFATE、FATEって感じです。ちょい前は艦これ艦これ!っていう調子でしたけども。
 でもこれもワタシは、むぅ?っていう感じです。FATEの絵面ってそれこそエロゲーとか美少女ゲームとかでもそれこそ無数に、星の数ほど描かれてきたスタイルで、全然個性、ってのが無い気がワタシはする。いやこういうの他にもめちゃくちゃあったでっしゃろ?なんでFATEだけがそんなに人気あるの??って。
 シナリオも素晴らしい、深い、とみんな言っておられるのですが、・・・まぁ別に悪いとはいいませんけれど、この手のストーリー、めちゃくそこすられて来た何の新しみも無いヤツな気がするのですが・・・?ちっともついていけぬわい・・。っていう感じ。
 艦これに関してはどういうものがやってみたいと思ってはいるのですが、ずっとサーバーがいっぱい!で新規は手が出せない状態なんですよね。あの追っかけがライブのチケット全部抑えてるバンドみたいな状態。


 めちゃ脱線しましたけれど、このキングダムってマンガ、絵がちょっと劣化したバガボンド以外の何者でもない、と思ってたらこの作家のヒトってバガボンのアシスタントあがりみたいですね、なるほどね、描き方がまったく同じわけだわ。この描き方、Gペン主体でトーンを切り貼りっていう、30年以上前の描き方ですよね。シティハンターの時代からずっとこれだ、保守的です。だから保守的な層に受けてるんだと思いますね。
 

 しかしバガボンは実質連載中止、HxHはいつもの通り、NARUTO、ワンピは集英社のいつもの悪いところで金になる限りは続けるというスタイルでズルズルと間延びしておる。そんなとこにスコーンとクラシックなスタイルのマンガが出てきたという感じなのですね。

 絵が劣化したバガボンと書きましたが、別にそれはディスではありません、むしろいいと思います、バガボンドもベルセルクもそうですけど、描き込みすぎたあげく、集中力が続かなくて途中で投げ出してしまうってのが一番良くないと思います、人間一人に出来ることは限られてる。描き込めばいいってわけじゃないとワタシは思っております。4Kで映像がすごくキレイ!!っていいますけれど、別に絵のキレイさなんてそんな求めてない、映画でもなんども映像は昔比べればすごくキレイになったけれども、全くと言っていいほど映画を見てません。
 ただ、デザイン、はいかがなものかと・・・。それがワタシはすぐに読み始めなかった理由でもあります、な~んかキャラデザがいまいち・・、みんな面白いと言うのだけども・・・、やっぱ井上雄彦のほうが上手だなぁって思ってしまいますね

 中盤になってくると、絵はうまくなった?とはわかりませんが、とにかくモブシーンにつぐモブシーンでこれはアシスタントどちゃくそ大変・・・っていうカット割りにばっかりなっています、売れているから人数が増えてるのかわかりませんが、こりゃてぇへんだなぁ・・・・休載繰り返すパターンに陥らなければいいけど・・・





 プロットとしてはいわゆる歴史戦争物なんで、それだとしかいいようがありませんね。つまるとこほんっっっっっとに、スタンダード中のスタンダードです。全く何も描くことが無いときに歴史物が流行り出すものです。戦時下の日本でも歴史小説が流行りました、描くことが何もないからですね。描けることがなにもない、というのが正しいかもしれませんが。
 あと歴史、だから許されるってことが何故かいっぱいある。フィクションだと、はいダメー、って検閲入るところを、歴史、だと、歴史から目を反らすな!!っていう反論が出来る。これが非常にお得。歴史だと好き放題ヒトを殺せる、ヒトをどんどん殺すようなエンタメは卑怯だ、みたいな意識高い系のアーティストも、歴史物だと文句が言えない(しかしキレイゴトアーティスト達に言いたいんですけどそんなにみんなの力になりたいんでしたらタダで音楽配信すれば?なんで売るの?)
 人間を食べちゃってたり、四肢切断して肥溜めにポイ捨てみたいなのは、歴史、だから描ける、フィクションなら絶対BANです。

