これまでおさな地味の天使にドハマりしてる恋愛中毒、家族のような付き合いをしてた女の子をストーキングするイタイヒト、妹を溺愛するシスコンと何にせよLOVESICKな人々が主人公だったテイルズシリーズですが、基本に立ち返って貴族の生まれで高慢だけども、音は優しくて明るいっていうスタン以来の主人公らしい主人公になりました。
ワールドマップでちゃんと道っぽいところを歩くと早く歩けるっていうのが細かくて素晴らしい。また廃墟になっているところは途中で道がなくなっているなど芸が細かいです。
シンフォニアではコライド(モデリングが貫通しちゃってること、髪の毛が体内に食い込んでたり)しまくってた下手っぴなモデリングでしたが完璧ではないにせよ改善されてます。ただ剣を鞘におさめるのに刀身が鞘の5倍はあるのはいかにせん・・・
ヒロインは宿命を背負ったクールな軍人で、軍人だからこれこれだ、軍の人間だからこうこうだ、っていうベタベタな設定で、I的にまじで腹立つw 常に上から目線でクールで使命感の強いっていうキャラなんですが・・・なんでしょう、うるせーまじこいつ!!wってほんと思います。
結果ラスボス線でもIはルークもティアも外して、弓矢でちまちま攻撃して勝ってしまったので、秘奥義をみることかなわずw
テイルズシリーズキャラのタイプが最初から決まっていて好きなキャラを使えません好きなキャラを好きなタイプに育てられる、FFジョブシステムみたいなのがやっぱIはいいと思う・・・。じゃないと結局キャラが好きでもクズ性能だと使えないから・・・
街やダンジョンが丁寧にモデリングされているといえばそうなんですけど、やたらなんだろー豪華でマニエリスムみたいな建物ばっかしで、正直いうとウロウロするのが面倒です、街が広すぎる。実際街なんているんですかね~?超初期のFFみたいに道具屋、武器屋、みたいなテキストだけで十分だと思う・・・建築なんてものをゲームで味わいたいと思うヒトがいるのですかね~?建築ってのはほぼ唯一デジタルで見ても何も感じないものだと思う、自分が中に入ってぐるーっと首をまわしてわー、大きい。って思わない限り何の感動も無いですよね、あと視野の画角の問題ってものもあって、視野の中すべてが建物、だから意味があるんで、ディスプレイで綺麗な建物みせられても、へー・・・ってくらいしかありませんわね。
どうしても建物を見せたいんだったらやっぱ絵画っぽく一枚絵で表現するのがいいでしょう。FFタクティクスみたいな街の処理がIはいいと思ふ。
っつーかとにかくこのゲームは歩かせまくってなんかめんどくせーなーってことが多いのです、街から逃げ出したり和解に行ったり話し合いに行ったり、まじめんどくせー(ルーク風)。けどなんでそれがめんどくせーのかっていうと、昔のRPGの街なんて3MAPくらいしかなかったのに、この時代のゲームになってくると街がちゃんと作られていて、歩くのにすげー時間がかかるんですね、だからこれほど歩かせてばっかでクソめんどくせーって思うんですな。
手数と労力を注げば注ぐほど作品は良くなるってわけではないってことのいい例題だと思います、手数出せばいいってわけじゃない。クリーンヒットを出さないといけないんです。ともかくテンポが悪いんですな、テンポが!
FOF変化というので、地面に属性の円陣みたいなのを発生させないと技の変化みたいなのが出来ないのですが、ほとんどのひとは一切FOFなんて気にしないで終わっちゃう気がします、制限が多すぎ・・・せっかくたくさん必殺技でメモリー使ってるはずなのに勿体無い気がする・・あと必殺技を二個繋げただけの奥義はまじで必要ない。
しかし何を気に入ってテイルズシリーズはいっつも地下世界が天空の大地を崩落させる、みたいな空中都市神話みたいなのをいっつもやってるのですかね、ベルグラント以来、ラピュタの異常なファンなのですかね・・。
後半だんだん欝ゲーの様相を深めていき主要人物が死にまくりますし、主人公のルークも死にたくない、死にたくないと独白するような状態になります。死ぬのが怖い・・っていうの。けど・・ちょっと待って、それって最初っからそうだったんじゃないの?魔物と戦っても死なないってルーク自身が思ってるみたいですね、ゲームだから。って。急に病気、みたいなことで死ぬと告げられてからいきなりビビリだすのですけど、それは今までだって戦ってきたんだからずっとそうだったんじゃないの・・・って・・・思う。
超ネタバレですがこのゲームはレプリカというクローン、主人公のルークもレプリカというクローン人間なんですが、それとなんかの予言、みたいな預言書の通り進むミライをどうしよう、っていうのがテーマなんですが、正直なんかよくわかりませんでしたw 何が言いたいのかよくわかりませんでした・・・。ストーリー的にはなんか色んなキレイゴトをぶっこみすぎてて最終的に何が言いたいのかわかりませんですの・・・。
ラスボスが三試合あるんですけど、まぁ強くもないし弱くもないってとこです。秘奥義というのを比えばほぼディフェンス無視で即死なのでじゃあ初めから即死技にせいって感じ。このゲームの特徴として魔法、を回避できるのです、全体魔法ってものが無い。すべての魔法が範囲があるので、すいすいーって避けられてしまいます。だから相手のパターンさえ盗めば、なんでも回避できるのです。ある意味格ゲーっぽい感じになっております、それがいいのか悪いのかはーー・・I的には微妙。エクスプロード!!って全体魔法二発くらって全滅、なんだよそれぇ!!っていうのが無いわけですけど、どの魔法もなんかしょぼい感じがするのも事実。メテオだなんだ言っておいて誰一人当たっていなかったり・・・
ともかくゲーム自体として全然悪くはないんですけど、ほんとーにテンポがやたら悪いって気がしてIはちょいと辛いです、それとやっぱし3Dアクションよりも、デスティニーみたいな2Dが良いなぁ・・・。
それとBUMPの藤原氏がBGMに参加してるらしいのですけど、カルマ以外どれ?って思います、BGMのクラシックを作曲してるわけないし、フカ、ってのもどのことを指してるのかわからん・・。短いフレーズのこと・・?
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こっからは別の話しですけど日本のゲーマーって海外からみるとメチャクチャ保守的、っていうイメージなんですね。外国のレヴューとか見て初めて知りました。日本のゲーマーは保守的だからこんなの流行らない、っていうふうに、ステレオタイプになってるんですね。保守的、あるいはエロに走るってのがもう日本と=で結ばれてるみたいです。
確かに2Dドットから3Dポリゴン、みたいに変わっては来ているけれど基本的には、RPGってのはずっっと同じようなものをマイナーチェンジしてやってるってのは確かにそうだと思います。だいたい何か問題を抱えたティーン・エイジの男の子、がヒロインに出会うなりし、素晴らしい仲間たちと出会い、セカイは崩壊しかかっていて、それを自己犠牲的に救う。最終的には、お決まりの、まぁまぁ辛くても頑張って生きていこうぜっていう結論。まるで月九のラヴ・ストーリーみたいに同じストーリーをなぞっているのです。
じゃあ革新的だと自負する欧米のゲーマーはというに、彼らはゲームにストーリーってのを全然求めてないんだなって思いますね。グランド・セフト・オートだとか、グランツーリスモだとか、HALOだとかのFPSだとか、ストーリーってのはほぼ無しで、ひたすらバイオレンスとかアクションに終始する、純粋な、ゲーム、を評価してるみたいです。ストーリーも、リアリティのある話じゃなくて、スターウォーズみたいな超荒唐無稽なものが多いですものね。