この very short introduction シリーズはオックスフォード大学がシリーズで出している、いろんな学問分野を短く紹介しているシリーズでして、まったく知らない領域について情報を得たいときに便利な本です。
アングロサクソン人の最も優れた能力は、知識を普及させて、公共へ公開しようという、パブリックマインドだとワタシは思います。
日本やロシア、アジアというか、殆どの民族は、知識を自分たちで独占して、他の人々より優位にたとうとします、いわゆる秘密主義。
それはまぁ普通のことですわね、いい情報を握ったら、自分だけで他に漏らさないようにする。当然の流れ。直感的行動
しかしアングロサクソンには、知識をコミュニティで共有された、コミュニティ全体の強化につながる、全員に教育を受けさせれたば、社会全体の知恵が向上して、社会全体の生産性の増加につながるという、合理的な 発想力があるのです。日本が西洋化して、この合理的な、やり方を真似したわけですが、根底には、日本人は合理的 であることを毛嫌いしています、情に薄い、冷酷人間、我利我利亡者。粋じゃない、わびさびがない、風流じゃない、などなど合理的な行動を批判するボキャブラリーのオンパレード。
ユダヤ人はユダヤ人で、ユダヤ人の中だけでは情報や資産を融通するという独自のやり方があります。宗教コミュニズムっていうのですかね。
って本の内容と全然関係無い話をしてまいました。
ようするに核物理学、Nuclear Physicsの紹介なんですが、核物理学ってなんやねん!って話ですわね、学問の領域がありすぎて混乱してるのです、理論物理学、天体物理学、化学、熱力学、電気力学、ただの力学、ニュートン力学、相対性理論、量子力学、・・・などなど、学問の分野だけでも死ぬほどある、それが結局何を研究してるのか、明快に区分は不可能。結局のところ、全部理論物理学だともいえるし、全部素粒子物理学だとも言えるじゃんって話。
ともかく核物理学ってのは、原子核、を中心に勉強するってことみたい。でも原子核、を解き明かすには素粒子が問題になるわけで、素粒子には当然量子力学が必要・・・
おそらく専門で大学で学ぶので無い限り、量子力学っていうものは一切一般の人々にふれることはない。高校物理の範囲に含まれないので。
この量子力学系の話を聞くといっつも思うのですが、これ本当に合ってる??なんか数十年後に、全部間違ってましたわ、ってなりそうな気配がものすごいする。
あるいは、じつはもっと全部素敵な形で記述することができるのにそれがわかってないのじゃないか?って感じがします。
それぐらい量子力学の言ってることは、謎すぎるし、ぶっとびすぎてる。自然、っていうものの記述のされ方は他のものとまったく異質、作者変わった?これ本当に現実の話?ってなりますね。
ダウン、アップ、ストレンジ、カラー、スピン、ハイペリオン、ニュートリノ・・・・
は?って感じ。全然入ってこない・・・。そしてわかっていない、ことが多すぎるのです。授業というよりは誰かの走り書きを読んでるみたいな感じ。
特にニュートリノは意味不明すぎますね、非常に、神様っぽくないもの、だと思います、この世界を作ったやつ、が作りそうにない感じ、スタイルが全然違う。途中で創造神が変わったんじゃないかと思いますね。ほんと複雑怪奇すぎる・・・、こういうものってSFとかマンガとかで間違った形で取り入れられるものですが(相対性理論みたいに)、未だにそういうエンタメ作品で量子力学が扱われてるのを見たことがない、せいぜい反物質とかポジトロン止まり、その中のクォークとかをどうやって扱っていいのかわからん。
いっくぜー!グルーオンバスター!みたいなものが無いってこと。名前もダセェものね・・・。
でも核、 Nuclear、というコトバ自体がすでに非常に悪い印象になっている、核をやめろ、みたいなことを言ってる。NO NUKE。
いやいや、ぜーーんぶの原子がNUKEだから。核が無いなんてことはありえないのよ。核をやめろ、なんて、物質、をやめろ!って言ってるようなもの、意味不明です。
核、を恐怖しないで、理解、しないといけん、これはまじで今の人類に課せられた宿題ですわね。だが、理解するには、バカ複雑すぎる。ジレンマです。