特にグラサンの金具が熱い~~~!!w
ペルソナ2の続編、罪が前編、罰が後編ということですが、ストーリーは続きっていうよりは、パラレルワールド的なお話です。データの引き継ぎもありますけども、レベルは1からスタート。
舞台は前編と同じでもあり、ペルソナ1とも同じであります、だからペルソナ1からの人物もいて、罰では初代から南条くんかエリーが仲間参加します、初代はがめっちゃ強かったのでマークが仲間になって欲しかったぜ・・。といっても終盤に離脱するのですが。
ちなみにワタシは南条ルート、初代でもエリーを仲間にしなかったし。
罰の主人公は天野舞耶なんですが、これがちょっと問題で、ペルソナってのはレベルアップの時にパラメータを操作できるのは主人公だけなんですが、摩耶は回復担当みたいなとこもあって、パラメータ操作したってしょうがないんですよね、普通なら肉弾戦担当としてゴリゴリに力と体力をあげるんですが、摩耶を肉弾戦に育ててもペルソナとの相性がわろし。
ボスよりなによりメタルシリーズがめっちゃ強いです、メタル化した罪のギンコ、ミッシェル、淳と戦うのですが打撃一切無効はいいとして、フォーチュンテラーがえげつない破壊力、全体大ダメージ、眠り、バーサク、混乱。シュミレーションゲームだったら最終兵器みたいな技。全体眠りバーサク混乱って!行動不能の三重がけ、しかもたまにくらう、とかじゃなくて80%くらいでくらいます。
こんな技普通ラスボスしか使ってこないやつです!こっちにはFFみたいにリボンとかねぇのに!そしてミッシェルの即死攻撃、ギンコの誘惑。下手すると何も出来ないで1ターンで壊滅。2ターンでキルされてしまいます。
勝ち方はともかく闇属性無効のペルソナを確保、もしくはテトラジャで反射するかしてフォーチュンテラーを防ぐしかありません。くらったら終わりです。
つまりはマハーカーラ一択なんですがレベル59なので、そこまでいくと最強ペルソナまでレベル上げするのも対して変わらない・・・。つまりはレベル54まで上げてから来いという壁になってるのですね。
ネタバレですが後半に達也が加入するんですが、ほんとに罪、のクリアした時の達也と同じくらいのレベルで笑っちゃいますw アポロ装備でレベル55!、そりゃたしかに今までのダンジョンを単騎特攻で乗り越えられるよねw もっと早く助けにこい!獅子座のB型!!
ペルソナ2、ヒロインは摩耶姉というおそらく、23才(高3の達也の5つ上という設定だった気がする)という、ややオトナのお姉さん。(現実ではオトナじゃねーけどゲームマンガのセカイではかなりのオトナ)これって珍しいですよね、ロリコン大国日本ではヒロインは10~18、と相場は決まってます。だいたい14、中2が一番多くて、次に17、高2、思春期ど真ん中。ややアダルトよりの作品は17で初体験!むふ、みたいなのであり、王道は14、ワタシはもうコドモじゃない!バカシンジ!!ってわけ。
つまりペルソナはややオトナ向けのゲームなんですよね。これってほんとめずらしー気がします。特に罰は、パーティの4人がオトナというすげー珍しいロープレとなっておる。
終盤 達也のセリフ
「オトナをやるのは辛いのか?」
ってのはめちゃくちゃ核心をついたセリフですね。
よくゲームのシナリオでは夢を諦めるなとか、それでも頑張って生きていくのだ、みたいなことを言うわけですが、一番高校生とか中学生のままでいたい、それ以上生きることに希望が持てないって思ってるのは、結局そういう作品を作ってしまう人たちだし、そういう14~17くらいの人間を描かないと希望が描けないし、ほんとには希望が持てないっていう、ほんとのほんとのとこ!やっぱり高校生のままでいたい、ってのが本心なんじゃないですかね。ほんとのほんとは、ね。
ワタシは、ほんとに高校生のままでいることを選ぶ物語があってもいいと思うんですけどね。
「オトナになっても良いことあるぜ・・ちっとはな」
総じて罪、にあった無駄部分とかがカットされたり、バランスが調整されていたりするので完成度としては抜群です、ただラスボスはほぼ魔法攻撃しかしてこないので、魔法反射のペルソナさえいればあとは回復と殴ると繰り返せば勝てるのでかなり弱い(反射出来ないとほぼ即死魔法なんですけど)グラフィックもなんか弱い。初代のインパクトが強すぎた・・・。
基本的に専用ペルソナで行くと思うのでパオと摩耶だけが生き残り地道に殴ると回復を繰り返すだけになってしまいます。
けど専用ペルソナはかなり弱体化してます、罪のほうが圧倒的に強いのはメタルシリーズが証明してます。 回復もカードで追加しないといけません。しかも周防兄弟のペルソナがタイプがかぶってるので使いにくい。
メディラマ2枚追加すればどんな敵でも安心。
シナリオもかなり整備されてるというのか、出来がいいです、ワタシはいっつもゲームのシナリオにケチつけてますが、2に関しては悪いとこはほぼ見当たりません。あとは好き嫌いの問題です。ワタシ的にはこれは相当グッド。唯一の弱点はうららのキャラ付けが弱いってとこですかねー。ミッシェルとかギンコのほうがやっぱキャラが立ってるもの、しかもなんかペルソナ相性的になんかうららは役立たずになりがち。 あとこっち側の達也は今までなにをしてたん?ってのはちょっとだけきになーる。ただグレてたんですかね。
個人的にはもっとパーティ解放して、罪罰両方から仲間を選んでパーティを組ましてほしかったです。
2016年12月31日土曜日
2016年12月29日木曜日
1988 トップを狙え 庵野秀明
EVAの原型みたいなロボットアニメです、庵野秀明初監修??らしいです。確かにコンテは庵野コンテ丸出しって感じですね。
庵野コンテというと
・萌えアニメみたいに美少女中心のキャラ構成
・猟奇的でグロ強めな戦闘シーン
・キャラの性格が強調された内面描写
・早めのぶちぶちとした感じのカット割り(作画枚数削減)
(お風呂のカット、モノローグカットが多い)
最後のはそういうのを気にするヒトにしかわかんないでしょうけど、庵野コンテってカットがぶった切り、って感じの切り替えですよね、スムーズに流れるって感じでなく、ぶちっぶちっ!って感じ。カット自体が変わるので動画枚数は少なめです、キャラが動くんじゃなくてカットが切り替わる。
他の特徴ってのは全部アングラアニメっぽい手法です。実際このアニメもOVAだしアングラアニメなんですけど、こぉいうオタクっぽいやり口ってのを、メインストリームにおしあげて、今では一番客を呼べる監督ですものね。よくこんなのが大衆受けするよなーっていっつもワタシは思います。
関係ない話ですが、プロってのはプロにしかわかんないところに力を入れてしまうっていう弊害があるんですね。プロはプロですから、レベルが高いわけです、だからレベル高いことをしようとするんですが、見るヒトの99%は自分で絵を書いたり映像を作ったりしたことなんてないまったくのズブシロなわけです。それなのにプロですから、コマ送りにして初めてわかる斬新なカット割りとかにこだわったりする。
殆どの見る人にはまったく見逃されるような、たとえば拳銃とかにしたって、この時代設定の拳銃はレボルバーなんでダブルアクションして反動があって・・・・、みたいなことをちゃんとやってたりしても、フルオートマチックでなんとなく撃っていても、時代設定おかしくね?みたいなことを思うやつはほんの一握りなんです。拳銃の弾ハズレすぎじゃね・・・、ショットガンあの距離から撃って外れるわけなくね・・・みたいなのはスルーするくせに。
Ipodがまさにそうだったんですよね、他のプレイヤーがやれ音質だ、とかやってたときに、使いやすさ、に特化してたんで、一部の音質マニア以外はほぼすべてIpodに乗り換えました。Ipod自体マシンとしてのスペックは超普通なんですが恐ろしく使いやすかったのですよね。(Ipodは音が悪いからヤダ、っていうやつは根強くいました、今でもIphoneは・・っていうやつがいますでしょう)。
アニメも殆どのヒトにはわかんないとこに力を注がずに、ズブシロが見て楽しいと思えるとこに力を置くべきなんですよね。
新海誠のアニメが今更めっちゃ流行ってるのはなんで??ってのがワタシはすげー謎だったんです。流行るなら空の向こう・・・、の時点でもっと流行ってても良かったのに。
でようやくストンという答えが自分の中で出ました、日本人って一年に一本長編アニメを見るっていうペースがあったんだよなぁってことです。ジブリ、EVA、ジブリ・・・っていう感じで。駿氏が引退しジブリ解散、庵野氏は仕事しねぇので、そのペースが無くなって、見るものが無くなってしまったところに、新海誠アニメが来たってことなんですね。そういえばそうだ、劇場に見に行くアニメなんてここ数年無いものって気づきました。子供向けのものばっかしですものね。まさかオトナが1人でポケモンやドラえもん、ジャンプフェスタ見に行くわけに行かねーもの。即危険人物、変態扱いですw それかボクオタクですって開き直って魔法少女系しかないものね・・。
新海アニメは動画は非常に下手っぴーなのですが、背景やらCGなどの彩色はとにかくキレイです、ジブリなんかよりも圧倒的に。ジブリはアナログにこだわってますけども新海アニメは最初っからCGとイラストを組み合わせてひじょーにキレイでしたものね。よーく見ると、現実の世界ってこんなにキレイじゃないよ・・・、彩度高すぎ、なんか安ピカしてる、世界を美化しすぎ・・。でもでも!!藤四郎には動画が下手だなー、なんてことは一切どうでもよくて、見た目がキラキラしてて美しいのがわかりやすくていいんだろうなってことです。
爆笑問題の太田氏が言ってましたがようするに内容は「童貞が妄想する恋愛映画」、まさしくそうだと思います。このヒトめちゃくちゃモテなかったんだろうなーってのだけが痛烈に印象に残りましたw ハッキリ言ってキモいです、新海さんキモいです!w でも初めの短編のころからずっとそうですものね。そういうスタイルなんだもの・・・。
それも素人にはいいのかもしれません、なんか純粋でまっすぐで優しくて明るくてカワイイ!
