2019年1月3日木曜日

1902 ブライトンの謎 隅の老人

 「典型的頭の弱い金持ちの娘と悪党の話」

 とありますが、本当に何度も聞いたことのある話で、アメリカの金持ちの娘(だいたい美女)が、悪党に騙されて親に黙って結婚して、騙されたと気づいたけれども、それをネタにずっと脅迫される。

 なんかこういう設定を何度も読んだ気がします。それほど、よくある話だったのでしょうね。ヨーロッパはカネが欲しく、アメリカは地位が欲しい。

 ただちょっと現代と違うのは、当時のアメリカの金持ち、の産業が製造業だってことですね、精肉業、鉄鋼業、銅山、不動産、鉄道・・・、現代のようにハイテク、金融、といった胡散臭い商売じゃない、地盤がしっかりしてる。