2016年6月1日水曜日

2009 ハリー・ポッター  half blood prince プリンス

 邦題は謎のプリンスってなってましたよね、Half blood は確かに日本語になりずらいですね、蒼きプリンスとかにすればよかったのかもしれません。


 ワタシがフェニックスで書いてたことはこっちのプリンスの内容でしたね、頭の中でごちゃごちゃになってた・・ということはフェニックスのキヲクがほとんどまったくないってことだなぁ・・・。



 これもペーパーバックで読んだのですけどペーパーバックのカバーが黒に紫の本の表紙でデザインがすごくお気に入りでした、なんかかっちょいい本みたいに見えたんですね。

 けっこうワタシはこのプリンスが好きで秘密の部屋につづいて二番目に好きですね。原作を読んでた時は、まじでスネイプ裏切った!!!!っていう衝撃のラストに震えたもんです。今ではもうネタは割れてるからあまり驚きませんけど、当時はまじでビビリました。そんなオチ!?っていうので。


 原作ではスネイプとハリーのオヤジ世代についてもっと手厚くフォローされていて、いじめられっこだったスネイプがどういう変遷をたどったのか、っていうのがかなり説明されます、そしてリリー、ハリーの母親のエピソードもあります。


 スラッグホーンという、なんでしょう、フクザツなキャラクターも登場します。出来の良い生徒を集めて、パーティを開きたがる・・・、非常に説明しがたいキャラクターですよね、ツンデレキャラ、とか、クールなキャラ、みたいに簡単に説明出来ない。どういう引き出しからこういうキャラを作ってるのか、ローリング氏の引き出しの多さにやっぱり脱帽。


 別に狙ったわけでもなんでもないのですけどハリー・ポッターの続編がもうすぐあるみたいですね~・・・ん~~・・・、なんかヤヴァい匂いがすんなぁ・・・。


 こぉいう長編で当たりを作っちゃった作家にほんとありがちなのは違う物語が描けないでずっとそれを引きずってしまうっていうパターンですね。NARUTOの作者もそうっぽいですものね。庵野もずっとEVAに引きずられてる。死ぬまで一個の作品を作ってる、まぁそれはそれでいさぎいいのかもしれませんが・・・。


 でもやっぱ過去にひきずられるのはほんと良くないです。しかし世間ってのは過去でしかニンゲンを見ないもの。昔は良かった、だの、昔のほうが良かった、だの、うるせーコラ!!!って感じですわね。目が$マークになってるやつばっかりじゃねぇか!!ってことで。


 そういう時はまったく、ほんとまっっったく違うテイストのものを手掛けるってことですね。ゴリゴリの純文学をやってみたり、ぜーーんぜん内容が無いけどスッキリしてるアクションものとか、敢えてホラーとか、エロでもいいです。ともかく同じようなことを続けてたらダメになっちゃいます。