2012年11月6日火曜日

宮崎勤 星を追う子供

 裏世紀末といったらよいのか、こういう悪いニュースは歴史としてあまり残らないし、マスで語られることも無くなるので、ゼイトガイストを把握するときに見落としがちになります。

 簡単にいうと、宮崎勤というのはまさしくヲタクの悪いイメージの源泉のようなもので、まず妙な持病、いじめられっこ、暗い、怪獣、特撮、アニメ好き、ひきこもり、金持ちの息子、ビデオコレクター、ロリコン、シゾフェリア、過大妄想。部屋は薄暗く、ビデオが山積み、という、this is Otakuっていう感じの人間で。ようは三人ほど幼女を誘拐、レイプ、パクパクという。this is Pervert crazy serial killerっていう感じの犯行を起こして、死刑にされた人というわけです。(1988年頃)
 
 なるほどこれが、アレとかアレのロール・モデルになってるのか、これがヲタクの実体を世間の阿呆女にヒィヤー、うちの子供が!とかいうヒステリー反応の源泉になってるのかとすごく納得出来るわけです。

 こういう事件ってその時代に生まれてないと全く知らなかったりする、酒鬼薔薇とかサリンとか、秋葉事件とか、でもこういう事件ってのは、ネガティブキャンペーンとしてマスによる世論コントロールに一番使われるんですね。CIAとかがよくやるやり方で、反体制派のリーダーは、変態のロリコンのレイパーで殺人者だ、ってスキャンダルをニュースに流しまくって、評判を落としたところで、正義、のアメリカが倒すっていう筋書き・・・・ちなみに宮崎勤は死刑になりましてん。そして父親も自殺と、惨憺たるアフターマス。




 星を追う子どものアートブックを借りて来ました。クソ映画なんですけど、技術は良い。ただCDは納得いかないし、構図を駿から借りすぎ。
 なんでこれが全然入ってこなかったのかなぁと言うのをやっとわかりました。もしそのアガルタだの、天国だの、宇宙の秘密、生命の源泉みたいなものがあるとして、無いとは思うけど、それが宇宙の辺境のちっぽけな地球の、地下世界にあるってのは全然納得いかないってことですね、宇宙のまん中のブラックホールにその生命の起源があるとかなら少しはわかるけれど、地球は宇宙の中心じゃないんだから、地球の中に天国があるなんて嘘に決まっとるやないかという気がした。
 現行の宗教は地球中心主義から改訂をしてないので、科学と真っ向対立するし、ホーキングが宗教と相容れないのも納得出来る。宇宙論的、世界観をもった新しい宗教を誰かが作ればいいのに。神様がやってきて、今まで預言したことは、実はお前らが少しづつ学習していくために、ホワイトライをついたのだとか、超適当なこと言って。