ZZはその反動なのか、コメディタッチというかちょっとガキ向けであり、それに人気が出ちゃったから次々シリーズを作らないといけないってのもあったのでしょうか、脚本が練りきれてない、出たトコ勝負って感じがすげぇする。それでもところどころいいシーンはあるんですけど、全体としてムチャクチャや~。ッて感じがすごいします。それとジュドーっていう主人公がややネアカなのもちょっとガンダムっぽくない。主人公がネアカだと物語もネアカになってしまう、これ物語の鉄の掟。主人公は超ネアカなのにシリアスな物語ってのを思いつかないでしょう?逆もしかり、主人公は超クールで面白いこと言わないギャグ漫画ってのもあまりない。アムロやカミーユのように主人公が、やったるぜー!タイプの兜甲児的熱血漢じゃないところが、ガンダムの色、だったのにこりゃあイカンです。
仮面ライダーアマゾン、ウルトラタロウ、と同じでかなりファンが離れていった作品じゃと思います、こっからガンダムの迷走がしばらく始まるわけですね。しかしやっぱシリーズ三作目ってのは魔の三作目でして、3ってのはほぼ失敗しますよ。2は失敗するって言われるけど、本当に失敗するのは3、そして特に4、だとIは思います。続編が失敗する理由は、第一作目ってのは製作期間が実は作家としては10年とかかかってるわけです、それまでの人生、みたいなのを全部ぶっこめるから。荒削りだけど処女作が面白いのはそういうわけ。それまでの20年、くらいが入ってるのですもん。けど2は10年単位じゃなく2年くらいで1と同じ厚みを出さないといかん、こりゃ作家としてどれだけ内容があるかってのが問われるわけですが、まぁムリでしょうね。あのドストエフスキーですら第二作目の分身では大失敗してんですから。
3、ってのは変化、がテーマです、起承転結、の転、ですからね。デヴィット・ボウイみたいに、路線をガラっと変えてまったく新しいものに変えることが出来るかどうか。今までのファンを裏切って、批判覚悟でどれだけ転回、いわわゆる飛ばす、ことが出来るかがポイントです。跳躍力。一番悪いのは無難にまとめようとすること。しかし跳躍して悪い方に飛んでしまうと大怪我では済まない、爆死ってことにもなりかねん。
FFだけは4,そして5が名作なんですよね。というかFFは6まではノーミスでどんどん進歩してった、こりゃすごいことです。DQは確かに全部それほど失敗ではないけどなにせ遅すぎです。7の頃にはDQのゲームシステム自体時代遅れになってた気がしますね、内容云々よりも。
ともかくなんか、むちゃくちゃやー・・。っていう感じがすごい残りますねZZ。 最後の方になってくると戦術や技術云々じゃなくて、精神力勝負になるのはいつものこってす、気合だけで武器が増えたり、エネルギーが増えたりする。なんでやーー・・・。ニュータイプだからって物理法則を無視出来るんですね。ツッコミ出したらほんとキリが無いんですが、特にハマーンのキャラ設定が弱いっていうか何がしたいのかわからん、この敵だけでもわかりやすいしっかりした構図にすればもっとすとんとまとめられるのに。
ともかく全体的にふわふわしてるのですね、ジュドーも何がしたいのかわかんない、ほぼ物語の70%くらいは妹のリィナを助けるんだ!って暴走してんですけど、なんでそこまでリィナにこだわるのかも謎。Iが個人的に兄妹ものってのがキライなのかもしれませんね、兄妹とか肉親が仲良いってのはぞんぞんします、きしょくわる~~・・。血にとらわれるな!ってグレミーにジュドーは最後に言うのですが、妹!妹!って散々シスコンやってきたのは誰・・・。
でも最近になってもクィン・マンサのフィギュアが新しく発売されてたりしますから、ファンは根強くいるんでしょうね。スパロボやってる人にとってはクィン・マンサは鬱陶しい敵のファンネラーなので嫌でも記憶に残ります、強化人間にしか使えないはずなのに・・・。
いやガンダムシリーズ今でもしつこくやってるのはほんとある意味すごいですね。誰が見てるんだろうか?おっさんが見てるのか、新しい子供のファンが見てるのか?今のガキはガンダムとか見て面白いんですかねーー?