2014年8月12日火曜日
HOME SWEET HOME BANKSY'S BRISTOL 作品社
またまたバンクシー関係の本です。この作品社という出版社をよく知りませんですが、付属冊子みたいなのがついてきて、そのヴォリュームがなかなかすごいです。良し悪しはあれど、ただのミーハーなファンが出版社がカネを出してくれるから行ったみたいな旅行記、レコードショップのオーナーによるブリストル音楽のマニアックな案内、明らかに頭でっかちな左派の人による、バンクシーをシチュアニストして読み解く、みたいなゴリゴリの思想的論文。なんじゃこりゃあ。脈絡ねーー!
どうやらこの出版社はロンドン、NYのベストセラーをバシバシ翻訳してこうっていう会社みたいですね、ホムペを見たところ。
バンクシー関係の本は著作権料金を無視できるのか、大量に出てますけれど、やっぱしグラフ、ってのが今の世界では唯一の、リアル、なアートだってのはほんとそうだと思います。井上雄彦のガウディ展は高いから行かないと書きましたけれど、実際、ガリガリの著作権で守られているわけで、カネを払わない限りその展示を一生見ることはないでしょう。払わないというのは意思の選択のようにみえて、払えない人、には禁止、と同じですから。ミュージアムみたいな、仕事もしないで大事な時間を割いて電車を乗り継いで都会の安ピカのクズみたいな建築の産業ビルの只中にまで行き、しかも1800円のチケットを買って絵を見るような連中は、はっきり言って、まぁクズでしょうね。
そんなクズの称賛集めたってしかたないですもの。そんな生活の保証されたクズに、やれ、この絵は生きる力を与えてくれる、感動した、みたいなこと言われても。は?って感じですよね。別にそんなクズどもに生きる力を与えたところで、自分の生活を守ろうとする以外のことは一生しないでしょうから、エネルギー注入の無駄遣いってとこです。本当に生きる力を必要としてるやつはミュージアムになんか行きやしねぇです。井上雄彦がどれだけ頑張ったって、その絵、っていうものが存在してる社会の中での位置、が結局体制側のプロパガンタでは意味無しですね。日本帝国のプロパガンタの中でどれだけ才能あるアーティストが作品を作ったって、害悪を増やすだけですもの。
しかしこの本は最近のバンクシーの動向がわかってよいです、EXIT THROUGHは見たけれど、その後、どうなったの?っていうのがわかります。EXIT・・・、がどういうふうに受け取られたのかってのもわかりますし、Iはほとんど意味がわかんなかったから・・・・
SUMMER SKYもグラフ活動を初めようと思いますw なんて宣言したらまずいんですけどね。