 それに歴史物ってのは、超詳細な設定資料集を用意してもらってるようなものなので、非常に楽です。キャラの名前を考える必要もないし。これ実は相当でかいです、名前を考えるのって非常に面倒で難しい作業。悩みだすと終わりがない。

 というか本来、物語、っていうのは歴史を語ることで、近未来だったり仮想のセカイのことを語っている物語、が邪道なんですけどね。これが本道であり、マンガのタイトルそのままに、王道、マンガです。ここまでストレートに王道、なマンガ、他にはありませんね。

 

1991 グラップラー刃牙

 格闘漫画は数あれど、ネタにされる回数でダントツの地位を築いてるのはバキだと思います。ドラゴンボールは格闘漫画じゃないとおもふ・・・。あまり喧嘩商売、のネタをしゃべってるヒトを見たことがない。

 バトル漫画、と格闘漫画があって、バキは格闘漫画の系列だと思います。つまるとこ柔道一直線、空手バカ一代、の梶原一騎の後継者です。格闘漫画ってのはバカ一代からずっと、大山倍達(極真空手)がだいたい中心になって始まります。ほぼすべての格闘漫画は大山倍達から始まると言ってもよいと思います。

 姿三四郎、というのが戦前の格闘小説のヒーローでして、宮本武蔵と姿三四郎が、戦前、戦中の武士道、的なモデルでした。
 大山倍達はバカ、で取り上げられてるように、宮本武蔵の熱心な読者だったらしいです。
 というわけで、いつの時代も格闘、を誰もが欲している、これは間違いありません。エロと同じくらい、格闘、は本質的なものですね。


 バキがネタにされるのは、やっぱりその独特のハイテンションです。なんでバキのイラストは全部赤っぽいのか、これはまじでわかりません。なんかカバーだけ見るとちょっとマンガ素人には手が出しにくい感じ。ワタシも最初はなんか・・なんじゃこれ??っていう感じで読み始めました。クセがすごいぃ!!
 しかし地下トーナメントでバキ人気がスパーキング、してメジャーマンガに躍り出ましたね。バキの地下トーナメントが面白い、という噂、がマンガ業界を駆け抜けた時代がありました。

 ワタシはバキをいっつも学校の授業の内職で読んでいたので、あんましじっくり読んでなかったので今になって読み返してみました。こんなマンガだったかぁ・・・って感じですね。
 グラバキ、正直幼年編は面白くありません、これは残念。読み飛ばしてもいいかも、しかし地下トーナメントは熱いです。あっ!こういうのが見たかった!っていうのに形を与えてくれましたね。おりしも世間も格闘ブームで時代にも見事にハマりました。

 現在、ガチ格闘はやや下火、むしろプロレスみたいなエンタメがまた盛り返しつつあるようです。
 タレントはUFCに全部とられてしまっている上に、UFCは著作権にうるさいみたいで、ペイチャンでしか見れないので、なかなか素人が見る機会がありません。それにワンデイトーナメント、みたいなわかりやすいイベント形式じゃないので、どう見ていいのかもよくわからん。
 ランキング形式でたぶん定期的にやってるUFCXXX、というナンバリング大会で勝っていくとランキングが上がりってことなのでしょうが、ボクシングもそうですがランキング形式ってのは常にうさんくささとの戦いで、なぜか勝ってるのにランキングが上がらなかったり、試合を組んでくれなかったり。上位16人を集めてくじ引きでトーナメントだ!!みたいなわかりやすいことにはなってくれませぬ。
 それは興行として可能な限り何度も試合をさせたりして、金儲けしたいからで、トーナメントにすると試合数が決まってしまうし、ガチ中のガチにすると怪我とかですぐにタレントがぶっ壊れてしまうという懸念ですね。

 他の格闘技もイベント的な見世物マッチで、誰が一番強いのか!みたいにはっきりくっきりしたものはお見かけしなくなりました。

2018年11月24日土曜日

2018  ベルセルク 40巻

 いつの間にか出ていたベルセルク40巻。ついに大台?

