2012年1月3日火曜日

帝国主義論 レーニン 1917

 箇条書き。

・労働者を買収することが可能で、プチブル化した労働者が
帝国主義の段階によって増える。
まさにこれは今の先進国である、先進国では国民の多数派がプチブルといえる。彼らは自分たちの生活が悪くないので革命の必要性をまったく感じないが、何かとてつもない無意味さに襲われている
それのすべてではないが、大きな理由として
「自分たちが抑圧階級に属している、自分たちは支配階級というクズだ」
という事を、自覚するのをごまかしているからである。

・「帝国主義者には排外愛国主義(ナショナリスト)がいるので判断がつく」
わかりやすい定義だ・・

・まるで2010年に書かれた本を呼んでるみたいなリアルさ
金融資本主義は少数の投機の天才によって操られている・・


・もちろんこじつけや強引な論法、ただの根性論もある
しかしレーニンは政治家だ、経済学者じゃない。
そしてやはり愛国排外主義的社会資本主義に対する根本的な見通しに暗い・・

・でも歴史上で、ここまでの知性を持った人間が、政治家として権力の座につくという
ことはまず無かった、プラトンがギリシャを支配するのと同じくらいそれはありえない
事である。政治家なんていうものはその後ろにいる資本家の傀儡であるから
ただの看板であって、選挙や不正で失脚しても、ただ看板が変わっただけで中身は
変わらない。政党が変わっても、資本家の顔ぶれは変わらず、そして世襲である。民主選挙ははっきりいって無意味であるというか・・・それはまぁよいのですが。
 レーニンは何の資本家のバックも無い政治家だ、それは共産主義的政治家であることの証明である。革命がそれを可能にしたのだけれど、レーニンはすぐに死んでしまった
後はどうなったかはみなさんご存知の通り。