・・みたいなのって、まったくリアリティない人物描写だなぁ・・ってレベル高めのヒトは思うのですけど、あまりそういうのに馴染みが無いひとは、完璧じゃん!かわいー!ってなるんでしょう。
どうでもいいんですがOVAだからなのかこのアニメやたらチクビをモロ出ししてます、いや股間すらノーモザイクでお届けw OVAってどこまでありなの・・?ワタシはネットマンガでチクビを描いたら凍結されたことあります・・・。
最終話が殆ど白黒っていう斬新な手法もまさに庵野監督らしいやり方ですね、でも下手すると絵の具買うおカネもなくなった!?ってとられてもおかしくないですw
最後になんか尺余ってるし・・・。
でもこのアニメ全体として前半の2話の出来があまり良くないです・・、最初の入りだけ見てなんじゃこりゃ、ってやめてしまうヒトも多いのでは?50話、とかの年間クールの作品ならそれでもいーけど6話なんてつまるとこ映画を輪切りにして売ってるだけなんでもうちょっと構成しっかりしたほうが良かったんじゃにゃーのって感じがしますね。おねーさまのデザイン変わりすぎだしw なんか15年後のほうが若返ってる感じ・・。
亜光速で移動してるために地球と時間の流れが違ってしまっていて、宇宙にいる人間は年をとらず、地球に残してきた人々とは二度と会えないっていうのが結構ポイントなんですが、計算合ってる・・・?追求しませんけどなんかごまかされてる気がするし、これもあれなんですが、亜光速移動とかワープ出来る技術があるなら、たぶん、地球の人間はコールドスリープ出来んじゃないの?サイボーグ技術で寿命が伸びてんじゃないの?キヲクを補完出来るんじゃないの?まだ地球に住んでるってのもおかしな話・・。よくあるんですが、一部の科学が進歩すると揃ってほかの科学もすべて進化するもので、だからSFってリアリティが無いんですよね、ワープ機能があるのにまだ電話で話してたりする、いやそんなわけねーだろう。あげくの果にこたつとか紙の本とかがあったりする、いやいや、もっと直接的な学習方法があるでしょ・・・
まぁそういう科学的なちゃちゃの入れ方はやめましょーー!うるせー!ただおもしろいなーって思って見ればいいんだよバカヤロウってことなんでしょうw
庵野コンテというと
・萌えアニメみたいに美少女中心のキャラ構成
・猟奇的でグロ強めな戦闘シーン
・キャラの性格が強調された内面描写
・早めのぶちぶちとした感じのカット割り(作画枚数削減)
(お風呂のカット、モノローグカットが多い)
最後のはそういうのを気にするヒトにしかわかんないでしょうけど、庵野コンテってカットがぶった切り、って感じの切り替えですよね、スムーズに流れるって感じでなく、ぶちっぶちっ!って感じ。カット自体が変わるので動画枚数は少なめです、キャラが動くんじゃなくてカットが切り替わる。
他の特徴ってのは全部アングラアニメっぽい手法です。実際このアニメもOVAだしアングラアニメなんですけど、こぉいうオタクっぽいやり口ってのを、メインストリームにおしあげて、今では一番客を呼べる監督ですものね。よくこんなのが大衆受けするよなーっていっつもワタシは思います。
関係ない話ですが、プロってのはプロにしかわかんないところに力を入れてしまうっていう弊害があるんですね。プロはプロですから、レベルが高いわけです、だからレベル高いことをしようとするんですが、見るヒトの99%は自分で絵を書いたり映像を作ったりしたことなんてないまったくのズブシロなわけです。それなのにプロですから、コマ送りにして初めてわかる斬新なカット割りとかにこだわったりする。
殆どの見る人にはまったく見逃されるような、たとえば拳銃とかにしたって、この時代設定の拳銃はレボルバーなんでダブルアクションして反動があって・・・・、みたいなことをちゃんとやってたりしても、フルオートマチックでなんとなく撃っていても、時代設定おかしくね?みたいなことを思うやつはほんの一握りなんです。拳銃の弾ハズレすぎじゃね・・・、ショットガンあの距離から撃って外れるわけなくね・・・みたいなのはスルーするくせに。
Ipodがまさにそうだったんですよね、他のプレイヤーがやれ音質だ、とかやってたときに、使いやすさ、に特化してたんで、一部の音質マニア以外はほぼすべてIpodに乗り換えました。Ipod自体マシンとしてのスペックは超普通なんですが恐ろしく使いやすかったのですよね。(Ipodは音が悪いからヤダ、っていうやつは根強くいました、今でもIphoneは・・っていうやつがいますでしょう)。
アニメも殆どのヒトにはわかんないとこに力を注がずに、ズブシロが見て楽しいと思えるとこに力を置くべきなんですよね。
新海誠のアニメが今更めっちゃ流行ってるのはなんで??ってのがワタシはすげー謎だったんです。流行るなら空の向こう・・・、の時点でもっと流行ってても良かったのに。
でようやくストンという答えが自分の中で出ました、日本人って一年に一本長編アニメを見るっていうペースがあったんだよなぁってことです。ジブリ、EVA、ジブリ・・・っていう感じで。駿氏が引退しジブリ解散、庵野氏は仕事しねぇので、そのペースが無くなって、見るものが無くなってしまったところに、新海誠アニメが来たってことなんですね。そういえばそうだ、劇場に見に行くアニメなんてここ数年無いものって気づきました。子供向けのものばっかしですものね。まさかオトナが1人でポケモンやドラえもん、ジャンプフェスタ見に行くわけに行かねーもの。即危険人物、変態扱いですw それかボクオタクですって開き直って魔法少女系しかないものね・・。
新海アニメは動画は非常に下手っぴーなのですが、背景やらCGなどの彩色はとにかくキレイです、ジブリなんかよりも圧倒的に。ジブリはアナログにこだわってますけども新海アニメは最初っからCGとイラストを組み合わせてひじょーにキレイでしたものね。よーく見ると、現実の世界ってこんなにキレイじゃないよ・・・、彩度高すぎ、なんか安ピカしてる、世界を美化しすぎ・・。でもでも!!藤四郎には動画が下手だなー、なんてことは一切どうでもよくて、見た目がキラキラしてて美しいのがわかりやすくていいんだろうなってことです。
爆笑問題の太田氏が言ってましたがようするに内容は「童貞が妄想する恋愛映画」、まさしくそうだと思います。このヒトめちゃくちゃモテなかったんだろうなーってのだけが痛烈に印象に残りましたw ハッキリ言ってキモいです、新海さんキモいです!w でも初めの短編のころからずっとそうですものね。そういうスタイルなんだもの・・・。
それも素人にはいいのかもしれません、なんか純粋でまっすぐで優しくて明るくてカワイイ!
・・みたいなのって、まったくリアリティない人物描写だなぁ・・ってレベル高めのヒトは思うのですけど、あまりそういうのに馴染みが無いひとは、完璧じゃん!かわいー!ってなるんでしょう。
どうでもいいんですがOVAだからなのかこのアニメやたらチクビをモロ出ししてます、いや股間すらノーモザイクでお届けw OVAってどこまでありなの・・?ワタシはネットマンガでチクビを描いたら凍結されたことあります・・・。
最終話が殆ど白黒っていう斬新な手法もまさに庵野監督らしいやり方ですね、でも下手すると絵の具買うおカネもなくなった!?ってとられてもおかしくないですw
最後になんか尺余ってるし・・・。
でもこのアニメ全体として前半の2話の出来があまり良くないです・・、最初の入りだけ見てなんじゃこりゃ、ってやめてしまうヒトも多いのでは?50話、とかの年間クールの作品ならそれでもいーけど6話なんてつまるとこ映画を輪切りにして売ってるだけなんでもうちょっと構成しっかりしたほうが良かったんじゃにゃーのって感じがしますね。おねーさまのデザイン変わりすぎだしw なんか15年後のほうが若返ってる感じ・・。
亜光速で移動してるために地球と時間の流れが違ってしまっていて、宇宙にいる人間は年をとらず、地球に残してきた人々とは二度と会えないっていうのが結構ポイントなんですが、計算合ってる・・・?追求しませんけどなんかごまかされてる気がするし、これもあれなんですが、亜光速移動とかワープ出来る技術があるなら、たぶん、地球の人間はコールドスリープ出来んじゃないの?サイボーグ技術で寿命が伸びてんじゃないの?キヲクを補完出来るんじゃないの?まだ地球に住んでるってのもおかしな話・・。よくあるんですが、一部の科学が進歩すると揃ってほかの科学もすべて進化するもので、だからSFってリアリティが無いんですよね、ワープ機能があるのにまだ電話で話してたりする、いやそんなわけねーだろう。あげくの果にこたつとか紙の本とかがあったりする、いやいや、もっと直接的な学習方法があるでしょ・・・
まぁそういう科学的なちゃちゃの入れ方はやめましょーー!うるせー!ただおもしろいなーって思って見ればいいんだよバカヤロウってことなんでしょうw
2016年12月28日水曜日
-470 アイスキュロス 縛られたプロメテウス
まず登場人物表に驚かされる、クラトス、とビアー、ビアーは権力と暴力の象徴神格、ビアーは劇中一言もしゃべらない。
暴力を象徴する登場人物がいるだけで何も言わないのである、そんなぶっ飛んだ演出があるか?現代演劇でもそんなやり方はしない。
そしてその内容もかなり飛んでるのである、プロメテウスはゼウスもまた権力におごりそして権力の座から転げ落ちると予言する、そんな神話はどこにもない、ゼウスの後の世界については神話は語っていない。勝手に作られたものなのだけれど、かなり説得力がある、ウラノスもクロノスも転げ落ちたのだ、なんでゼウスがそれを逃れられるかという、まさにそのとおり・・・
プロメテウスの深遠な発言、哲学的な芝居、ぎょっとしてしまうのだけれど、古代ギリシャは文化のレヴェルがはっきりいってどの時代の文明よりも断然高い。そりゃカミサマを信じてるのは愚かしい、科学のほうが正確だけれど、実際に科学について理解してるのはほんのひとにぎりで、とんでもないクズも多い、古代ギリシャは平均点が高いのだと思う。
おれは人間が絶望しないために、人間に未来に対する盲目という希望を与えた。
うぐっとなるセリフ、シェイクスピア演劇よりも哲学的レベルが高い、やはりキリスト教(にかぎらず宗教は)は文明の反動だった・・・・、歴史的にはゼウスはキリストによって権力の座を追われ、キリストは科学によってその神格を剥奪されたわけで・・・科学は何にその権力の座を奪われるのだろうか?マモンだろうか?それとも巨大な反動がまた文明を押し戻すのか?
暴力を象徴する登場人物がいるだけで何も言わないのである、そんなぶっ飛んだ演出があるか?現代演劇でもそんなやり方はしない。
そしてその内容もかなり飛んでるのである、プロメテウスはゼウスもまた権力におごりそして権力の座から転げ落ちると予言する、そんな神話はどこにもない、ゼウスの後の世界については神話は語っていない。勝手に作られたものなのだけれど、かなり説得力がある、ウラノスもクロノスも転げ落ちたのだ、なんでゼウスがそれを逃れられるかという、まさにそのとおり・・・
プロメテウスの深遠な発言、哲学的な芝居、ぎょっとしてしまうのだけれど、古代ギリシャは文化のレヴェルがはっきりいってどの時代の文明よりも断然高い。そりゃカミサマを信じてるのは愚かしい、科学のほうが正確だけれど、実際に科学について理解してるのはほんのひとにぎりで、とんでもないクズも多い、古代ギリシャは平均点が高いのだと思う。
おれは人間が絶望しないために、人間に未来に対する盲目という希望を与えた。
うぐっとなるセリフ、シェイクスピア演劇よりも哲学的レベルが高い、やはりキリスト教(にかぎらず宗教は)は文明の反動だった・・・・、歴史的にはゼウスはキリストによって権力の座を追われ、キリストは科学によってその神格を剥奪されたわけで・・・科学は何にその権力の座を奪われるのだろうか?マモンだろうか?それとも巨大な反動がまた文明を押し戻すのか?