 だいたい最近は二年半に一冊というペースになっております・・・・。

そりゃ忘れるわ!!

 いきなり最新刊を読んだら、一体なんの話だったのかさっぱりわかりませんでした。よってちょっとさかのぼって読むと、あぁこんな様子だった・・っていう話だったのですが・・・あれ?こんな話だったっけ??っていう感じもしました。

 こんな恋愛ファンタジーみたいなノリだったっけ?妙に魔女っ子がやたらと登場して、ツンデレ魔女っ子が主役のマンガになりつつある・・・昔はなんかもっと殺伐としたグロホラーだったような気がします。まぁ相変わらずペニスの形をしたモンスターを描かせたら並ぶものなしですがw

 ただ、40巻、作画の様子がなんか変化しましたね。なんかガスっぽいというか、ペン画じゃない別の手法で描かれています、ついにデジタル作画を始めたのでせうか?なんか今まで、と雰囲気が変わりました。ますますイラストっぽくなった。
 
 あとコマ割りも細かく、トリッキーになりました。ベルセルクというととにかく見開き2ページに一コマ。ゴリゴリに書き込むスケールの大きな作画って感じでしたが、今回は非常に細かい。こんな技巧派の作者だったか?っていうくらい。コマ割りがすごいこだわっています。まさか、なのですが、別の紙に大きく描いてそれを縮小コピーして小さなコマに押し込む、という恐ろしく時間がかかり、ページ数が少なくなるという普通に考えれば漫画家としては自殺行為をしてるのかも・・・。

 コマが細かくなったことによってストーリーの速度は上がりました。うむ、こりゃ一巻仕上げるのに2年半かかるよね。って感じ。

 普通の週間連載で16ページの労力を、週1ページに凝縮させているというわけ。(週1ページだと、二年半でだいたい170ページ、単行本一冊ということなり)コンパクトに凝縮させる、というのは、非常にいいことなのかもしれません。

  一応現代はコンテンツが豊富にあって、情報過多なので、時間が無いヒトには、みっちり凝縮させた仙豆みたいなマンガのほうがいいのかも。連ドラなどは、内容は少ないのに尺を埋めるために時間だけ伸ばしてしゃばしゃばのアメリカンコーヒーみたいになっていて、時間の無駄ですから。

 ただ実際には現代もたくさんコンテンツがあるように見えて、その実、自己相似形。つまり何かのコピー、がちょっと形を変えて別のものとして扱われてるだけなので、相似形をまとめてしまうと、本当に見るべきものは全然無かったりします。たまに驚きます、なんで世界には70億人もいるのに、面白いものがこんなに少ないのだ??って。もっと毎日楽しいことがありそうなものだって不思議に思います。1人の漫画家が二年半に一冊しか出さなくても・・・。

 次は2020年か・・オリンピック後だな・・っていうのはあまりにも気が遠い話ですね・・・ぜってぇ完結しねぇだろこのマンガ・・・。ワタシ生きてるかなぁ・・・。
 
 

2018年11月23日金曜日

2005 ポケモン不思議のダンジョン 青・赤

 みなさん知ってるかどうか知りませんがワタシポケモン大好きなんですw シラネーヨ!っていうツッコミが入ったところで、これはポケモンと不思議なダンジョンのコラボです。不思議なダンジョンってのはすごいタイアップをしますね、トルネコ、チョコボ、そしてポケモン。エニックス、スクエア、任天堂。三大タイトル獲得ですね。メガテン、ペルソナとのコラボでグランドスラムもあるかもね。

