やはり後半は前半より面白くなかった。このドキュメンタリーに限らず、20世紀を一気に扱おうとする作品は意図的にww2にピークが来るようにすべてを筋書きしすぎてるような気がする、こういう番組が言うほどには人間はそれほど戦争してないし、世界大戦当時ですら、金持ちでおれは関係ないという生活をしていた人々、まったく何も知らなかった農民、第三国はかなりいるのである、それよりもなによりもあまり代わり映えのないパッとしない毎日が、20世紀のリアルな姿であり、それはルネッサンス時代でも古代ギリシャなんでも同じなのでしょう。歴史は戦争を強調しすぎてきた、毎日は退屈なのである。退屈が戦争を有むのに、誰もその退屈さには目を向けない、もちろん退屈だからなのだけど・・・それに悲劇を強調しすぎていた、悲劇に価値を与えすぎている、血眼になって悲劇を探して世界を見ている、それよりも何も起こっていない所に価値を見いだせない限り、また悲劇を探すことになる、でもそれを悪いとはいえない。やはり喜劇よりも悲劇のほうが面白いから・・・