いつの間にか出ていたベルセルク40巻。ついに大台?
だいたい最近は二年半に一冊というペースになっております・・・・。
そりゃ忘れるわ!!
いきなり最新刊を読んだら、一体なんの話だったのかさっぱりわかりませんでした。よってちょっとさかのぼって読むと、あぁこんな様子だった・・っていう話だったのですが・・・あれ?こんな話だったっけ??っていう感じもしました。
こんな恋愛ファンタジーみたいなノリだったっけ?妙に魔女っ子がやたらと登場して、ツンデレ魔女っ子が主役のマンガになりつつある・・・昔はなんかもっと殺伐としたグロホラーだったような気がします。まぁ相変わらずペニスの形をしたモンスターを描かせたら並ぶものなしですがw
ただ、40巻、作画の様子がなんか変化しましたね。なんかガスっぽいというか、ペン画じゃない別の手法で描かれています、ついにデジタル作画を始めたのでせうか?なんか今まで、と雰囲気が変わりました。ますますイラストっぽくなった。
あとコマ割りも細かく、トリッキーになりました。ベルセルクというととにかく見開き2ページに一コマ。ゴリゴリに書き込むスケールの大きな作画って感じでしたが、今回は非常に細かい。こんな技巧派の作者だったか?っていうくらい。コマ割りがすごいこだわっています。まさか、なのですが、別の紙に大きく描いてそれを縮小コピーして小さなコマに押し込む、という恐ろしく時間がかかり、ページ数が少なくなるという普通に考えれば漫画家としては自殺行為をしてるのかも・・・。
コマが細かくなったことによってストーリーの速度は上がりました。うむ、こりゃ一巻仕上げるのに2年半かかるよね。って感じ。
普通の週間連載で16ページの労力を、週1ページに凝縮させているというわけ。(週1ページだと、二年半でだいたい170ページ、単行本一冊ということなり)コンパクトに凝縮させる、というのは、非常にいいことなのかもしれません。
一応現代はコンテンツが豊富にあって、情報過多なので、時間が無いヒトには、みっちり凝縮させた仙豆みたいなマンガのほうがいいのかも。連ドラなどは、内容は少ないのに尺を埋めるために時間だけ伸ばしてしゃばしゃばのアメリカンコーヒーみたいになっていて、時間の無駄ですから。
ただ実際には現代もたくさんコンテンツがあるように見えて、その実、自己相似形。つまり何かのコピー、がちょっと形を変えて別のものとして扱われてるだけなので、相似形をまとめてしまうと、本当に見るべきものは全然無かったりします。たまに驚きます、なんで世界には70億人もいるのに、面白いものがこんなに少ないのだ??って。もっと毎日楽しいことがありそうなものだって不思議に思います。1人の漫画家が二年半に一冊しか出さなくても・・・。
次は2020年か・・オリンピック後だな・・っていうのはあまりにも気が遠い話ですね・・・ぜってぇ完結しねぇだろこのマンガ・・・。ワタシ生きてるかなぁ・・・。