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概要

 今回最初のポケモン、的なのは、アンケートみたいなので決まり、さらにパートナーは自分で選択できます。ワタシこの手のではぜっったいにゼニガメ派なのですが、アンケートみたいなのに素直に答えた結果コダックとなり(全部で10種以上、さらに♂、♀で違うので狙ったポケにするのはかなり難しいです、素直に受け入れるべきかと、クリア後にすべてのポケは手に入ります)。
 みずタイプで重なるからなのかパートナーにもゼニガメを選べず、ピカチュウにしました。いやコダックもピカチュウも好きなんですけどね。絶対にゼニガメのワタシとしてはやや不満・・・。と、思ってたのですが、だんだんパートナーのピカチュウのことがどんどん好きになりました。すごいげぃむだ。たぶんやればわかりますが、このゲーム、パートナーポケモン、めちゃくちゃかっこいいしいいヤツです。

主人公ポケも「あなたはのんきもの、他人に従わないマイペース、他の人とは違う遠い目で何かを見つめるタイプ」、という性格診断はピタリ。あぁワタシはポケだったらコダックなのか、と妙に納得。確かにワタシ自身のパーソナリティはゼニガメではない。

「おまえコダックなのにやけに強いな」
 っていうセリフがどストライクでハマります。

 コダックは二段進化だからゼニガメとかいわゆる御三家と比べて弱いんじゃねーのか?というワタシと同じ疑問を持った方、心配無用です。本編クリアまでポケは進化しません!!可愛くなくなっちゃうからしんかさせないのー♪というイエローも安心です。かわいいポケのままでいけるぜ。

このゲーム通常エンディングまでがプロローグみたいなものでそっからすべてが始まります。操作するポケモンの入れ替えが出来るようになり、ほとんど仲間に出来なかったポケがなんでも仲間にして育てることが出来るようになる。難易度的には、ボスにもかなしばりやマヒ、眠りもたぶん通用するので、行動不能にしてボコればクリアは非常に容易。(それは本家でもそうですね)。 
 ただ不思議なダンジョンらしく、いきなりモンスターハウスだ!!でかこまれてボコられるとなんにも出来ずに即死ってことが結構ある。特に眠らされるとまったく何もしないで天国ってことになるので要注意。あと異常に破壊力の強い技を突然出してくる雑魚もいます。
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 プロット
 ポケモンチーム、実はその脚本力も相当優れているとワタシは感じております。ポケモン始めると、だいたい自宅の横にデブの不審者がいて
「かがくのしんぽってすげー、・・・」
って新しい機能を紹介してくれますが
「かがくのしんぽってすげー!」

 って素直に喜ぶこの素直さっていうか人生を楽しもうとする姿勢、何者にも代えがたい、プライスレス。ポケモンに充満してるこの陽のエネルギーは一体なんなんだ!ってワタシはいっつも思います。

「なんでたにんごとなのにそこまでがんばるの?」
「じぶんのことじゃないからがんばれるんだよ、だってともだちじゃないか!」

何度も聞いたようなコトバなんですがワタシの相棒のピカがいうと・・・泣かすきかよw

 他にも、うわっ!そういうことか、と相当、シナリオが練れて、います。誰が書いてるのかしりませんが、シンプルな内容の中に、かなり精緻な推敲のあとが見えます。
「手伝ってくれたゴーストポケモン」って・・・まさか!あいつのことか!

 ワタシがシナリオに関して手放しで褒めるようなことは滅多にないのですが、このゲームのシナリオは、この手のゲームとしては完璧、に近いかもしれません。ワタシ文部科学省推薦を出します。
 あとドット絵のアクションの多さがじつはものすごい芸が細かい。何百種類もいるのにいちいち全部にアクションつけるなんて・・ごくり・・。恐ろしい子!

