このまえ描いた、80、90年代の世紀末感、退廃的な若者像みたいなストーリーに飽き飽きしてるという話の補足です。
実際は貞操観念の崩壊は進んでるのではなくて、後退してるでしょう、日中戦争の慰安婦の話とかみるとそれがわかる、慰安婦は、日本人があんまりにも中国人を強姦しまくるからその対策に、朝鮮、満州人を連れてきたのであって、普通の人が感じてるものとは違う。むしろ強姦の被害を減らすためにそれは作られたんですね。そして戦争に勝ったら強姦しまくるというのはギリシャの時代から戦争のお決まりであったというわけでして、貞操観念は長いこと同じレベルだと思われる、人間の欲望が増えたり減ったりはしてないと思う。物質的に豊かになって無限に欲望が拡大されたというけれど、さて現代人の家を見てみると古代ローマとかの家に比べれば、カスみたいなもので、空間的には古代人のほうが圧倒的に多い。ほかにも自然やら、環境やらは古代人のほうが豊かに持っている、それが無くなった分を人口のもので補っているだけ、せまいところにぐちゃぐちゃとものがあるのはそういうわけです。
それに江戸時代には吉原があり、戦前には赤線、身売りがあったわけで、援助交際、婚活、アイドルというふうに、売春がだんだんマイルドに、そして広範囲になっている。結局身売りしないで無産階級に生きる道はないわけなので、特別最近世界が腐ってるというのは嘘です。
こういう論理を水道理論といいます、どっかを堰き止めればどっかに流れる、結局でも流水量は同じというわけ。もちろん流水量自体(人口自体)を増やせば、量的、質的変化は起こるのだけれど・・・・