-375 プラトン 国家 ポリテイア
私たちは古典ということで、古代ギリシャの世界を文明の始まりのあたりだと勘違いしているのだけれど
ソクラテス、プラトンの時代というのは、彼らの文明の終わり、あたりの時代のもので、ー500年頃に偉大な思想家が現れたと
いって仏陀、孔子、ソクラテスなどと並列的に紹介されるのはまったくお門違い。
古代ギリシャでは孔子や仏陀のような、死後の世界や正義や処世訓を語る人々は、何百年も前にすでいて、オルペウス教、教訓詩
などを書いていた。ソクラテスはそれらの一方的な立法、をするような宗教家、立法化、偉人などを通過したあとで、文明の終わりに立って
文明がどのような道をとるべきだったかの正義を考えた。
ソクラテスは死刑に処されてプラトンは国家について真剣に考えた。実際最愛の師を殺されたというのはかなり大きな話である。
最愛の妻などといっても、妻なんて愛らしいだけで内容はほとんど無い、というのがだいたいで恋愛というのは結局くだらないものだけれど
ソクラテスを失うのは可愛らしい女を一人失うのとは損失が全然違う。
・ギュゲスの指輪の話にあるように、古代ギリシャのどこかで何か他の文明との接触があったのかどうかは信ぴょう性があると思われる。
明らかに古代ギリシャだけが図抜けて高度な世界観を持っていた。原子論、数学、幾何学、音楽、演劇、文学、芸術。ちょっと完成度が
高すぎる。ずるをしてるとしか思えない。
実際ヨーロッパ以外で、プラトンと同等の知脳を持つ人間が現れるには、20世紀を待たねばならない。およそ2500年後になって
ようやく・・・
・プラトンは、素質の無いもの、障害者などを死は、恐れるものではないのだから排除せよと言う、理想の国家を作るためにそれは仕方ない。
けれど死を恐れないのならば、生き続ける理由が無い。哲学者にもそれは言える、なんで理想の国家を作られければいけないのかの理由がない。
結局プラトンの通りの人間を探さないとなれば、ほとんどの人間を殺さないといけない。もしくは世界に一人しか存在できそうもない。
・教育カリキュラム
18まで、戦争の見学、文芸、音楽、体育、自然科学(の自由な学習)
18-20 戦争技術
20-30 兵員 自然科学
30-35 選抜者は哲学
35-50 公務
50 さらに選抜者は善の哲学、と順番制での支配者
・国家形態 正義の順に
哲学王支配(天才独裁、優秀者独裁) ※プラトニクス 哲学を最優先する
名誉支配、指導者支配 ティーモクラティア 名誉を優先する
寡頭制、貴族制、資本家支配 アリストクラティア、オリガルキア 金を最優先する(が故に1つの国家ではなく二つの国家となる、金持ちのグループの国と貧しい人々の国である)
民主主義(寡頭制への敵対として生じる) デモクラティア
僭主独裁 軍事独裁 ティラノス
※ヒトラーは民主主義は、一人ひとりの主権者が個人で考えているのではなく、ただ無思想な大衆を一部の権力者が洗脳する形態だと見ぬいた、そしてマスコミがそれを可能にした。
群集は、無思想、無知、無力、無能力である。
オリガルキア(少数を支配するもの)、は戦争を遂行出来ないのではないか?というのは大衆に武器を渡せば自分たちの身が危ういからである。
またこの支配になって初めて、自分の持ち物をすべて売り払う事、他人がすべてそれを手に入れることが許されて、国家に何の役にも立たない人間が現れる
貧民、困窮者と彼らは言われ、犯罪者、乞食、悪人などの源泉となる。
・民主政は、金持ちによる金儲けにならない欲望の解放である。民主政では傲慢を育ちの良さ、無統制を自由、浪費を度量の大きさ、無知を勇敢ともてはやして、ふらふらと
快楽に身を任せ、色んな事を手当たり次第に行うけれど、ただひとつ、真理、には耳を傾けない。
貴族制は富を善とし、民主政は自由を、善とする。民主政からは独裁が生じる、それは過度の自由が行きすぎて、誰しもあらゆる抑圧を受け入れられなくなり、無政府状態に
陥る、過度な自由は必然的に過度の隷属状態へとならざるをえない。
民主主義の無制限な自由は、同胞の命さえ顧みないヒトが現れる、謀略で法廷で始末したり、暗殺などをしだす。その犯人は自分も殺されるか、独裁者になるほかない。
暴力に手を出すと狼にならざるをえない→自由競争は全員が狼にならざるをえない・・
独裁者は、金持ちに対する民衆の指導者として現れ民衆、群衆の戦車の上に立つ。
※ ヒトラーのパターンと同じ、民主主義はいつも最期はそうなる、パターンなのでヒトラーが特殊な独裁者ではない。
民衆は、金持ちへの隷属(煙)を避けるために、独裁者を生み出し、奴隷(独裁者たち)へ隷属する(火)へ飛び込むのだ。
・独裁者は常に戦乱を起こす、戦乱を起こし続けなければ自分が殺されるからである。
・エロースは昔から独裁君主と呼ばれている。
・独裁者は常に裏切りに怯えて孤立するので、自分の奴隷に媚びたり自由を与えたりする、奴隷に属する奴隷の奴隷なのであって、最も不幸な者である。
v10 創作は、悪である。※ たぶん芸術は、悪の一番洗練されたもの、最高の悪こそが芸術である。
※プラトンの正義は、魂の不死という公理をすべての前提としている、すべてはそこから演繹される
ソクラテス、プラトンの時代というのは、彼らの文明の終わり、あたりの時代のもので、ー500年頃に偉大な思想家が現れたと
いって仏陀、孔子、ソクラテスなどと並列的に紹介されるのはまったくお門違い。
古代ギリシャでは孔子や仏陀のような、死後の世界や正義や処世訓を語る人々は、何百年も前にすでいて、オルペウス教、教訓詩
などを書いていた。ソクラテスはそれらの一方的な立法、をするような宗教家、立法化、偉人などを通過したあとで、文明の終わりに立って
文明がどのような道をとるべきだったかの正義を考えた。
ソクラテスは死刑に処されてプラトンは国家について真剣に考えた。実際最愛の師を殺されたというのはかなり大きな話である。
最愛の妻などといっても、妻なんて愛らしいだけで内容はほとんど無い、というのがだいたいで恋愛というのは結局くだらないものだけれど
ソクラテスを失うのは可愛らしい女を一人失うのとは損失が全然違う。
・ギュゲスの指輪の話にあるように、古代ギリシャのどこかで何か他の文明との接触があったのかどうかは信ぴょう性があると思われる。
明らかに古代ギリシャだけが図抜けて高度な世界観を持っていた。原子論、数学、幾何学、音楽、演劇、文学、芸術。ちょっと完成度が
高すぎる。ずるをしてるとしか思えない。
実際ヨーロッパ以外で、プラトンと同等の知脳を持つ人間が現れるには、20世紀を待たねばならない。およそ2500年後になって
ようやく・・・
・プラトンは、素質の無いもの、障害者などを死は、恐れるものではないのだから排除せよと言う、理想の国家を作るためにそれは仕方ない。
けれど死を恐れないのならば、生き続ける理由が無い。哲学者にもそれは言える、なんで理想の国家を作られければいけないのかの理由がない。
結局プラトンの通りの人間を探さないとなれば、ほとんどの人間を殺さないといけない。もしくは世界に一人しか存在できそうもない。
・教育カリキュラム
18まで、戦争の見学、文芸、音楽、体育、自然科学(の自由な学習)
18-20 戦争技術
20-30 兵員 自然科学
30-35 選抜者は哲学
35-50 公務
50 さらに選抜者は善の哲学、と順番制での支配者
・国家形態 正義の順に
哲学王支配(天才独裁、優秀者独裁) ※プラトニクス 哲学を最優先する
名誉支配、指導者支配 ティーモクラティア 名誉を優先する
寡頭制、貴族制、資本家支配 アリストクラティア、オリガルキア 金を最優先する(が故に1つの国家ではなく二つの国家となる、金持ちのグループの国と貧しい人々の国である)
民主主義(寡頭制への敵対として生じる) デモクラティア
僭主独裁 軍事独裁 ティラノス
※ヒトラーは民主主義は、一人ひとりの主権者が個人で考えているのではなく、ただ無思想な大衆を一部の権力者が洗脳する形態だと見ぬいた、そしてマスコミがそれを可能にした。
群集は、無思想、無知、無力、無能力である。
オリガルキア(少数を支配するもの)、は戦争を遂行出来ないのではないか?というのは大衆に武器を渡せば自分たちの身が危ういからである。
またこの支配になって初めて、自分の持ち物をすべて売り払う事、他人がすべてそれを手に入れることが許されて、国家に何の役にも立たない人間が現れる
貧民、困窮者と彼らは言われ、犯罪者、乞食、悪人などの源泉となる。
・民主政は、金持ちによる金儲けにならない欲望の解放である。民主政では傲慢を育ちの良さ、無統制を自由、浪費を度量の大きさ、無知を勇敢ともてはやして、ふらふらと
快楽に身を任せ、色んな事を手当たり次第に行うけれど、ただひとつ、真理、には耳を傾けない。
貴族制は富を善とし、民主政は自由を、善とする。民主政からは独裁が生じる、それは過度の自由が行きすぎて、誰しもあらゆる抑圧を受け入れられなくなり、無政府状態に
陥る、過度な自由は必然的に過度の隷属状態へとならざるをえない。
民主主義の無制限な自由は、同胞の命さえ顧みないヒトが現れる、謀略で法廷で始末したり、暗殺などをしだす。その犯人は自分も殺されるか、独裁者になるほかない。
暴力に手を出すと狼にならざるをえない→自由競争は全員が狼にならざるをえない・・
独裁者は、金持ちに対する民衆の指導者として現れ民衆、群衆の戦車の上に立つ。
※ ヒトラーのパターンと同じ、民主主義はいつも最期はそうなる、パターンなのでヒトラーが特殊な独裁者ではない。
民衆は、金持ちへの隷属(煙)を避けるために、独裁者を生み出し、奴隷(独裁者たち)へ隷属する(火)へ飛び込むのだ。
・独裁者は常に戦乱を起こす、戦乱を起こし続けなければ自分が殺されるからである。
・エロースは昔から独裁君主と呼ばれている。
・独裁者は常に裏切りに怯えて孤立するので、自分の奴隷に媚びたり自由を与えたりする、奴隷に属する奴隷の奴隷なのであって、最も不幸な者である。
v10 創作は、悪である。※ たぶん芸術は、悪の一番洗練されたもの、最高の悪こそが芸術である。
※プラトンの正義は、魂の不死という公理をすべての前提としている、すべてはそこから演繹される
2016年12月27日火曜日
1985 聖闘士星矢
自分が生まれる前のJUNPってやつはコドモにとっては謎でしかなく、一世代前のヒトが、キン肉マン、北斗の拳、そしてこの聖闘士星矢をくぐって成長してきたというのはなかなかわかりにくいことです。まぁ70年台生まれのヒトにとってのドラゴンボールだと思って間違いないんじゃないですかね、そしてその少し後の世代にとってのナルト、ワンピースです。それほど知らないヤツはいないっていう漫画だったというわけ。ワンピースの次の世代はなんなんですかね?まだワンピースやってるしな・・・。ワンピースは来年で20週年なんですってね。ワンピースの後を次ぐものをジャンプは見つけることが出来るのか?それともワンピースが後の世代の邪魔をしてるのか・・・。
ほんとにジャンプってやつの少年への影響力は甚大でして、巨大というのを超えてますね、死ぬまで忘れないものなぁ・・・少年のときに読んだ漫画って。
聖闘士星矢は、死んだ・・・、しかし愛と勇気と友情で蘇ったぁ!!必殺技~~!!しかし新たな強敵ぃ!!死んだ・・・、けどまた蘇るぅ!!新必殺技ぁ!!っていうのを繰り返す王道中の王道のバトル漫画ですが、どういう理由なのかわかりませんが、ギリシャ神話の名前のついたクロス、なる鎧を着て戦わないといけません。なんで??っていうのはまったくわかりませんね。ただなんとなく永井豪イズムを感じるのでデビルマンとかの流れなのかもしれません。わりとグロが多めですし、作画の調子、大きなコマ割りで人物描写は型にハマった描き方なんですけどイキモノの描写とかがかなり芸が細かいです、手数が多いというのか、おっきなコマ割りでバーーン!!ってのを大事にした、まさにダイナミックプロイズムですね。ちなみにナウシカの漫画はそのダイナミックの逆をとってコマ割りを限りなく細かくして、1ページの情報量を盛りだくさんにするっていう手法で書かれてます。1ページの物語の密度がすごい高い。
(それとギリシャ神話を題材にしてるはずなのに、なぜかシャカ、が聖闘士として登場したりと、仏教の要素が何故か多めです)
そしてトーンの使い方がえぐいです、クロスは何重にもトーンを使っていてひじょーーーに面倒極まりない作画方法。というかどうやってやってるのかよくわかりません、ここまで徹底的にトーンを使い始めた初期のマンガなんじゃないですかね。
1980年台漫画の根底にある、というかそれ以前の漫画もそうですけど、根っこのところに貧しさってのがあるんですね、聖闘士星矢の主人公達は全員孤児院出身、ありがちながら、ワタシはやっぱし貧乏ってのに弱くって、ついつい引き込まれてしまいます。貧困、とリアリティってのはほぼおなじ集合なんだと思いますね。リアリズムとはつまるとこ、貧しさを描くことなんです。