2004 空の軌跡FC

地下水脈で宝探し。

フォルコムのロープレ。
 ファルコムっていう会社はごりごりのオーソドックスなゲームを作ることで有名であります。この英雄伝説シリーズは嘘みたいに歴史が長くて、昔はドラゴンスレイヤー、ドラスレ、というタイトルで、相当な作品数がパソコンゲームとしてでていて(6?)さらにそれが進化して英雄伝説シリーズとなり、そこまらまたさらに、この英雄伝説、軌跡シリーズになっています。

 ゲームのシステムは、場所、の概念があるターン制ロープレです。場所があるので、移動しないと攻撃で出来ず、距離感が結構大事。

 またファルコムのキャラデザってのも、バチバチのオーソドックスな感じで、古ない!?っていう感じがするヒトもいれば、このバキバキのアニメ塗り、が80年台っぽくて馴染む、馴染むぜぇ!!っていうヒトもいて、微妙にコアなファンがいます。今丁度世間はちょいダサブーム、まさにファルコムのキャラデザもちょいダサです。

 ストーリーも、クエストをこなしつつメインミッションもこなすことでシナリオが進むというガリガリに王道。迷いようがない。
 更にキャラデザも明るくてややおばかなお人好し、と秘密の過去を持つミステリアスな仲間、というベタベタなやーつ。ただ、明るくてバカなほうがヒロインで、秘密の運命を背負ったほうがヒーロー、っていう男女がスワップされております。これが21世紀。

 プロットも、悪い帝国と王国内のゴタゴタ、後継者問題、クーデタ、古代の超兵器、っていうどちゃくそベタなやつなのですが、いかんせん会話パートがちょっと長すぎる気がします。
 皆さんご存知、のやつなので、そんなきっちり何度も何度も説明されなくてもわかるって!っていう感じです。忠臣蔵のストーリーを説明されてるみたいな感じ。いやいや、知ってるから!どうせ吉良上野介は実は悪いやつではなかった、というオチにする気なんでしょう、わかってるって!みなまで言うな!っていう感じなのです。
 最近のスクエアなど、説明不足、意味がわからぬ。実はマニュアルなどを調べてデータベースなどを読み込むとわかる・・というふうにかなり省略されてるのが良くないみたいなことをいいますけども、こういう、死ぬほどわかりやすい話を、クソ丁寧に説明されるのもしんどいものです。
 
 このカップルはほぼ固定なのですが、ゲストユニットは入れ替わりが激しいです。が、ゲストキャラはなぜかレベルが異様に高いのでお荷物になることはありません。
ゲームの難易度はややぬる、というところ。しかしそんな複雑なところは何も無いゲームなので、頑張れば勝てます。
 このあっさり終わる感じもファルコムテイストなのです。この作品三部作なので全体としてのヴォリュームは、いわゆる大作ロープレの1.5倍ってとこでしょうか。普通の大作ロープレよりはヴォリュームが大きいですが、単体ではあっさり。
 やりこみ要素、みたいなのがごちゃごちゃ多すぎて、メインストーリーがスカスカっていうゲームもよくありますけども、このゲームは裏面みたいなのは一切無い。潔いですね。シンプル、で王道。それに徹しているゲームです、あとは個人の好き嫌い。

2018年11月21日水曜日

1922 エーリッヒ・ツァンの音楽 HPL

HPLによる短編。いわゆるゴシック小説的なノリで、不思議なヴィオラ奏者、エーリッヒ・ツァンと、あったはずの存在しない街、オーヴェイユ街を舞台とした、ちょい怖だけれど、魅惑的な街のお話・・・。

1996 餓狼伝 板垣恵介版

もとは夢枕獏の小説を刃牙で有名な板垣恵介がマンガ化したものですが、不定期連載で、しかも雑誌そのものが消えたりして、現在のところ完全に打ち切り状態、という最近のマンガではちょっとめずらしい、突然打ち切りタイプのマンガです。しかも原作ものなのに。
 
 軍鶏、っていうマンガも同じようなことで、途中からなんか内部で揉めたらしくいきなり休載やら、内容が様変わりしたりというめちゃな展開になってしまいました。

 同じようなものではポケスペがありますね。ポケットモンスタースペシャル、というマンガなのですが、第7巻からなんと作者が交代、まったく別の漫画になりました。その7巻までがなんかめちゃ面白かったのでこれはショッキングでした。

