2018年11月23日金曜日

2004 空の軌跡FC

地下水脈で宝探し。

フォルコムのロープレ。
 ファルコムっていう会社はごりごりのオーソドックスなゲームを作ることで有名であります。この英雄伝説シリーズは嘘みたいに歴史が長くて、昔はドラゴンスレイヤー、ドラスレ、というタイトルで、相当な作品数がパソコンゲームとしてでていて(6?)さらにそれが進化して英雄伝説シリーズとなり、そこまらまたさらに、この英雄伝説、軌跡シリーズになっています。

 ゲームのシステムは、場所、の概念があるターン制ロープレです。場所があるので、移動しないと攻撃で出来ず、距離感が結構大事。

 またファルコムのキャラデザってのも、バチバチのオーソドックスな感じで、古ない!?っていう感じがするヒトもいれば、このバキバキのアニメ塗り、が80年台っぽくて馴染む、馴染むぜぇ!!っていうヒトもいて、微妙にコアなファンがいます。今丁度世間はちょいダサブーム、まさにファルコムのキャラデザもちょいダサです。

 ストーリーも、クエストをこなしつつメインミッションもこなすことでシナリオが進むというガリガリに王道。迷いようがない。
 更にキャラデザも明るくてややおばかなお人好し、と秘密の過去を持つミステリアスな仲間、というベタベタなやーつ。ただ、明るくてバカなほうがヒロインで、秘密の運命を背負ったほうがヒーロー、っていう男女がスワップされております。これが21世紀。

 プロットも、悪い帝国と王国内のゴタゴタ、後継者問題、クーデタ、古代の超兵器、っていうどちゃくそベタなやつなのですが、いかんせん会話パートがちょっと長すぎる気がします。
 皆さんご存知、のやつなので、そんなきっちり何度も何度も説明されなくてもわかるって!っていう感じです。忠臣蔵のストーリーを説明されてるみたいな感じ。いやいや、知ってるから!どうせ吉良上野介は実は悪いやつではなかった、というオチにする気なんでしょう、わかってるって!みなまで言うな!っていう感じなのです。
 最近のスクエアなど、説明不足、意味がわからぬ。実はマニュアルなどを調べてデータベースなどを読み込むとわかる・・というふうにかなり省略されてるのが良くないみたいなことをいいますけども、こういう、死ぬほどわかりやすい話を、クソ丁寧に説明されるのもしんどいものです。
 
 このカップルはほぼ固定なのですが、ゲストユニットは入れ替わりが激しいです。が、ゲストキャラはなぜかレベルが異様に高いのでお荷物になることはありません。
ゲームの難易度はややぬる、というところ。しかしそんな複雑なところは何も無いゲームなので、頑張れば勝てます。
 このあっさり終わる感じもファルコムテイストなのです。この作品三部作なので全体としてのヴォリュームは、いわゆる大作ロープレの1.5倍ってとこでしょうか。普通の大作ロープレよりはヴォリュームが大きいですが、単体ではあっさり。
 やりこみ要素、みたいなのがごちゃごちゃ多すぎて、メインストーリーがスカスカっていうゲームもよくありますけども、このゲームは裏面みたいなのは一切無い。潔いですね。シンプル、で王道。それに徹しているゲームです、あとは個人の好き嫌い。