2016年6月17日金曜日

1967 ウルトラセブン  Episode 8   メトロン星人

http://kissasian.com/Drama/Ultraseven/Episode-8?id=15363


 ウルトラセブンのみならず、ウルトラシリーズでも名作と言われるメトロン星人の回です。


ウルトラセブンはニンゲンのかっこをしてますが、誰かに乗り移ってるわけじゃなくて、ウルトラセブン本人がいっつも行動してて、セブンはよくしゃべります。これはおかしい・・・・、とかやっぱり宇宙人の仕業だったか。など、基本はしゃべらなかった初代マンよりも饒舌。そしてなぜか他のニンゲンたちはウルトラセブンは何者なんだ?みたいな疑問は一切いだきません、セブンが洗脳をかけてるんだろうか・・・。



 そして圧倒的に強いです、戦闘は2分でケリをつけますし、そもそもカラータイマーが存在せず無限のパワーを持ってます、強すぎる。初代でいみじくも、科特隊なんて何の役にも立たない、全部ウルトラマンまかせじゃないか、とイデ隊員が言ってたごとく、すべてセブン頼み。科特隊は偉そうなだけでクソの役にも立ってないことが多いです。


 このメトロン星人というのは、かなりの変わり種でして、まず戦闘を好まない。宇宙麻薬をタバコに混ぜて売り、人間同士が自滅するのを待つという、大企業のトップみたいなリアリスト的発想を持っています。
 そしてデザインも秀逸。そして何より特徴的なのはボロボロのアパートに住んで汚い台所にセブンを案内してちゃぶ台でおしゃべりをしようとします、しかし実はアパートの中に宇宙基地を隠しているという策士ぶり。

 妙にノスタルジックな戦闘シーンも印象的。そして最後のナレーションもビシっと決まります、確かにこれは名作回ですね。