 昔はでもそういうことってよくあって、柔道一直線も確かそうで、途中で作画が交代、うぇえ??なにこれ!?っていう突然の変化に泡食ったものです。

 ジャンプは人気がなくなって後ろのほうに下がってくると突然打ち切り、ってのがよくあるあるですが、青年誌はもっとややこしい終わり方をしますね。商業は大変だってことです。
 でもジャンプで後ろのほうのマンガなのに人気になったものもあります、ワタシがジャンプ読んでたころはジョジョは後ろのほうなのになんで終わらねーんだろう?と思ってました。まぁでも小学生にジョジョが人気出るわけねーんですよね。あれは雑誌を間違ってたと思います。

 
 話しを戻すと、もとは小説なんですが、格闘技を小説でどう描くねん??って思いますね。別にワタシは決めたわけでもないのですが、戦後の小説ってあんまし読む気がしないんです、なんか気持ち悪い感じがする・・。大江健三郎とか三島とかちょこちょこ戦後のやつも読んだけど、なんか戦後の小説って・・・なんでしょうね?理由はわかりません。ただハリポタとか指輪物語とかアースシーとか、ファンタジーとか推理小説、SFはちょこちょこ読んでいるかも、ただいわゆる文学、って、戦後なのに、文学?は?って感じがしてどうも駄目なのですな。

 このマンガもかなり脚色されてるとはいえ、一応原作に沿っているようなので、一体どうやって小説を書いてるのかちょっと不思議です。


 内容はいうなれば、もっとリアル寄りの刃牙ですね。刃牙はもう完全に荒唐無稽、超能力の領域になってますので、餓狼伝のほうが、それでも一応は物理的にちゃんと可能、な世界の格闘技という話しなのでこっちのほうが良いっていうヒトもいるかもしれません。逆にあの、刃牙、独特の意味不明さが良いっていうヒトもいるでしょう。
 ワタシはなんか毒手だの意味不明なことになって刃牙から離れた口なので、餓狼伝のほうが好きかも。

 突然打ち切り、という形にはなっているとはいえ、トーナメント編が終わって一応一息ついたところで終わってるので、確かにいろんな伏線が投げっぱなしになってるけれどまぁいい漫画なのじゃないかと思います。トーナメント編の途中で終わったらまじでこのクソマンガが!ってキレるところですけどもw

 なんだかんだいってワタシは格闘漫画が好きですね。フェルディナン・セリーヌが言ってましたが

「コロシアムを再建せよ、大衆はそれだけで満足する」

 これは本当にそうだと思います。コロシアムで本当の殺し合いがやってたら、いやーまじで殺したら駄目でしょー!グロいよーとかいいつつ絶対に見に行く。結局あらゆるスポーツはコロシアムの劣化コピーでしかないと思うのです、ガチの真剣勝負やってたらそれに勝てるエンタメなんてない。エロ、ですらそれに勝てないと思う。

2018年11月20日火曜日

1928 クトゥルフの呼び声  HPL

 クトゥルフTTRPGのタイトルにもなっているようにクトゥルフ神話小説では代表的な小説。
 代表的というよりも、かなり整理されてわかりやすく書かれています。今まではなんだかもやもやしていたコトバがちゃんと説明されております。

 クトゥルフ、とは古の神々の使える、祭司、の名前で、海の底に眠る、ルリエーなる石の都に今でも潜んでいるとのこと。

 頭は蛸かヤリイカみたいなとにかく軟体動物で、カラダはドラゴンと人間の混ざったようなものらしい。(このイメージはFFのマインドブラスト、にもあるように、D&Dの時代からイカのモンスターとして何度も借用されていておなじみですね。パイカリの蛸の頭もやつも、やっぱりこのクトゥルーから来ています)

