2019年1月11日金曜日

1994 MONSTER 浦沢直樹

 始めに言っておきますとワタシは浦沢直樹が嫌いです。

理由はやっぱ手塚治虫と同じ匂いがするからですかね。ワタシはクズセンサーってのがあって、こいつクズだな、ってのがわかると自負してます。浦沢直樹はまったく手塚治虫と同じような、それ、がある。センサーピクーン!「父さん!」っていう感じ。


 まぁそれはワタシの個人的問題。そしてクズだからといって才能が無いとは限らない。むしろ逆ですね、クズのほうが、性能、としては優れている場合が多い。善人だけれど無能ってのは山程いる。もちろんクズで無能ってのもいる。


 手塚治虫も浦沢直樹も才能があるほうのクズなんでしょうね、単純にワタシがいけ好かないというだけです。

 さて本題に戻るとこのマンガはサイコスリラー?っていうのか、ミステリーというには、最初から犯人がわかってるし、トリックとかは無い。別に難しい殺し方などはしていません。

 ベルリンの壁崩壊の時期に書かれたもので、共産主義が全部悪者で、崩壊した共産主義の闇みたいなのが主軸に描かれてますが、あぁ~当時はそんなんだったなぁという感じ。まぁ当時生きてませんがw まぁとにかく悪者扱いです。今だったらかなりBANされそうな感じ。結局メディアってのは弱者とか敗者への悪口だけで存在していて、崩壊した国に対しては何を言っても良い。日本帝国軍とかナチスとかはどんだけクズ扱いしても良いけれど、ユダヤ人に関することはBANされる。
 言いたいことも言えない世の中になた、みたいなことを言いますが、そうじゃないんだってワタシは思います。言いたいことが言えない、のではなくて、聞きたくないことは聞こえない、聞かない、人間が多数派のセカイになったってことじゃないでしょうか。



 悪い漫画ではないんですが、どう考えても、内容に比して話が長すぎる。同じようなことを繰り返しすぎです。

「今、撃たないといけないんだ」
「撃っちゃだめ」

「殺す!」
「殺しちゃだめ!」

「〇〇のことが好きだったんだ」
「さようなら」

「やっぱり撃つ」
「いやワタシが撃つ!」

「〇〇が好きになってしまったんだ」
「また会いたい」

「やっぱり殺す!
「殺させない!」

いや!!!!!うるせぇ!!早く撃てって!!!何回繰り返してんだよ!


 これはわざと冗漫でうんざりするように作られてるの??それとも連載
引き伸ばしてるの??って感じで胃がムカムカしてきます。

 わざとそう感じるように仕向けてるのだとしたら、相当な手練です。火の鳥、と同じですね。生き返ることにうんざりさせるように仕向けてる。生きてくことにうんざりするように仕向けられてる。

 でも浦沢直樹はそこまでのスーパー陰湿サディストじゃないと思うので単にずるずると連載を伸ばしてるだけだとワタシは思いました・・・。