読んでいて気づきましたけどもこの作者さんには明らかに梶原一騎とあしたのジョーイズムがありますね、団塊の世代はいつまでもジョーの背中を追ってるからダメなんだと某アニメ監督が言ってましたがw やっぱあしたのジョーっていうヒーロー像は超えられない壁って気がします。あんなかっこいいヤツいないもの。
クライマックスもやっぱりあしたのジョーイズムです。キャラの顔全員おなじじゃねぇか!っていうツッコミはやめてあげてくださいw ほぼ2種類くらいしか顔の種類が無いんです車田先生w。 髪型とクロスで見分けがわずかにつくっていうかんじです。
ほんとにジャンプってやつの少年への影響力は甚大でして、巨大というのを超えてますね、死ぬまで忘れないものなぁ・・・少年のときに読んだ漫画って。
聖闘士星矢は、死んだ・・・、しかし愛と勇気と友情で蘇ったぁ!!必殺技~~!!しかし新たな強敵ぃ!!死んだ・・・、けどまた蘇るぅ!!新必殺技ぁ!!っていうのを繰り返す王道中の王道のバトル漫画ですが、どういう理由なのかわかりませんが、ギリシャ神話の名前のついたクロス、なる鎧を着て戦わないといけません。なんで??っていうのはまったくわかりませんね。ただなんとなく永井豪イズムを感じるのでデビルマンとかの流れなのかもしれません。わりとグロが多めですし、作画の調子、大きなコマ割りで人物描写は型にハマった描き方なんですけどイキモノの描写とかがかなり芸が細かいです、手数が多いというのか、おっきなコマ割りでバーーン!!ってのを大事にした、まさにダイナミックプロイズムですね。ちなみにナウシカの漫画はそのダイナミックの逆をとってコマ割りを限りなく細かくして、1ページの情報量を盛りだくさんにするっていう手法で書かれてます。1ページの物語の密度がすごい高い。
(それとギリシャ神話を題材にしてるはずなのに、なぜかシャカ、が聖闘士として登場したりと、仏教の要素が何故か多めです)
そしてトーンの使い方がえぐいです、クロスは何重にもトーンを使っていてひじょーーーに面倒極まりない作画方法。というかどうやってやってるのかよくわかりません、ここまで徹底的にトーンを使い始めた初期のマンガなんじゃないですかね。
1980年台漫画の根底にある、というかそれ以前の漫画もそうですけど、根っこのところに貧しさってのがあるんですね、聖闘士星矢の主人公達は全員孤児院出身、ありがちながら、ワタシはやっぱし貧乏ってのに弱くって、ついつい引き込まれてしまいます。貧困、とリアリティってのはほぼおなじ集合なんだと思いますね。リアリズムとはつまるとこ、貧しさを描くことなんです。
読んでいて気づきましたけどもこの作者さんには明らかに梶原一騎とあしたのジョーイズムがありますね、団塊の世代はいつまでもジョーの背中を追ってるからダメなんだと某アニメ監督が言ってましたがw やっぱあしたのジョーっていうヒーロー像は超えられない壁って気がします。あんなかっこいいヤツいないもの。
クライマックスもやっぱりあしたのジョーイズムです。キャラの顔全員おなじじゃねぇか!っていうツッコミはやめてあげてくださいw ほぼ2種類くらいしか顔の種類が無いんです車田先生w。 髪型とクロスで見分けがわずかにつくっていうかんじです。
2014 con artist 技術者たち
なんで韓国映画の邦題はめっちゃ適当なんですかねw
簡単にいうとルパン三世型のアクション映画です。金庫破りの天才が、でっかい得物に挑戦するなり・・・・っていう。
それよりもあれですね、韓国はほんと拝金主義っていうかおカネが好きなんだなーってのを思いますね、なんかガリガリしてるw そらなんかしょっちゅうクーデタとかあるよねーって感じです。セレブ憧れがめっちゃ強いんだなーって思います。
まぁ日本もかなりのガリガリ亡者の国ですが、それよりもさらにって感じですよね、中国、台湾、韓国は。
夢はお金持ちになることです、なんて言うやつって今ではあんましいませんものねー。
簡単にいうとルパン三世型のアクション映画です。金庫破りの天才が、でっかい得物に挑戦するなり・・・・っていう。
それよりもあれですね、韓国はほんと拝金主義っていうかおカネが好きなんだなーってのを思いますね、なんかガリガリしてるw そらなんかしょっちゅうクーデタとかあるよねーって感じです。セレブ憧れがめっちゃ強いんだなーって思います。
まぁ日本もかなりのガリガリ亡者の国ですが、それよりもさらにって感じですよね、中国、台湾、韓国は。
夢はお金持ちになることです、なんて言うやつって今ではあんましいませんものねー。
うまい棒 企画
うまい棒を食べようという企画ですwちょっと食べたこと無いやつ全部食べてみようっ!ってわけですね。
よくうまい棒30本入りってのが売ってますよね、あれでまとめ買いするのがかっこいいうまい坊主たちのふるまい。でもどの味が自分のフェイヴァリットか、マルボロかセブンスターか、みたいなことで、まず自分のうまい棒を決めなければいけません。
ちなみにうまい棒のイラストキャラはうまえもん。明らかにグレー過ぎる存在、うまえもん自体のカラーもグレーであり昔からあるゆえに今更著作権を訴えられない状態。まさにグレーキャラの王様です。
今では考えられないです。ただ訴訟天国のアメリカでも著作権でカネを稼ぐというのは1980年頃に加速した模様。アメリカも60年台はムチャが出来ました。
・ピザ イタリアンカラーの伊達男に似合うトリコロールのうまい棒。パースの効いたイラスト、ピザ味って漠然としてるな!ってのはおいときましょう。チーズもあるので、チーズになんでしょうこの・・・お菓子のピザ独特のピザの味。ふむ、 割とおいしいのですけどちょっと口に残る、コーラでリセットが必要なうまい棒ですね。
・ てりやきバーガー たぶん昔から存在する昔ながらの味。キャベツさんたろうと思いきや、奥のほうにからしマヨネーズ味が隠れています。ファストフードを前面に押し出した感じのパッケージ。アメリカンスタイル!てりやきなのに・・・。
・サラミ 隠れファンが多い味。なぜかパッケージはロボット犬とキックボードという謎のイラスト。サラミと何の関係が!? まずサラミって何?ってことですがサラミってサラミソーセージのことですが、サラミソーセージの味ってのがぱっと出てこないので再現度が高いのかどうかは謎です。 おっさん向けのうまい棒ですね。
・とんかつソース クラシック中のクラシック。ベタ中のベタ。テーマは宇宙、ブタ型UFOの侵略。ソースはちょっと辛い感じの関西風。説明などいらない。
・たこやき なんと唯一ソースを二度漬けしないといけないという赤字覚悟のフレーバーらしいです。その甲斐あって、女の子に喜ばれるかったぁ~~い、うまい棒の誕生だ。しけってるのか?っておもうくらいの独特の固さを持っていて、ソースがこおばしいったらない。この味、を持ってる他のお菓子を知らない唯一無二のお菓子。個人的にはこれはトップを争う味。パッケージもタコがタコ殴りするというスーパーハイテンション仕様。
・牛タン塩味。
スナックで牛タン塩の味なんてするわけない。という先入観によってガードをサゲさせるという魔球のようなうまい棒。イラストは牛に乗った伊達政宗公なり。まず、駄菓子で牛タン塩味を作りたいと言い出した人間の勇気を褒め称えるべきですね。やめておけ!!死人が出るぞ!って感じ。味はレモンがさっぱりと効いていて、これも唯一無二の味です。レア度が高いらしいですね。 牛タン味ではなく、牛タン塩味なのがポイント。
・エビマヨネーズ味 新種のエビ!? エビマヨだよーん。
個人的には爆発的に美味しいエビマヨ味。エビよりもエビの味がして、エビマヨよりもエビマヨの味がします。ホンモノを超えてしまってるという点でうまい棒の異端児。エビを買うくらいならこのエビマヨ味を買った方が濃厚なエビを感じるコトができます。マニアック度の高さも随一。うまい棒にエビマヨ味が存在するということを知ってるということは、あなたうまい坊主ですね。
・チキンカレー味 カレー味ではなくてチキンカレーという貧乳だがケツがでかい女の子が好き、みたいなフックショット的な味わい。カレーせんべいの味なんですが、味をどんどん追っていくと、もっとエスニックで、レイヤーを含んだ味があることに気づきます、これがチキン!!イラストはアラビアンナイト、ピリッとおいしい!よくみるとあぐらを書いてるようで謎の姿勢で座っているのにも気づくべき。このチキンカレーだけが好き、というCC上手い坊主も存在する。
よくうまい棒30本入りってのが売ってますよね、あれでまとめ買いするのがかっこいいうまい坊主たちのふるまい。でもどの味が自分のフェイヴァリットか、マルボロかセブンスターか、みたいなことで、まず自分のうまい棒を決めなければいけません。
ちなみにうまい棒のイラストキャラはうまえもん。明らかにグレー過ぎる存在、うまえもん自体のカラーもグレーであり昔からあるゆえに今更著作権を訴えられない状態。まさにグレーキャラの王様です。
今では考えられないです。ただ訴訟天国のアメリカでも著作権でカネを稼ぐというのは1980年頃に加速した模様。アメリカも60年台はムチャが出来ました。
・ピザ イタリアンカラーの伊達男に似合うトリコロールのうまい棒。パースの効いたイラスト、ピザ味って漠然としてるな!ってのはおいときましょう。チーズもあるので、チーズになんでしょうこの・・・お菓子のピザ独特のピザの味。ふむ、 割とおいしいのですけどちょっと口に残る、コーラでリセットが必要なうまい棒ですね。
・ てりやきバーガー たぶん昔から存在する昔ながらの味。キャベツさんたろうと思いきや、奥のほうにからしマヨネーズ味が隠れています。ファストフードを前面に押し出した感じのパッケージ。アメリカンスタイル!てりやきなのに・・・。
・サラミ 隠れファンが多い味。なぜかパッケージはロボット犬とキックボードという謎のイラスト。サラミと何の関係が!? まずサラミって何?ってことですがサラミってサラミソーセージのことですが、サラミソーセージの味ってのがぱっと出てこないので再現度が高いのかどうかは謎です。 おっさん向けのうまい棒ですね。
・とんかつソース クラシック中のクラシック。ベタ中のベタ。テーマは宇宙、ブタ型UFOの侵略。ソースはちょっと辛い感じの関西風。説明などいらない。
・たこやき なんと唯一ソースを二度漬けしないといけないという赤字覚悟のフレーバーらしいです。その甲斐あって、女の子に喜ばれるかったぁ~~い、うまい棒の誕生だ。しけってるのか?っておもうくらいの独特の固さを持っていて、ソースがこおばしいったらない。この味、を持ってる他のお菓子を知らない唯一無二のお菓子。個人的にはこれはトップを争う味。パッケージもタコがタコ殴りするというスーパーハイテンション仕様。
・牛タン塩味。
スナックで牛タン塩の味なんてするわけない。という先入観によってガードをサゲさせるという魔球のようなうまい棒。イラストは牛に乗った伊達政宗公なり。まず、駄菓子で牛タン塩味を作りたいと言い出した人間の勇気を褒め称えるべきですね。やめておけ!!死人が出るぞ!って感じ。味はレモンがさっぱりと効いていて、これも唯一無二の味です。レア度が高いらしいですね。 牛タン味ではなく、牛タン塩味なのがポイント。
・エビマヨネーズ味 新種のエビ!? エビマヨだよーん。
個人的には爆発的に美味しいエビマヨ味。エビよりもエビの味がして、エビマヨよりもエビマヨの味がします。ホンモノを超えてしまってるという点でうまい棒の異端児。エビを買うくらいならこのエビマヨ味を買った方が濃厚なエビを感じるコトができます。マニアック度の高さも随一。うまい棒にエビマヨ味が存在するということを知ってるということは、あなたうまい坊主ですね。
・チキンカレー味 カレー味ではなくてチキンカレーという貧乳だがケツがでかい女の子が好き、みたいなフックショット的な味わい。カレーせんべいの味なんですが、味をどんどん追っていくと、もっとエスニックで、レイヤーを含んだ味があることに気づきます、これがチキン!!イラストはアラビアンナイト、ピリッとおいしい!よくみるとあぐらを書いてるようで謎の姿勢で座っているのにも気づくべき。このチキンカレーだけが好き、というCC上手い坊主も存在する。
ゼロ チュンリー Ⅲrd strike 版 西村キヌ風 習作
ただいま次の同人作品のためにチュンリーを描くことが多いんですが、ゼロチュンリー(ストリートファイターZero、のチュンリー、肩パッドの無いタンクトップジャージが特徴、ちなみにこのイラストはⅢrd strike版 頭のお団子が黄色い紐なのは普通のZEROチュン、Strikeはおまんじゅうに進化して初代とZeroチュンリーの中間みたいな感じ、紐はお団子のデザインがダサい・・・とワタシは思ふ。)を、西村キヌ風に描いてみました。西村キヌは今はやめちゃったけどCAPCOMのポップな絵柄担当のデザイナー。珍しい女性ゲームデザイナーで、描いてて気づいたんですがエロチックな感じが全然無い。これが女性デザイナーの力か・・、絵のスタイルとして女の子を描いてもエロチックにならないんですね。それがポップな感じなのだ。キヌの描くケンはすげーイケメンなのだ!ケンがリュウより強くなったのはたぶんキヌの影響なんだ!w