 などなど。設定が細かく作られております。


  今となってはHPLとクトゥルーといえばダークファンタジーの始祖的な存在で、知ってるヒトは必ず知っていますけれど、なんにも知らないヒトがこの小説を読んだら、まぢでHPLは気が狂ってんじゃないか・・・って思うに違いありません。
 生前はあまり評価されなかったHPLですがそりゃそうだっていう感じです。1928年の世間がこんなものを読まされたら、は!??ってなるに決まっております。それぐらい、世界観、が先行しすぎていて、何も知らないヒトにはショッキングすぎる。それまで、の文学、に浸かってきたひとたちにはどう評価していいかわからないものだったでしょうね。


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 口内炎から端を発したモチベーションの低下により、しばらく仕事は休んで、インプット作業といろんな整理期間に突入しました。秋ってのはやっぱりインプット作業の時期なのかもしれません。すぐにクリスマスという一年で最大の繁忙期になるのでちょっと英気を養わないと・・・

2018年11月16日金曜日

2012  宝石の国

 9巻まで。

 未完の作品を取り上げるのは珍しいのですが、なんとなく、このマンガにはオーラを感じてました。稀にこういうオーラが出てる作品ってありますね、あっ面白いに決まってるじゃんっていう。読む前に面白いってわかる。

 予想違わず、これは良作です、近年稀に見る、良いマンガ。マンガ読みならば、この作品には気がついているのでワタシが紹介するまでもないというところ。

 内容もグッドなのですが、作画もグッドです。♀マンガ家って内容はいいけれど、な~んか、作画がいまいちだな~・・、っていうのが多いのですが(ワタシ的には羽海野チカがそう、内容はいいらしいけれど、なんか絵、がしっくりこなくて手が伸びない)
 市川春子、聞いたこと無い作家ですが若いのかしら?作画のセンスも良い。ビーズリーとメビウスのいいとこどりみたいな、♂マンガ家には絶対にかけないタイプの作画、まず服装とか髪がおしゃんてぃー。♂マンガ家の書く♀のステレオタイプなことよ・・・、おっぱいでかくて、目が大きくて可愛くて黒髪ストレート、あるいは金髪ツインテール・・・、浅ーーーいです。性欲だけで描いてる。カワイイかもしれないがおしゃれさのかけらもない。
  小物や衣装もおしゃんてぃーです、服のバックプリントまで考えている、♂のマンガ家には絶対出来ない芸当。美は細部にやどる、おしゃれは根性と我慢、意味なんてない。

 あとコマ割りもなかなかセンスを感じます、縦長のコマ割り、ミュシャっぽい。たぶん世紀末芸術が好きなのですね市川春子氏。おしゃんてぃーな女子はだいたいミュシャのファンなのです。

 書いてて気づいたのですが市川春子って歌舞伎役者みたいな名前だ・・。

 ただこの作品、割と重いというか、グサーーーっとくるヒトには来てしまうので、あまりに精神衛生が整ってないコンディションで読むと、この作品のキャラのようにバキバキに割れてしまうことになると思います。カジュアルなノリのようで割と鬱マンガ。

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物語の大筋は新しい生き物である、鉱石生命体、が月の住民と戦う、っていうのが大筋です。ヒトが滅びた後の世界、ポスト・ヒューマン。

 人間、を主人公にするのが難しくなってきた。これはたぶん作り手はみんな感じてることだと思うのです。だいたい人間っていうやつの、底、が見えてしまったというか、こういうことはできてこういうことはできない、ここが限界ってのが見えてしまったという気がするのです。ニュースなどを見ても、まだこれか・・・とかまたこれかよ・・・、みたいなことばっかし。
 もう人間、の物語は終わって、ポスト・ヒューマンの時代なんだとワタシは思います。人類が滅ぶかもしれない、それを救わなきゃ、世界を救え!・・・っていうのはエヴァーで終わったと思ふ。
 
人間を救う、ってのはもう諦めました、諦めたというか救いたいっていうモチベーションがなくなってしまった。作家自身がそういう気持ちが持てなくなった。昨今の排外主義の隆盛を見てもそう感じざるを得ません。みんなもう人間、に希望を持つのは諦めた。
 そう考えるとやっぱナウシカってものすげー時代を先取っていたのだなと思うのです、ナウシカもヒト、が滅びた後の世界、ヒトが残した負の遺産をどう処理するかという世界。


