自分の戒めというか大事なことだと思うのですが、マンガやゲームは最近どんどん綺麗になっていってますね、そこまでド下手のマンガもないし(弐瓶勉でもない限り)、そこまでゴリゴリにゲームの内容重視のゲームってのもない。マインスイーパーくらいなもんです。マインスイーパーがちょっとブームだと思ってるのはIだけ?
映画とアニメはなおさらで映画はどんどんILM、ルーカスフィルムっぽい作りに映画業界全体がなってますね、ほぼ人間以外は3DCGで作られてる、って感じ。CGといっても写真を合成して貼ってるのでホンモノでもありややこしいです。アニメもだんだん3DCGが主流になりつつあります、手描きアニメの寿命はわずか、手描きアニメっぽいものであっても、かなりの程度3DCGが実は使われてます。エフェクト処理とか、特に背景ですね。背景の手書きなんて一枚8時間くらいかかったり(乾かしたりするので)なんてのはザラで、3Dに切り替えたらモデリングはめんどいけど視点の変更は容易だし、何より使い回しが出来てやればやるほどどんどん楽に作れます。なによりZ方向に動けるのでもう二度と手書きには戻れません。
別にそれはそれでいいというか、ほんとは全然良くないんですけどもはやどうしようもない、今更浮世絵ブームが到来して、街に浮世絵師が溢れる、なんて事態には絶対にならん。そういうわけでこれはもう諦めよう。
けどマンガとゲームがそれになっちゃいけないんじゃないかってすごく思いますね。マンガはマンガの軽さ、ってのを失っちゃいけないんだと思います。軽さ、っていうとしょうもないこと、みたいに思われますけど、松尾芭蕉が俳句の境地はかろみ、軽さ、だと言ったといいます。マンガは職業的に熟練された、専門学校や美大出身のプロによって担われちゃいけない、ほんとのコトバ、新しいコトバを吐く人間ってのは、ズブの素人の中にいるとIは信じます。まったくの素人が、ほんとに新しいコトバ、新しい物語を作る。学校にかよって小さいころからやってる奴しか出来ない、つまりクラシック音楽みたいなことになると、ほんと一握りの人間だけになってしまって、だんだん縮小して、形骸化してしまいます。クラシックの偉大な作曲家なんて最近は1人も出てません。武満徹なんて聞いてるやつはほんの、ほんの、ほんの一握り、その一握りが熱狂してるだけ。専門化が進むと芸術は滅びる。映画とアニメはもう手遅れです、これからもっともっと衰退してくでしょう。
ただマンガとゲームは、特にマンガはまだまだ生き残っていかないといけないし、まだ間に合う。気持ちの持ちようです。誰でも思いついた時に初められるものであり続けて欲しいですね、そのために、やりすぎは良くないってことです。絵の綺麗さばかり追求して、内容を失うのは不味い。内容というのはストーリーもそうですけど、コマ割りもそうですね、最近のマンガはどんどんコマが大きくなってます、もっと緻密で迫力のある画面!ってことです、けどそうすると1ページの内容としてはすげー減ってるわけです、一冊のマンガでもぎちぎちに小さくコマ割りしたマンガと、見開き1ページドーン!みたいなやり方では何倍も内容が違う。テンポも違うわけです。
散々言われてきたことじゃんかそんなん、ようはスクエア批判でしょう?って言われそうです、つまるとこ何が言いたいかっていうに
基本に立ち返ってペンと鉛筆でマンガを描こうぜ!ってことです、BTB BACK TO BASIC、基本に戻ってアナログマンガにチャレンジ!子供一年生!
(Iは小学校高学年でもチャレンジのとらじろうとかが出てくるアニメを見てました、中学になってようやく、ありえねーだせー!って言われてもう誰もちゃれんじとか見てないのか!って衝撃受けたもんです、イマになって気づくんですけど相当Iは晩成タイプだったんですね、身長は伸びたけども。大学に入ったあとで、みんないい会社に就職するために大学に入ったんだと知りましたからね。うそ?勉強するために入るんじゃないんだ。って。Iは勉強するためにほんとに大学に入りましたからね、すげーナイーブっていうか、真面目っていうかアホですねw 授業は全然出てないけど勉強はしました。めっちゃ本読んだし、英語も相当やったし・・・電車の中でウィトゲンシュタインとか読んでましたもん、イカれてますわw)