これもちなみに情報ですが、ZEROってのはⅡの前日譚なのでゼロチュンリーは設定上若いんです。(strikeはⅡの後らしいよ)
はっきり言って全然西村キヌ風にはならなかったw キヌ風タッチは線画で陰影をすでにつけちゃって色は殆どベタ塗りでざーって塗るだけなんですって、ワタシは線画がメインで線画がすべてって感じなんで、インタヴューで言ってました。
こういう線画で完成させるスタイルはデジタルで際限するのは非常に難しい。デジタルの鉛筆ってのはたくさんあるんですけど、どうしてもアナログの鉛筆ってのは再現出来ませんね。あの鉛筆を寝かせたり、長く芯を削ってサササーってやる感じ。ザラザラの紙に炭をまぶしてくような感じ、が出来ないんですよにゃーーー。というかアナログの鉛筆ってのは限界までその表現力が突き詰められてて、1つの画材として扱うには用途がありすぎんですよね。
あとレイヤリングをミスったーー!ともかくミスりまくりました、もうやりませんw
あとキヌ風のタッチで群像タッチというか、たくさん人物を描くスタイルのほうがハマる感じです、アップで1人を描くのに向いてない。でもワタシはキヌ風タッチがすごい好き、イラストよりもマンガで冴えるタッチなのです。誰かキヌ風タッチでマンガを描けば絶対流行ると思う。
チュンリーっていう名前って聖闘士星矢から来てるんですかね・・?どっちが先?聖闘士星矢を読んでた世代のヒトはシュンレイって呼ぶヒトがいますよねー、ぴろしーとか。
これもちなみに情報ですが、ZEROってのはⅡの前日譚なのでゼロチュンリーは設定上若いんです。(strikeはⅡの後らしいよ)
はっきり言って全然西村キヌ風にはならなかったw キヌ風タッチは線画で陰影をすでにつけちゃって色は殆どベタ塗りでざーって塗るだけなんですって、ワタシは線画がメインで線画がすべてって感じなんで、インタヴューで言ってました。
こういう線画で完成させるスタイルはデジタルで際限するのは非常に難しい。デジタルの鉛筆ってのはたくさんあるんですけど、どうしてもアナログの鉛筆ってのは再現出来ませんね。あの鉛筆を寝かせたり、長く芯を削ってサササーってやる感じ。ザラザラの紙に炭をまぶしてくような感じ、が出来ないんですよにゃーーー。というかアナログの鉛筆ってのは限界までその表現力が突き詰められてて、1つの画材として扱うには用途がありすぎんですよね。
あとレイヤリングをミスったーー!ともかくミスりまくりました、もうやりませんw
あとキヌ風のタッチで群像タッチというか、たくさん人物を描くスタイルのほうがハマる感じです、アップで1人を描くのに向いてない。でもワタシはキヌ風タッチがすごい好き、イラストよりもマンガで冴えるタッチなのです。誰かキヌ風タッチでマンガを描けば絶対流行ると思う。
チュンリーっていう名前って聖闘士星矢から来てるんですかね・・?どっちが先?聖闘士星矢を読んでた世代のヒトはシュンレイって呼ぶヒトがいますよねー、ぴろしーとか。
2016年12月26日月曜日
1868 月長石 ウィルキー・コリンズ
イギリス初の本格的な推理小説と言われる小説なんですが、いろんな意味でかなりファンキーな作品ですw
まず見ただけでその威力がわかりますけども、ものすごく長いんです、普通の推理小説三冊分くらいの分量があって、文庫本でこんなにデカい本は目録か、聖書くらいなもんです。
どんなものすごい複雑な事件が起こるか?と思いきや、実は推理、に当たる部分は非常にわずかでして、また事件自体もすごく小さな事件なのですが、この小説の体裁、がものすごい特殊なんです、古い小説、ってのは奇抜なスタイルを持ってるものが多いですがこの本は相当奇抜です。
この小説は、古い物語、の部分をまだまだ残してるのですね。物語ってのは、これは聞いた話だけれども・・・、っていう前提で、誰かから聞いた話を語るという形式です。物語、っていうものが最初っから存在していて、それを又聞きしたっていうかんじ。
一人称小説っていうのもあります、これは事件を目撃した本人、がお話をするという形式。
そして三人称小説ってのがあります。
花子は1人部屋でぼんやりとしていた・・・。みたいな、つまりはカミサマ視点って呼ばれるヤツです。
物語とカミサマ視点は、実質的には同じなのですが、物語は、それでも、この物語がワタシが作ったものではなくて、誰かから聞かされたものである。っていう前置きが存在するわけです。
三人称小説っていうのは、実はこの話はフィクションである、って言ってるのと同じです。でも、この話がフィクションである、っていうのは、物語としてはいきなり崩壊してるのと同じですね。嘘かい!っていう。いつからか、作品は嘘、であるってことが当たり前になってますけど、それって、よーーく考えれば、面白くないですよね。聖書の最初にこれはフィクションです。って書いてあったら、これはえらいことです。神話や物語でも、最初にこの話しは嘘っぱちですって言い始めたら、唖然とします。嘘はいいからほんとの話しを教えてよってなりますもの。
ドストエフスキーの小説は、実は語り手が存在していて、どう考えてもその語りてが目撃出来るはずがない話しがありつつも、語り手の一人称っていう構造は貫いています。そうしないと、嘘ってことになってしまうから。
この月長石という本も、嘘ではない、作り物ではない、というのを保つために一人称視点で書かれているのですが、すべての事件を目撃する1人の人間が存在しないので、複数の人間の回顧録の寄せ集めで事件の全貌を記録する、っていう恐ろしく面倒な方法がとられているのです、のみならず!!この小説は実験的でして、その一人称の語りてがことごとくバカなんです。これが恐ろしいところで、事件について語っているヒトが、見当ハズレで偏見に満ちて混乱しまくっている、読者はバカがべらべらしゃべりまくってる情報を取捨選択して、事件を学ばないといけない、という小説なんですね。
語り手が犯人、っていう裏技的な手法ともいえます。悪意は無いんですけど何を言ってるのかわかんないし、ほんとに無駄話がえんえんと続く、無駄話を続けさせるというネタ、のためにこんな長編になっているんです。プルーストの失われた・・・、も膨大な量のくだらない話をえんえんに続く、実は!すべてまったく意味のないコトを全く意味もなくことさら精緻に描く、という、メタなネタなんですね。
面白くない、という裏技、あえて全然面白くない、というオチなのです。人生はほんとは全然面白くない、というのをあえてそうとは絶対言わないことで強く示すっていう方法なんです。
ウィルキー・コリンズはディケンズのトモダチで、当時はかなりの有名人だったのですが、今ではディケンズというと小説の父、的なポジションにいるのに較べてコリンズはほぼ知られてないですね。、推理小説の歴史、として存在するだけで世界文学全集的なものには殆ど採用されない。コリンズの本はエンタメ作品の匂いが強いってことですね、エンタメというか当時のオーディエンスに合わせて作られてるってことです。村上春樹タイプってことです、同時代人にはウケるけども、作品の完成度としてはイマイチ。
この本は構成としてどう考えても冗長で長すぎるっていう決定的な弱点がありますので・・・。
まず見ただけでその威力がわかりますけども、ものすごく長いんです、普通の推理小説三冊分くらいの分量があって、文庫本でこんなにデカい本は目録か、聖書くらいなもんです。
どんなものすごい複雑な事件が起こるか?と思いきや、実は推理、に当たる部分は非常にわずかでして、また事件自体もすごく小さな事件なのですが、この小説の体裁、がものすごい特殊なんです、古い小説、ってのは奇抜なスタイルを持ってるものが多いですがこの本は相当奇抜です。
この小説は、古い物語、の部分をまだまだ残してるのですね。物語ってのは、これは聞いた話だけれども・・・、っていう前提で、誰かから聞いた話を語るという形式です。物語、っていうものが最初っから存在していて、それを又聞きしたっていうかんじ。
一人称小説っていうのもあります、これは事件を目撃した本人、がお話をするという形式。
そして三人称小説ってのがあります。
花子は1人部屋でぼんやりとしていた・・・。みたいな、つまりはカミサマ視点って呼ばれるヤツです。
物語とカミサマ視点は、実質的には同じなのですが、物語は、それでも、この物語がワタシが作ったものではなくて、誰かから聞かされたものである。っていう前置きが存在するわけです。
三人称小説っていうのは、実はこの話はフィクションである、って言ってるのと同じです。でも、この話がフィクションである、っていうのは、物語としてはいきなり崩壊してるのと同じですね。嘘かい!っていう。いつからか、作品は嘘、であるってことが当たり前になってますけど、それって、よーーく考えれば、面白くないですよね。聖書の最初にこれはフィクションです。って書いてあったら、これはえらいことです。神話や物語でも、最初にこの話しは嘘っぱちですって言い始めたら、唖然とします。嘘はいいからほんとの話しを教えてよってなりますもの。
ドストエフスキーの小説は、実は語り手が存在していて、どう考えてもその語りてが目撃出来るはずがない話しがありつつも、語り手の一人称っていう構造は貫いています。そうしないと、嘘ってことになってしまうから。
この月長石という本も、嘘ではない、作り物ではない、というのを保つために一人称視点で書かれているのですが、すべての事件を目撃する1人の人間が存在しないので、複数の人間の回顧録の寄せ集めで事件の全貌を記録する、っていう恐ろしく面倒な方法がとられているのです、のみならず!!この小説は実験的でして、その一人称の語りてがことごとくバカなんです。これが恐ろしいところで、事件について語っているヒトが、見当ハズレで偏見に満ちて混乱しまくっている、読者はバカがべらべらしゃべりまくってる情報を取捨選択して、事件を学ばないといけない、という小説なんですね。
語り手が犯人、っていう裏技的な手法ともいえます。悪意は無いんですけど何を言ってるのかわかんないし、ほんとに無駄話がえんえんと続く、無駄話を続けさせるというネタ、のためにこんな長編になっているんです。プルーストの失われた・・・、も膨大な量のくだらない話をえんえんに続く、実は!すべてまったく意味のないコトを全く意味もなくことさら精緻に描く、という、メタなネタなんですね。
面白くない、という裏技、あえて全然面白くない、というオチなのです。人生はほんとは全然面白くない、というのをあえてそうとは絶対言わないことで強く示すっていう方法なんです。
ウィルキー・コリンズはディケンズのトモダチで、当時はかなりの有名人だったのですが、今ではディケンズというと小説の父、的なポジションにいるのに較べてコリンズはほぼ知られてないですね。、推理小説の歴史、として存在するだけで世界文学全集的なものには殆ど採用されない。コリンズの本はエンタメ作品の匂いが強いってことですね、エンタメというか当時のオーディエンスに合わせて作られてるってことです。村上春樹タイプってことです、同時代人にはウケるけども、作品の完成度としてはイマイチ。
この本は構成としてどう考えても冗長で長すぎるっていう決定的な弱点がありますので・・・。
2016年12月24日土曜日
夢日記 怖い夢を見るの話・・・ 明晰夢から出られない
怖い夢を見て目が覚めるというマンガみたいなことをしてしまいましたw すげー夢だったので記しておきます。
まずなんでか知らないけどドライブしてます、女の人がドライブしてて、ワタシは助手席、後ろにはスマホを持った女の子。夜の東京あたりを走ってるといきなり空がビカビカビカーーって光ってなんだ!!って思って窓を開けて空をみると、UFOがハンドアームみたいなので車を持って登場。
車をパーキングエリアに返していきました。
「乗り捨てのカーシェアってあぁいうことぉ!!」ってワタシがびっくりしてると後ろの女の子がUFOだよって言って
「UFOなら写真とってよぉ!」とワタシ言いました。無茶苦茶ですw
で運転手の女のヒトが
「UFOすごいよね、ワタシタチもUFOにしない?」とかって病院に入っていくのです。
病院で何故か予防接種をするのですが、医者がものすげぇ悪そうなヤツでそいつは宇宙人だよ!!ってワタシはココロの中で思ってるのですが女の人と女の子は予防接種をします、そしたら指から血管がドクドクドクって、あのエヴァで綾波レイの体内に使徒が入ったみたいな感じになり、やがて腕がでっかい人差し指みたいになってしまうのです。
「しっぱいしっぱい」
いやテヘじゃねぇ!!とか思いつつ、場面はいきなり切り替わって公園でワタシはおいおい泣き叫んで、これは夢だろ!夢なら覚めろっ!!思いながら目をつむったり頭をふったりするんですけど夢が覚めてくれません。
この夢の中でこれは夢だって気づいて、夢から覚めようするんですけど、夢が終わらないっていうのがめちゃくちゃ怖いんです、まじか!