 まだ未完ですので、長くならずにキレイにまとめて欲しいと願うばかり。

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 口内炎とワタシとの死闘はもう勝利宣言まであと一息まで来ました。

2018年11月14日水曜日

2004 よくわかる高校物理の基本と仕組み

 ワタシ高校時代に物理をやってこなかったのでこんなものを読んでみました。化学、は一応やったし、生物はかなりやりました。この物理っていうものだけ一切通ってきませんでした。
 なんでワタシが文系になったかというと、数学が嫌いだったので、理系=数学って感じで印象がよろしくなかったというわけですね。
 でも今となっておもえば、別に科学=数学、ではなかったと思います、数学、というよりは数式、ですわね。別に複雑な計算があるわけではない。
 ワタシは数学、ではなくて、計算、が嫌いだったのだと今わかります。面倒臭いから計算が嫌いだったというわけ。電卓使わせろ!っていっつも思ってました。ワタシみたいな短期でせっかち人間には単純計算が我慢ならなかったというわけです。


 でも絶対理系に進むべきだと思います、いないと思うけど今進路に迷っている高校生がいたら、なんでもいいから理系に進むべき、文系なんて学問でもなんでもないですから、ようするにおっさんが無駄ばなししてるだけです。
 社会に役に立たないのはすべての学問で一緒。役に立つのがよかったら、資格取得だけを目指すべきで学問からは足を洗いましょう。とにかく資格試験で必要な情報だけ覚えればそれでよし。

 
 社会に役に立つっていう言い方が気に食わないですよね、つまりはカネにならないということをごまかして言ってるだけです。カネになることが良いのだったら、とにかく働いて、投資を勉強すべしです。そして可能な限りすぐに日本から出るべきですね。
 絶対に需要が無くならない産業ってのがあります、軍事産業、セックス産業、麻薬産業です。どれもリスキーですけど、カネが欲しいだけなら絶対この3つが良いとワタシは思います、リスクを取らなきゃカネにならないのはどの産業でも同じこと。


 さて全然話逸れましたがこの本は高校で習う物理について書いてある本です、著者はまさに教科書、を執筆してるヒトなので、まさに教科書どおりってことですね。それを社会人向けに書いてあるというだけ。

 物理ってどんどん覚えることが増えていきますよね、科学が進歩すれば、もっと素粒子物理学とかが進歩したら、高校生でも素粒子についてびっちり学ばないといけなくなるんでしょうか?どんどん現代、に追いつくことが難しくなって行くんじゃないの?って思いますね。それともすべて素粒子で説明出来るから学ぶことがスッキリ整理されて簡単になるのでしょうか?
 現在、でも素粒子理論はなんだかしっちゃかめっちゃかになっていて、なんかもっと整理してから学ぼうっていう感じです。それが数百年後って感じでワタシたちには関係なさそうな気配がしますけども。

 一昔前にヒッグス粒子発見!ビッグニュース!ってなってましたが一般人には・・ふ~んっていう感じでした、その後あまりすごいもの見っけた!みたいなニュースは聞かないですね。沈滞してるのでしょうか・・・、いやはやまだまだ物理の探求は終わりませんなぁw


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 まったく関係ありませんが、今ワタシの生涯で最大の口内炎に苦しめられています。生まれて始めてのでかさの口内炎、口内炎なのかどうかもわからん。口内炎ってあまりよく出来るタイプの人間じゃないのですが、とにかくストレス。何を食べてもおいしくないし、なんのやる気も出ない。よくラジオで口内炎が出来てて・・・ていう話を聞きますがついにワタシも来たかっていう感じですね。
 口内炎の出来る理由は「わからない」、だそうです。いやいや・・・、素粒子の発見よりも早めに口内炎の治し方研究してくんねーものかな・・・。