2017年8月18日金曜日

2007 パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド 3

 パイカリの三作目。三作目といいつつ、2と3は物語がつながっているので、2-2、っていう感じですね。


 三時間近くあって、どう考えても長すぎだろ!っていう声も多かったです、映画館ではコドモが座っているのに耐えきれなくなって走り回り、オトナは膀胱破裂直前に追い込まれるっていう。

 昔は3時間近くある映画は休憩時間、があって、途中でトイレタイムがあったのですけど今中休みがある映画ってなくなりましたよね。ワタシも実際、映画館で中休みがある映画を見に行ったことはありませんね。

 長い映画はプロダクションサイドは拒絶するんです、短い映画を何回も流したほうがその分オカネになるから。3時間あっても値段は同じなんですからね、もちろん90分映画の倍予算もかかるわけですし。


 そういうのを無視して作りたいように作れるってのは大ヒット映画だけの特権です、ハリポタも長ー!ってなってましたしね。


 2が大ヒットしたこともあり、予算がありあまってるぜ!!っていう感じですごい丁寧に、豪華に作っています。ハリウッドはカネあるぜー!!っていうのをまだまだ見せつける感じの映画。

 一番びっくりしたのは、ジャックの親父役としてストーンズのキース・リチャーズが登場していること。なんだこのスーパー渋い声は!!??って思ったら本物のキースじゃん!えっ!?どういうこと??って思ったらジョニー・デップのラブコールに答えて実現したんですって。すごい。どうせなら敵方でミックも出演させて欲しかったですけどねw そりゃ無理か・・・。

 しかもキャスト的にもハマり役でした、いくらファンだからって自分の親父役にロックレジェンドをキャスティングできるなんてジョニー・デップやりたい放題ですな。


 シナリオは裏切ったり裏切られたりの繰り返しってのをやりたかったのでしょうけど、なんだかワタシにはよくわかりませんでした。あのイカはいったいなんでイカになったの??みたいな感じで。まぁそんなところを見る映画では無いのです。何も考えないで見ましょう。