2016年11月26日土曜日

Death of Castro and Death of socialism

 カストロ議長が死んだのですって。こりゃ超ビッグニュースなんですけど、実質的にはもはや10年前くらいから死んだようなものだったわけですね。


 今のヒトはカストロが誰かなんて殆ど知らないでしょうね。ゲバラは若くして死んだから英雄になったけれども、カストロは長生きしたせいで英雄ではなくて、びみょーな半分革命家、半分独裁者っていうところですねー。まぁよくあるパターンです。


 社会主義はいよいよ絶滅したって感じですね。社会主義の何が失敗したかっていうに、それは頭でっかちで全然実際の経済としては機能しないってことですわね。よく、貧富の格差が激しいから資本主義はダメなり、っていうヒトがいますけれども、貧富の格差こそ、資本主義の最も成功してる部分なのです。貧しいヒトがいなくなったら、それこそ資本主義は終わってしまう。


 富が集中してるからこそ、おっきなコトが出来るわけです大工場を作ったり、新興国から資源を奪い取ったり、悪いことをしまくってカネを稼いだり。著作権で訴えまくって小銭を稼いだりして。そして貧しい人がいるからこそ、労働力を使えるというわけ。みんなわりとカネを持ってたら、誰がヒトの言うことなんて聞くものか。すぐにやめちゃいます、なんでこんなことしなきゃいけねーんだクソがっていうふうに。


 たくさんのひとが平等で協力すればいいモノが出来るってのはひどい大嘘でして、それは全然違うってのを経験でみんなわかってると思います。ものづくりってのは天才がスターリニズムを発揮して、天才の独断と偏見、あとはみんなスレーブっていうのが一番うまくいく、というかそれしか方法は無いんです。それぞれみんな意見を出すなんてただの時間の無駄。天才のひらめきに全額ぶっこむのが一番効率的・・・・



 とまぁそういうわけですが、それでもやっぱ一時代終わったなぁって感じですね。デヴィッド・ボウイ死亡と同じくらいでかい出来事でしたね。