2018年5月9日水曜日

1991 ダウンタウンの流

https://www.youtube.com/watch?v=91YSVnIx704

 ダウンタウンのほぼファーストに近いオリジナルVHS、今でこそお笑い芸人がDVDを売るのは普通ですけど、当時、お笑い芸人が、オリジナルで作品を出すってのはまぁ珍しいことだったんじゃないでしょうか。

 内容はダウンタウンの漫才と、ヒーローコント「犬マン」が入っています。特に漫才はテレビ尺じゃない、10分、15分尺のフルバージョン3本が入っております。


 この後、ごっつ、ガキ、とDVDを出しまくるわけですが、いやぁ、ほんとダウンタウンと一緒に歩いてきた20年だったよなぁって思いますよね。自分の生きてる時代にダウンタウンがいてほんとに運が良かった。ワタシ個人だけじゃなくて、お笑いっていう文化というかレベルはダウンタウンがいなかったら、たぶん半分以下だったと思います。世界が今の半分くらいしか面白いものが無かったと思う。



 特に漫才はハッキリ言うとワタシはこの25年くらい全然進歩してないって気がする、進歩してないっていうか、もう答えが出てるっていう気がするのです、このビデオには入ってませんが「あ」研究家、の漫才も入れると、漫才で出来ることは、もうこの時期にDTが完成させてしまっていて、別にもう付け加えることないっていう気がします。他の、笑いはまだまだいくらでもあるんだし、なんでいつまでも漫才にこだわってるのやらって気がしますね。第九、が完成してしまったのにもう交響曲なんて作る理由がないじゃないですか、いやもうそれ答え出ちゃってるからっていうことで。
 まだ浮世絵描いてるっていうか、なんか時代錯誤って感じなのですよね、でもコンテストみたいなのは未だにほぼ漫才が中心。これはワタシだけの感覚なのか、今までの漫才、みたいなのを見たこと無い女子高生とかが、お笑い、におカネを出してるお客さんだから、そこ、が面白いと思ってりゃ商売として成立するからいいのかもしれないですね。別に新しくもなんにもない、完全なパクリであっても、誰かがそれにおカネを出してるなら、カネを出さない部外者には口を挟む権利など無いというわけですな。
 ティーンエイジインダストリーっていうのですよねこういうのを、ぶっちゃけまったく同じものの再放送でも良い、新しく生まれたコドモは、それが古いものだって知らないし、新しく買ってくれるわけですから。


 女、がお笑いを見る感覚ってのは、ちょっと特殊なんだということも思います。♂が好きなアイドルなり芸能人がいて、そいつがむちゃくちゃ面白いってことは、まぁありません、恋愛的にも好きだし、面白さでも好きだってことは、そんな面白いアイドルなんていないし、話が面白い美少女なんてものをワタシは今まで見たことがない。

 女は恋愛的、異性的な好き、とお笑い的好き、が混ざっているのですよね、それってすごい幸福なことだとも言えます、このヒト男としてめっちゃ好きだし、話もクソ面白いってなったら、すごいお得じゃないですか。あえてあてはめるなら、めちゃカワイイ女な上に、さらにお金持ちで全部おごってくれるっていう感じ、こんなお得なスケはないぜってことですね。そんなのマンガでしかあり得ないですもの。