2024年2月22日木曜日

1997 アーマードコア

  当時は、キリングフィールドで有名だったフロムソフトが発売した、TPSロボットアクションゲーム。

 ACというメカをカスタマイズして戦うっていうソフトです、知っとるわ、って話かもしれまませんが。


 パーツの種類はそれほど多くないのですが、パラメータが非常に複雑で、特にジェネレータのキャパシティだけじゃなくて、足のキャパシティと、コアのキャパシティがあるのが非常に難解にしております。


 エンジンでは容量足りてても、足の容量をオーバーしてると乗せられないというわけ。足の重量キャパは、足が早いほど、少ない。つまりスピードを重視すると、武器はほぼ片手武器とブレードのみ、肩装備は無しです。


 ほいで足にも種類があって、二足歩行はノーマル 逆関節はジャンプ 四足は旋回、タンクは耐久性って感じです。

 これも使ってみないとわからないし、タンクはダッシュ出来ないのですげー遅い。


 弾速的に、相手の攻撃を避けるのはほぼ無理なので、先手必勝一撃必殺の高火力戦法が対ACにはいいんですけど、このゲーム実はACと戦うというよりは、探索ゲームなのです。

 ロボットバトルを期待していると、全然ちゃう!ってなります。ロボットでダンジョンを探索していくって感じのゲームで、特に終盤は、道のりとクリアの仕方わかってるかどうかというゲームで、バトルアクションのテクとかはほぼ関係ない。道まちがえると持たないし、やり方しらなくても詰みです。

 

 たぶんほとんどの人が、思ったのでしょうけど、もっとロボットと戦わせてくれ!!ほとんど雑魚をガン無視して逃げるだけなので、カスタマイズしたかいが全然ありません。


 ゲームシステムもかなり謎で、ミッションをクリアしていくゲームなのですが、ミッションを失敗してもゲームはどんどん進みます。え?どういうこと?ってなります。ミッションを失敗すると金が無くなるだけ。でも金が無いと強化も出来ない。

 つまり失敗すると、次のミッションがさらにハードになっていくというバランス。

この下手くそなやつを更に追い込む、ってのがフロムのやり方。

 じつは救済もあって、序盤に死にまくると、主人公が強化人間としてパワーアップします。でもこの仕様も隠しなので、そこまでやらないでなんじゃこのゲーム!って投げてしまってる可能性大。

 もっとまずいのが後半まで適当に進んでいって、適当にパーツ買ったらバランス悪くなってるし、強化人間にもなれない場合。これは完全に詰み。中途半端に上手いプレイヤーがこうなる、でもパーツは買って使ってみなきゃ使い勝手はわからんし、パーツは高く、収入は少ない。よって大抵の人は詰むといってもいいと思います。

 ただ最終ミッションであっても、やり方さえわかってれば初期装備でも勝てる。だが初期装備まで売っぱらってしまってるともうどうしようもない・・・ 


 前述しましたが、探索ゲームであってバトルゲームじゃないです、敵はガン無視。たまに出てくるACは、接近してブレード滅多刺しでほぼ勝てます。


 探索ゲームなので爽快感に乏しく、とってもフラストレーションが溜まるゲームです。もっと派手に暴れさせてくれ!!って感じ。初代なので、かなり荒いといえます。ほいでだんだんとACはミッション探索ゲームから、バトルゲームへと変わっていくことになる、そりゃそうでしょうって感じですね。まぁ初代だから仕方ないです。

 ほいでたぶん今のゲーム感覚に慣れてるひとだと、ACの動きがもっさりしていて、おっそ!ってなると思う。これはロボットの量感をきちんと表してるとも言えますが、現代のゲーマーにはきつい操作性の悪さですね。バイオと同じく、あえて操作性を悪くしている、のです。特に振り向くのがむっちゃおそいし、バック出来ないのですごくはがゆい。バックはできるだろ!と思う。

 

 こういう感じのリアルなロボットアクションゲームってのは他に無かったのでパイオニア的ゲームです。ですが、ゲームとしてはあんま楽しくない。未完成です。とにもかくにもその挑戦を評価せよってとこでしょうかね。