こういう夢を自分で自覚シてる夢を明晰夢っていうのですが、明晰夢から出られないっていうのはほんとーーに怖い!ひやぁっ!!恐怖の種類はたくさんあるとしてこんなタイプの恐怖は珍しいんじゃないですかね。
でも怖いよ、怖いよっていいながらあるAV女優のヒト(全然知らないヒト、ただAV女優という設定だけはハッキリしてるのです)に抱きついて泣いてたら目を覚ましました。
なんじゃこりゃーー!!w でもほんと明晰夢から覚めないときは焦った・・・・。
まずなんでか知らないけどドライブしてます、女の人がドライブしてて、ワタシは助手席、後ろにはスマホを持った女の子。夜の東京あたりを走ってるといきなり空がビカビカビカーーって光ってなんだ!!って思って窓を開けて空をみると、UFOがハンドアームみたいなので車を持って登場。
車をパーキングエリアに返していきました。
「乗り捨てのカーシェアってあぁいうことぉ!!」ってワタシがびっくりしてると後ろの女の子がUFOだよって言って
「UFOなら写真とってよぉ!」とワタシ言いました。無茶苦茶ですw
で運転手の女のヒトが
「UFOすごいよね、ワタシタチもUFOにしない?」とかって病院に入っていくのです。
病院で何故か予防接種をするのですが、医者がものすげぇ悪そうなヤツでそいつは宇宙人だよ!!ってワタシはココロの中で思ってるのですが女の人と女の子は予防接種をします、そしたら指から血管がドクドクドクって、あのエヴァで綾波レイの体内に使徒が入ったみたいな感じになり、やがて腕がでっかい人差し指みたいになってしまうのです。
「しっぱいしっぱい」
いやテヘじゃねぇ!!とか思いつつ、場面はいきなり切り替わって公園でワタシはおいおい泣き叫んで、これは夢だろ!夢なら覚めろっ!!思いながら目をつむったり頭をふったりするんですけど夢が覚めてくれません。
この夢の中でこれは夢だって気づいて、夢から覚めようするんですけど、夢が終わらないっていうのがめちゃくちゃ怖いんです、まじか!
こういう夢を自分で自覚シてる夢を明晰夢っていうのですが、明晰夢から出られないっていうのはほんとーーに怖い!ひやぁっ!!恐怖の種類はたくさんあるとしてこんなタイプの恐怖は珍しいんじゃないですかね。
でも怖いよ、怖いよっていいながらあるAV女優のヒト(全然知らないヒト、ただAV女優という設定だけはハッキリしてるのです)に抱きついて泣いてたら目を覚ましました。
なんじゃこりゃーー!!w でもほんと明晰夢から覚めないときは焦った・・・・。
2016年12月20日火曜日
2005 ロマンシングサガ ミンストレルソング PS2
ロマサガ1のps2リメイクです。
スーファミのロマ1をプレイした事があるヒトは知ってると思いますが、スーファミ版は敵の数、エンカウント率がえげつなくて、ちょっとプレイするのはしんどい、ゲームとしては非常に斬新で面白いのに、バランスがぶっ壊れ気味でプレイしずらい、それを改良してくれたリメイク版なので、ロマサガファンとしてはひゃっほい!!と思うゲームですね。リメイクといってもオリジナルとはかなり違います。
実質ロマサガシリーズ最後の作品・・、今はネットゲームなどもあるみたいですけどね・・・。完全新作のロマサガ4出ないかなぁ・・。
ロマサガあるあるなんですが、ゲーム初心者には厳しいゲームです。(まぁゲーム初心者がロマサガなんて手を出さないですけどw)ロマサガ独特のルールがあるし、単純にレベル上げしようとすると逆に手詰まりになる恐れもある。他に無いですよねレベル上げが裏目に出るRPGって。ワタシが勝手に呼んでるのですがラグナロクシステムといって、行動数に制限があって一番効率的に行動しないといけない、ってのはシミュレーションでは当然なんですけどロープレでそれが組み込まれてるのは珍しい。
逆に上級者には、うまい勝ち方、バックドアが存在してレベル上げがほぼ必要なかったりします。超強力魔法、オーバードライブなども存在しますし・・・。ロマサガといえば、的な幻日、クイックタイムみたいなほぼチートクラスの術もあります。
攻略サイトなどには、とにかく即効で合成術を習得しザコをなぎ倒せ、とありますが、ほぼこれは裏技に近いやり方ですね。これをやると強敵に遭遇!絶対絶命!ピキーン!!新技ひらめき!足払いってなんだよーーーーwっていうロマサガのスリルを味わうことが出来ません。
しかしザコを倒すだけではカネもスキルポイント的なジュエル、もほぼ手に入らない上に、武器は技を使うと壊れる、という問題もあって、ザコが強くなっててもぉ無理ーー!!ってなりがちなのも事実。スーファミに比べれば楽になったとはいえ、ザコは相変わらず多い。
一部の最終武器、は壊れない代わりにLPを消費、という、いや使えないやんけ!!っていう状態になっていて(体術もLP消費なのでイマイチ)、レフトハンドソード、エリスの弓など使えない武器になってます、その分割と簡単に強い武器と技が手に入る弓がかなりお得でして全員弓っていうオウガバトル的な感じにもなります。妙に弓の技が強い。そして今回スキルシステムというジョブシステムみたいなのがあるおかげで、武器を1つに絞ったほうが断然いいので、これも弓部隊編成を促します。魔法は基本攻撃には向かないです、特に終盤は火力不足。そしてこれが大事なんですが強力な弓は店で売ってるので入手が簡単極まりない。斧、棍棒などは使いモンにならん・・・。
おすすめは絶対に弓と細剣、軽いので行動順が早い上に技が強力。ワタシはグレイを主人公でちゃんと鬼神刀を手に入れましたが、鬼神刀の心形剣よりも藤娘の連射のほうが威力高いです。それはおろかヴェルニーレイピアの電光石火のほうが入ったりします、おいおい。刀は技がへぼすぎる・・・。
ロマサガはフクザツなフラグシステムゲームなので狙ったように攻略するには最初から考えて行動しないといけないので攻略情報必須です。巨人の里とか冥界に行きたい場合は特に。まぁ8人も主人公いるんで何周もプレイしてよ、キミ凍った世界のほう殆ど足を踏み入れんでクリアしてない?ってことでしょうw 主人公によっては全然行かない地方とかありますし・・・。
総じてかなり評価高いですこのゲーム、ラスボスも攻略サイトでは楽勝だよ、みたいなこと書いてありますけど禁術に手を出さない限りw 割と歯ごたえあります。エンディングも良い。あと曲もなかなかいい感じ。ただワタシがロマサガ自体に思い入れがあるってのもかなりあるのかもだけど。ロマサガは自由でいいですよねやっぱり。カミサマの手の上を転がされて映画を見るようにイベントをこなしてくっていうロープレはどうかなーって思いますもの。映画は映画で見るからいいよって感じで。
スーファミのロマ1をプレイした事があるヒトは知ってると思いますが、スーファミ版は敵の数、エンカウント率がえげつなくて、ちょっとプレイするのはしんどい、ゲームとしては非常に斬新で面白いのに、バランスがぶっ壊れ気味でプレイしずらい、それを改良してくれたリメイク版なので、ロマサガファンとしてはひゃっほい!!と思うゲームですね。リメイクといってもオリジナルとはかなり違います。
実質ロマサガシリーズ最後の作品・・、今はネットゲームなどもあるみたいですけどね・・・。完全新作のロマサガ4出ないかなぁ・・。
ロマサガあるあるなんですが、ゲーム初心者には厳しいゲームです。(まぁゲーム初心者がロマサガなんて手を出さないですけどw)ロマサガ独特のルールがあるし、単純にレベル上げしようとすると逆に手詰まりになる恐れもある。他に無いですよねレベル上げが裏目に出るRPGって。ワタシが勝手に呼んでるのですがラグナロクシステムといって、行動数に制限があって一番効率的に行動しないといけない、ってのはシミュレーションでは当然なんですけどロープレでそれが組み込まれてるのは珍しい。
逆に上級者には、うまい勝ち方、バックドアが存在してレベル上げがほぼ必要なかったりします。超強力魔法、オーバードライブなども存在しますし・・・。ロマサガといえば、的な幻日、クイックタイムみたいなほぼチートクラスの術もあります。
攻略サイトなどには、とにかく即効で合成術を習得しザコをなぎ倒せ、とありますが、ほぼこれは裏技に近いやり方ですね。これをやると強敵に遭遇!絶対絶命!ピキーン!!新技ひらめき!足払いってなんだよーーーーwっていうロマサガのスリルを味わうことが出来ません。
しかしザコを倒すだけではカネもスキルポイント的なジュエル、もほぼ手に入らない上に、武器は技を使うと壊れる、という問題もあって、ザコが強くなっててもぉ無理ーー!!ってなりがちなのも事実。スーファミに比べれば楽になったとはいえ、ザコは相変わらず多い。
一部の最終武器、は壊れない代わりにLPを消費、という、いや使えないやんけ!!っていう状態になっていて(体術もLP消費なのでイマイチ)、レフトハンドソード、エリスの弓など使えない武器になってます、その分割と簡単に強い武器と技が手に入る弓がかなりお得でして全員弓っていうオウガバトル的な感じにもなります。妙に弓の技が強い。そして今回スキルシステムというジョブシステムみたいなのがあるおかげで、武器を1つに絞ったほうが断然いいので、これも弓部隊編成を促します。魔法は基本攻撃には向かないです、特に終盤は火力不足。そしてこれが大事なんですが強力な弓は店で売ってるので入手が簡単極まりない。斧、棍棒などは使いモンにならん・・・。
おすすめは絶対に弓と細剣、軽いので行動順が早い上に技が強力。ワタシはグレイを主人公でちゃんと鬼神刀を手に入れましたが、鬼神刀の心形剣よりも藤娘の連射のほうが威力高いです。それはおろかヴェルニーレイピアの電光石火のほうが入ったりします、おいおい。刀は技がへぼすぎる・・・。
ロマサガはフクザツなフラグシステムゲームなので狙ったように攻略するには最初から考えて行動しないといけないので攻略情報必須です。巨人の里とか冥界に行きたい場合は特に。まぁ8人も主人公いるんで何周もプレイしてよ、キミ凍った世界のほう殆ど足を踏み入れんでクリアしてない?ってことでしょうw 主人公によっては全然行かない地方とかありますし・・・。
総じてかなり評価高いですこのゲーム、ラスボスも攻略サイトでは楽勝だよ、みたいなこと書いてありますけど禁術に手を出さない限りw 割と歯ごたえあります。エンディングも良い。あと曲もなかなかいい感じ。ただワタシがロマサガ自体に思い入れがあるってのもかなりあるのかもだけど。ロマサガは自由でいいですよねやっぱり。カミサマの手の上を転がされて映画を見るようにイベントをこなしてくっていうロープレはどうかなーって思いますもの。映画は映画で見るからいいよって感じで。
