たぶん全然知名度が無い忍者アニメ映画。
忍法帖、ではなくて忍風帳です。
どういう経緯で作られたかまったくわからないのですが、まったくのオリジナルの長編アニメ映画。こういうのは珍しいですよね、なんでも原作ありきですから、まったく0からアニメ映画なんて。
しかし日本ではかなりのマイナーアニメですが、海外にはファンが多くて海外ではかなりの有名アニメ。等身がアニメちっくじゃなくてリアル系の描写なので(わかりやすくいうと北斗の拳っぽい感じ)、海外に受けるのでしょうね。こういうリアル系の描写のアニメってのも最近ではまったく見なくなった。
単純に描くのが手間暇かかりすぎるからなんでしょう。
プロットはなんだか悪~い忍者軍団に、流れ者の剣の名人が、仲間になったくノ一とかと一緒に立ち向かう!という鬼ゲロ単純明快なやつです。七鬼衆?みたいな敵の幹部が次々と現れ!みたいな、わかりやすさ天下一品!という感じ。だから海外受けするのでしょうね。
けれども、随所にかなり力が籠もっていて、相当な力作です。作画枚数も相当多い。まだまだバブル期の勢い衰えずって感じで、すごい時間と金がかかっていますな。声優も豪華ですなぁ。
かなりおすすめできる作品、見たことがない人は是非。