クトゥルフTTRPGのタイトルにもなっているようにクトゥルフ神話小説では代表的な小説。
代表的というよりも、かなり整理されてわかりやすく書かれています。今まではなんだかもやもやしていたコトバがちゃんと説明されております。
クトゥルフ、とは古の神々の使える、祭司、の名前で、海の底に眠る、ルリエーなる石の都に今でも潜んでいるとのこと。
頭は蛸かヤリイカみたいなとにかく軟体動物で、カラダはドラゴンと人間の混ざったようなものらしい。(このイメージはFFのマインドブラスト、にもあるように、D&Dの時代からイカのモンスターとして何度も借用されていておなじみですね。パイカリの蛸の頭もやつも、やっぱりこのクトゥルーから来ています)
などなど。設定が細かく作られております。
今となってはHPLとクトゥルーといえばダークファンタジーの始祖的な存在で、知ってるヒトは必ず知っていますけれど、なんにも知らないヒトがこの小説を読んだら、まぢでHPLは気が狂ってんじゃないか・・・って思うに違いありません。
生前はあまり評価されなかったHPLですがそりゃそうだっていう感じです。1928年の世間がこんなものを読まされたら、は!??ってなるに決まっております。それぐらい、世界観、が先行しすぎていて、何も知らないヒトにはショッキングすぎる。それまで、の文学、に浸かってきたひとたちにはどう評価していいかわからないものだったでしょうね。
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口内炎から端を発したモチベーションの低下により、しばらく仕事は休んで、インプット作業といろんな整理期間に突入しました。秋ってのはやっぱりインプット作業の時期なのかもしれません。すぐにクリスマスという一年で最大の繁忙期になるのでちょっと英気を養わないと・・・