2016年12月19日月曜日
1989 Abyss アビス James Cameron
キャメロン氏の初期のほうの作品なんですけど、それにしたって金はかなりかかってますし、キャメロンっていっつもこういう画作りだよな、ってのはずっと変わらないですね。変なマシンみたいなのが出てくるのもお約束。メカメカしい感じ、それと必ず軍人。精神に異常をきたすやつw 古典落語みたいにいっつもキャラ割は同じ。
でもこの作品は兎にも角にも水中を舞台にしてまして、水中が舞台の映画って数が少ないんですよね、まず撮影が困難で費用がかかりすぎるってのもあるし、情報も極端に少ない。 原子力潜水艦がどういう構造をしてるかなんて殆どのヒトが知らないし、また軍もわざわざ情報を漏らしたりしないのでよくわかんないんですよね。
そしてストーリーなんですが、よく意味がわかりません、っていうか、ともかくこういう撮影をしたいんだよね、潜水艦があってさぁ、あとダイビング用のマシーンとかも取りたいし、特殊な潜水服を使った海溝へのダイビングのシーンもやりたい。っていう、撮影したいもの、ってのがあって、それをなんとかストーリーでつなぎ合わせたっていう感じなんですよね。撮影技法とかギミックを試してみたいのだ。みたいなの。なんかストーリーが繋がってないような感じですもん。えっ?なんで??みたいなのばっかし。
おおまかな話は沈没した原子力潜水艦の核ミサイルが海溝におっこちちゃってそれを回収して起爆装置を外さないといけない、けど嵐が接近してたので軍は向かうことが出来ず、海底の石油をほっていた民間会社のクルーがそれに挑むって話なんですが。待てばいいじゃん・・・ってだけだと思うし、潜水艇みたいなのがあるんで、それで脱出すりゃいいじゃん??ってのもあったりとかなり崩壊してます。
けどやっぱり他には見られない映像ばっかしで、絵力だけで持たせられる映画ですので、見ても損は無いと思います。ヒロイン役がちっともカワイクない・・・ってのがイタいところですけどね。まぁ主人公もなかなかのおっさんでハゲで、ん??って感じもするし、なんでしょうか、80年台終わりにはナウい感じだったのかも・・・。 なんかキャストでキラリとするようなヒトは1人もいない・・そこの予算はけちったのかもですねw
でもこの作品は兎にも角にも水中を舞台にしてまして、水中が舞台の映画って数が少ないんですよね、まず撮影が困難で費用がかかりすぎるってのもあるし、情報も極端に少ない。 原子力潜水艦がどういう構造をしてるかなんて殆どのヒトが知らないし、また軍もわざわざ情報を漏らしたりしないのでよくわかんないんですよね。
そしてストーリーなんですが、よく意味がわかりません、っていうか、ともかくこういう撮影をしたいんだよね、潜水艦があってさぁ、あとダイビング用のマシーンとかも取りたいし、特殊な潜水服を使った海溝へのダイビングのシーンもやりたい。っていう、撮影したいもの、ってのがあって、それをなんとかストーリーでつなぎ合わせたっていう感じなんですよね。撮影技法とかギミックを試してみたいのだ。みたいなの。なんかストーリーが繋がってないような感じですもん。えっ?なんで??みたいなのばっかし。
おおまかな話は沈没した原子力潜水艦の核ミサイルが海溝におっこちちゃってそれを回収して起爆装置を外さないといけない、けど嵐が接近してたので軍は向かうことが出来ず、海底の石油をほっていた民間会社のクルーがそれに挑むって話なんですが。待てばいいじゃん・・・ってだけだと思うし、潜水艇みたいなのがあるんで、それで脱出すりゃいいじゃん??ってのもあったりとかなり崩壊してます。
けどやっぱり他には見られない映像ばっかしで、絵力だけで持たせられる映画ですので、見ても損は無いと思います。ヒロイン役がちっともカワイクない・・・ってのがイタいところですけどね。まぁ主人公もなかなかのおっさんでハゲで、ん??って感じもするし、なんでしょうか、80年台終わりにはナウい感じだったのかも・・・。 なんかキャストでキラリとするようなヒトは1人もいない・・そこの予算はけちったのかもですねw
2016年12月17日土曜日
1920 樽 フリーマン・ウィリス・クロフツ
最近やっているミステリ古典シリーズです。
処女作であり代表作であるという、作家としては結構イタい指摘をくらっています、一発屋ってことですねw。処女作を超えられないってのはよくある話で、実際超えられない場合もあるし、処女作を知ってるから、次の作品をまっさらに評価出来ないってこともあります。なんにせよ、初めて、出会うもののほうがインパクトがあるものですからね。
ただこの小説、いわゆる探偵小説では全然ありません。すべての謎をスパっと解決する名探偵的なやつは登場せず、地道な捜査を積み重ねていくという、捜査小説、みたいな感じ。ドキワクなアクションというわけでもなく、ちょっとずつ捜査をすることで情報がわかっていく、アドベンチャーゲームみたいな感じ。そして捜査するヒトも、ピカーンとすべてがわかる天才ではなくて、最後の最後に犯人の自白があるまで、結局そのトリックを見破れないという始末です。読んでてかなりスッキリしない感じ。
ただもういいよ!ってくらい繰り返し繰り返し、説明があって、ひじょーーーに、精密にトリックが書かれているのがわかりません、矛盾がないように矛盾がないように・・・、っていうのをロンドン、パリ、ブリュッセル、の時刻表を見ながら検証していきます。時刻表トリックというのもありますし、この小説はアリバイ崩し、容疑者、が完璧なアリバイを持っているが、それをどうやって崩していくかっていう今のゲームにもなってるようなスタイルを確立させたものらしいとのこと。確かにそういうわけでは新しい手法を生み出した古典なのでしょうね。
ただ、読んでて面白いって感じではないですねー・・・、すごくよく考えて作られてるってのはわかりますけども。好き好きなんでしょうけど。楽しくないのは、キャラが弱いからでしょうね、ロンドン、パリの警部、弁護士、探偵、どいつもこいつも風体のあがらずキャラの弱い真面目なおっさんばっかしで、映像にしたらなんて華がない・・って感じ。それと動機もやっぱし弱いです、この時代のミステリってのは結局全部、愛する美女に片思い、が理由になってますけども、犯罪者ってのはそんなドハマリ体質のやつらばっかじゃないと思うし、だいたいそういう、ドハマリ体質のヤツってのは、巧妙なトリックを考えるタイプとは人種が違います。基本的に、賢い男ってのは女はくだらないイキモノだなって思ってて、ドハマリするのは新海誠みたいな全然モテない童貞のキモヲタみたいなヤツですw
人間のタイプと行動が合ってないのですよねー。そういうわけではキャラ、が立っていて、まずキャラ萌えであるホームズはやっぱしすげぇなと思いますね。
処女作であり代表作であるという、作家としては結構イタい指摘をくらっています、一発屋ってことですねw。処女作を超えられないってのはよくある話で、実際超えられない場合もあるし、処女作を知ってるから、次の作品をまっさらに評価出来ないってこともあります。なんにせよ、初めて、出会うもののほうがインパクトがあるものですからね。
ただこの小説、いわゆる探偵小説では全然ありません。すべての謎をスパっと解決する名探偵的なやつは登場せず、地道な捜査を積み重ねていくという、捜査小説、みたいな感じ。ドキワクなアクションというわけでもなく、ちょっとずつ捜査をすることで情報がわかっていく、アドベンチャーゲームみたいな感じ。そして捜査するヒトも、ピカーンとすべてがわかる天才ではなくて、最後の最後に犯人の自白があるまで、結局そのトリックを見破れないという始末です。読んでてかなりスッキリしない感じ。
ただもういいよ!ってくらい繰り返し繰り返し、説明があって、ひじょーーーに、精密にトリックが書かれているのがわかりません、矛盾がないように矛盾がないように・・・、っていうのをロンドン、パリ、ブリュッセル、の時刻表を見ながら検証していきます。時刻表トリックというのもありますし、この小説はアリバイ崩し、容疑者、が完璧なアリバイを持っているが、それをどうやって崩していくかっていう今のゲームにもなってるようなスタイルを確立させたものらしいとのこと。確かにそういうわけでは新しい手法を生み出した古典なのでしょうね。
ただ、読んでて面白いって感じではないですねー・・・、すごくよく考えて作られてるってのはわかりますけども。好き好きなんでしょうけど。楽しくないのは、キャラが弱いからでしょうね、ロンドン、パリの警部、弁護士、探偵、どいつもこいつも風体のあがらずキャラの弱い真面目なおっさんばっかしで、映像にしたらなんて華がない・・って感じ。それと動機もやっぱし弱いです、この時代のミステリってのは結局全部、愛する美女に片思い、が理由になってますけども、犯罪者ってのはそんなドハマリ体質のやつらばっかじゃないと思うし、だいたいそういう、ドハマリ体質のヤツってのは、巧妙なトリックを考えるタイプとは人種が違います。基本的に、賢い男ってのは女はくだらないイキモノだなって思ってて、ドハマリするのは新海誠みたいな全然モテない童貞のキモヲタみたいなヤツですw
人間のタイプと行動が合ってないのですよねー。そういうわけではキャラ、が立っていて、まずキャラ萌えであるホームズはやっぱしすげぇなと思いますね。
2016年12月7日水曜日
1913 トレント最後の事件 エドマンド・クレリヒュー・ベントリー
ベントリーというチェスタトンの親友が書いた作品で、ベントリーというヒトは本業は記者でしたので、寡作な作品な為知らない人も多いのでしょうが、この最後の事件、は推理小説の転換期を示すものとして評価されています。
転換期というか従来の推理小説とは確かに全然違うものです
まず一番それがわかるのは、探偵が超人的才能によってすべてを解決出来ないってことです。ホームズなら確実に成功しますけれど、トレント、は実際推理を外します。完全な裏切りですね、主人公の探偵が推理を間違うなんて。
そういうわけで、主人公の探偵が何でも出来るスーパーマンから推理力に優れた普通の人間、になることで新しい小説のフェイズに移るわけです。探偵なのに何も出来ないで次々と連続殺人が起こってしまうっていうこともあるし、他の人の助けや、ただのトリックだけを考える推理小説、よりも探偵ドラマ、に移っていったってことですね。トリックなんてもうすでに限界に来てたってことでしょう。そんなわけあるかい、ってトリックになってしまいがち、だから必然的に、別の要素、恋愛だったり、情景描写だったり、人間ドラマと抱き合わせてやっていくことになったのですね。
