2012年1月17日火曜日

Stop Online Piracy Act (SOPA) に反対します。

wikipediaが反対抗議を行うのを支持します。

ようするに、これは知識の私有財産法とみせかけて、知識の富裕層による独占法です 。

 わかりやすく解説してみます。 そもそもソフトウェアや情報は複製が簡単で、それがメディア産業を破壊する、オカネを払わないで誰もが違法ダウンロード、コピーをすればあらゆる音楽や映画、テレビなどは死に絶えるという、JASRACとかが声高に主張しそして一般的に正論とみられていて、政府や産業界が支持している、もしくは陪審員や裁判官もまた支持するであろう主張をよく考えてみましょう。

 結論から言うと根本的な発想が間違っていると言わざるをえません、誰もが、極めて簡単に、最良最新の情報を、無料に近い形で、共有することが、情報技術の進歩によって、出来るようになった。文節化して分析しやすくしてみました。直感的に言って、もしくは熟考したあとでも答えは同じです、これはいいことですか?悪い事ですか?もっと簡単な例を出します、非常に安全で、安価で、複製が簡単でほぼ無料でコピーが作れ、誰でも最高級の車に乗れるようになりました。それはいいことですか?悪い事ですか?

 彼らは悪いことだと言います、そんな事をすればもう新しい車は売れない、複製を禁じてコピー代を取らねばならん、そうしないと自動車産業は崩壊する、失業者が増え、その最高級の車よりも素晴らしい車は産業が崩壊して生まれない、それで打ち止めになってしまうのだ云々。
 経済を勉強した人や、多少知識人を気取っている人々(生兵法とはまさにこのこと)は上のような論理のやり口に慣れてしまっていて、それが正しいと思っています。

 もっともっとわかりやすくグロテスクな例を出します、技術の進歩によって原子をレゴブロックのように連結してタンパク質や食べ物を無限に作り出せるようになった。これで飢餓の心配、貧困などは地球上から一層できるはずです。

 彼らは言います、そんなことをしたら農業に従事するすべての人々、流通、小売などが失業してしまう。 人口が増えすぎて環境を汚染し、人々は働くかなくなり、腐ってしまう、そしてやがて人類は破滅に向かうのだ云々。

 要するに彼らは何が言いたいのか、代わりにもっと簡単なコトバで言ってあげます
「おれたち以外の人間は怠け者の知遅れの、SEX中毒の下等人種であるから、おれたち少数の素晴らしい優れた、金持ちの、知識人が彼らをコントロールし、おれたちの為に働き、おれたちにカネを払い、俺たちの為に死に、そしてまた奴隷を提供してくれなければならん、おれたちだけが幸せになるべきで、それはおれたちが特別に優れた人間なのだから当然で、おれたちは愛されなければならないし、下等人種はおれたちを崇めないといけない。おれたちは努力した人間で、おぉ努力するというのがおれたち優等人種の特性であり、下等人種は怠惰なのだ、クズのように怠惰なのだ。クズだから働かなければ死なねばならん、食べ物を分け与えたりしない、いくら食べ物や物が有り余っていてもだ!クズどもは絶対に不幸でなければならん、クズが不幸であることが、おれたち努力する優等民族の幸せの為に絶対に必要なのだ、でなければおれたちの努力は一体なんだったのだ?クズもまた努力しておれたちになろうとしなければならない、おれたちはまさに理想の生き物で、おれたちの作った自由民主資本主義とはもう最高のもので、それ以外の考えを持った野郎は死なねばならん、かれらは劣等民族なのだから。そうだ!おれたちはあのようなクズの失業者の年寄りの!障害者の!やつらどもと同じ扱いをされるのだけは我慢ならないんだ!なんてったって我慢出来ないんだ!彼らとおれたちは違うんだ!おれたちは絶対に優れているんだ!くそったれくたばっちまえ、劣等民族ども!そうであらねばならない、そうでなければおれたちがやってきたことは一体なんだったのだ?おれたちが積み重ねてきたものは一体なんだったのだ?誰もが幸せになれる?イヤダ!イヤダ!幸せなのはおれだ、おれ一人で充分なのだ。おれだけが最高のものを手にして、最高の女を抱き、神に愛されてるのだ・・・・・」