けどまぁその初期の作品ってわけで、この小説、たしかに斬新なのかもしんないけど、ドラマとしてのレベルはまだまだしょうもないっていう感じですね・・・。だいたいすごい魅力的な女性、ってのが出てくるドラマってのはくだらないものです。でもまぁ読者のレベルに合わせると絶世の美女がどうしても必要なわけですね、それは昨今のアニメとか作品には必ずお色気担当というか、ヲタクホイホイ担当が用意されるのと同じことで永久に変わることなし。名作である以前に商品として価値がないといけないんですもの。
転換期というか従来の推理小説とは確かに全然違うものです
ネタバレ注意報
というかこの作品は、メタ推理小説、なのですね。これまでの推理小説、がすでに存在していて、それを裏切るっていう筋で描かれています。
まず一番それがわかるのは、探偵が超人的才能によってすべてを解決出来ないってことです。ホームズなら確実に成功しますけれど、トレント、は実際推理を外します。完全な裏切りですね、主人公の探偵が推理を間違うなんて。
そういうわけで、主人公の探偵が何でも出来るスーパーマンから推理力に優れた普通の人間、になることで新しい小説のフェイズに移るわけです。探偵なのに何も出来ないで次々と連続殺人が起こってしまうっていうこともあるし、他の人の助けや、ただのトリックだけを考える推理小説、よりも探偵ドラマ、に移っていったってことですね。トリックなんてもうすでに限界に来てたってことでしょう。そんなわけあるかい、ってトリックになってしまいがち、だから必然的に、別の要素、恋愛だったり、情景描写だったり、人間ドラマと抱き合わせてやっていくことになったのですね。
けどまぁその初期の作品ってわけで、この小説、たしかに斬新なのかもしんないけど、ドラマとしてのレベルはまだまだしょうもないっていう感じですね・・・。だいたいすごい魅力的な女性、ってのが出てくるドラマってのはくだらないものです。でもまぁ読者のレベルに合わせると絶世の美女がどうしても必要なわけですね、それは昨今のアニメとか作品には必ずお色気担当というか、ヲタクホイホイ担当が用意されるのと同じことで永久に変わることなし。名作である以前に商品として価値がないといけないんですもの。
2016年12月1日木曜日
2001 シャドウハーツ サクノス
サクノスというもはや存在しないマイナーゲーム会社から出されたPS2初期のロープレです。
第一次大戦前夜を舞台にしたRPG、というとなんか歴史ロマンっぽい感じがしますが、実際には中2が好みそうなものを全部ぶっ込んだものです、日本帝国軍、上海、クーロンのスラム、ヴァンパイヤ、風水師、陰陽道、教会、錬金術師、禁術、宇宙人w カミサマ、邪神、魔王、フュージョンw 特に後半はややぶっ飛んだ感じのシナリオになりつつ、結局のとこ純愛がテーマの恋愛ロープレだったりします。
最初っから最後まで、主人公ウルとヒロインアリスはラブラブで、最後までずっとイチャラブ状態。それがウルかっこいい!!ってなるのか、こいつら・・・ってなるのかはプレイヤーの精神状態次第ですかね。
超ネタバレですが、普通にこのゲームを遊ぶと必ずバッドエンドです。グッドエンドへのフラグは攻略無しでは絶対とはいわないけども、98%くらい発見?というか自力で見つけ出すことは出来ないです。というかこのゲーム殆どの宝箱とか、アイテムはすべてと言っていいくらい隠されているので、攻略情報無しではまず見つからないです。隠しすぎだろって感じでもある。
というかバッドエンドがこのゲームの正規のエンディングで続編もバッドエンドからの続きとなっているのでグッドエンドがおまけ的な扱いってことなんでしょう。
まぁつまるところ最後にアリスは死にます。それでずーーーとこの2人のイチャイチャパラダイスを見せつけられたプレイヤーはあっ!!ってなるっていうオチなんですね。だからか、ずっとなかよし増刊号だったのは、最後にこういうことになるからだったんだ。っていうことなんですね。
ゲーム自体としてはルーレットを回して攻撃するというひねった感じのシステムで・・(ここだけの話しですが倍速プレイとかをするヒトには非常に面倒なシステムです、倍速だとルーレット当たらないから・・)。グラフィックはスーファミ末期みたいな感じの3DCGっぽい3DCGなんですが、背景に関してはものすごーーーーいよく作られてます。こんなにやる必要ある?ってくらい、ただ通り過ぎるだけのシーンなのにえらい処理がされてるなぁっていう。小道具とかデザインもえらいこだわりよう。どうやって作ったのか知りたいですね。
こぉいうのをなんていうのですかね?ようは視点が変えられないのでフルレンダリングした一枚絵の上を歩いて3Dダンジョンを動いてるように錯覚させるというやり方で、FF7が発明した手法でして、このサクノスという会社はスクウェアのドロップアウトさんで作られてるらしいのでその技術が使われてるというわけです、なんのソフトを使ってるのかは不明。しかしかなりの素晴らしいシェーダーであります。ただキャラクターのCGとモンスターのCGはかなり酷いもんで、アリスはまったくカワイクないし、ウルのモデリングも酷い有様・・・むごぃ・・・・。キャラクターモデリングに人材がいなかったか、その技術がまだ無かったかって感じですね。モンスターのデザインも・・・・・なんか全体的にきもい。フルレンダリングはすごいキレイだけどリアルタイムレンダリングはざんないということです。
このゲーム全体の演出も夜ばっかしというか、血まみれだったり、怖い話みたいなのがあったり、ホラーテイストなんですね。理由は一切わからん。1910年台が舞台となってますが、携帯電話を使ってるキャラがいたり、転送装置を作ったりとあまりその舞台設定が生かされてるとおもえなかったりしまふ・・・・。
けどマイナーゲームならではの独特の味わいがあって、斬新なシステムもかなりあって冒険心に富んでいます。ゲームとしてはよく出来てる・・が、さいきんのキレイなグラに慣れてるとこのキャラモデリングには愛着が持てないかも。びったり製作者と好みがシンクロすれば、思い出深いゲームになるんだろうなって感じ。ワタシはホラー系があんまし好きでないし、リアル路線よりもアニメチックな感じが好きなヒトなんでまぁまぁってとこですにゃあ。でもⅡのほうが有名で面白いという噂もありけり、いつかプレイするかも。
第一次大戦前夜を舞台にしたRPG、というとなんか歴史ロマンっぽい感じがしますが、実際には中2が好みそうなものを全部ぶっ込んだものです、日本帝国軍、上海、クーロンのスラム、ヴァンパイヤ、風水師、陰陽道、教会、錬金術師、禁術、宇宙人w カミサマ、邪神、魔王、フュージョンw 特に後半はややぶっ飛んだ感じのシナリオになりつつ、結局のとこ純愛がテーマの恋愛ロープレだったりします。
最初っから最後まで、主人公ウルとヒロインアリスはラブラブで、最後までずっとイチャラブ状態。それがウルかっこいい!!ってなるのか、こいつら・・・ってなるのかはプレイヤーの精神状態次第ですかね。
超ネタバレですが、普通にこのゲームを遊ぶと必ずバッドエンドです。グッドエンドへのフラグは攻略無しでは絶対とはいわないけども、98%くらい発見?というか自力で見つけ出すことは出来ないです。というかこのゲーム殆どの宝箱とか、アイテムはすべてと言っていいくらい隠されているので、攻略情報無しではまず見つからないです。隠しすぎだろって感じでもある。
というかバッドエンドがこのゲームの正規のエンディングで続編もバッドエンドからの続きとなっているのでグッドエンドがおまけ的な扱いってことなんでしょう。
まぁつまるところ最後にアリスは死にます。それでずーーーとこの2人のイチャイチャパラダイスを見せつけられたプレイヤーはあっ!!ってなるっていうオチなんですね。だからか、ずっとなかよし増刊号だったのは、最後にこういうことになるからだったんだ。っていうことなんですね。
ゲーム自体としてはルーレットを回して攻撃するというひねった感じのシステムで・・(ここだけの話しですが倍速プレイとかをするヒトには非常に面倒なシステムです、倍速だとルーレット当たらないから・・)。グラフィックはスーファミ末期みたいな感じの3DCGっぽい3DCGなんですが、背景に関してはものすごーーーーいよく作られてます。こんなにやる必要ある?ってくらい、ただ通り過ぎるだけのシーンなのにえらい処理がされてるなぁっていう。小道具とかデザインもえらいこだわりよう。どうやって作ったのか知りたいですね。
こぉいうのをなんていうのですかね?ようは視点が変えられないのでフルレンダリングした一枚絵の上を歩いて3Dダンジョンを動いてるように錯覚させるというやり方で、FF7が発明した手法でして、このサクノスという会社はスクウェアのドロップアウトさんで作られてるらしいのでその技術が使われてるというわけです、なんのソフトを使ってるのかは不明。しかしかなりの素晴らしいシェーダーであります。ただキャラクターのCGとモンスターのCGはかなり酷いもんで、アリスはまったくカワイクないし、ウルのモデリングも酷い有様・・・むごぃ・・・・。キャラクターモデリングに人材がいなかったか、その技術がまだ無かったかって感じですね。モンスターのデザインも・・・・・なんか全体的にきもい。フルレンダリングはすごいキレイだけどリアルタイムレンダリングはざんないということです。
このゲーム全体の演出も夜ばっかしというか、血まみれだったり、怖い話みたいなのがあったり、ホラーテイストなんですね。理由は一切わからん。1910年台が舞台となってますが、携帯電話を使ってるキャラがいたり、転送装置を作ったりとあまりその舞台設定が生かされてるとおもえなかったりしまふ・・・・。
けどマイナーゲームならではの独特の味わいがあって、斬新なシステムもかなりあって冒険心に富んでいます。ゲームとしてはよく出来てる・・が、さいきんのキレイなグラに慣れてるとこのキャラモデリングには愛着が持てないかも。びったり製作者と好みがシンクロすれば、思い出深いゲームになるんだろうなって感じ。ワタシはホラー系があんまし好きでないし、リアル路線よりもアニメチックな感じが好きなヒトなんでまぁまぁってとこですにゃあ。でもⅡのほうが有名で面白いという噂もありけり、いつかプレイするかも。
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