ファンタシースターの実質4で、いわゆるロープレファンタシースターの最後の作品。
3はややクソゲーと言われてますが、この千年紀の終りに、は非常に名作という評判があって実際そのとおりだと思います。
オーソドックスなロープレなんですがたくさんいいところがあります
まずキャラデザは90年代だなーって感じで私は好きです、この90年代の三段塗り。スレイヤーズっぽい感じと言えばわかるでしょうか。
演出もこってて、漫画のコマ割りみたいにイラストが出て、漫画風にストーリーが流れていきます、私はこの演出も好き、漫画読んでるみたいだから。ドット絵なのですがかなりの枚数が作画されております、これは相当大変。ラスボスのデザインも結構おしゃれ。
あと歩いてると自動で障害物をよけるオートウォークという謎機能が採用されてる、近未来的ですね。
さらに「マクロ」という超便利機能があります、これは1ターンに全員の行動を登録しておくて、1~8のスロットに登録できるというもの。
こいつは攻撃、こいつはこの魔法、こいつはこの防御、さらに道具や武器の使用まで登録可能。他のRPGも絶対この機能搭載するべきやん!!っていうすごいシステムです。メガテンのオートだと、事故で死ぬけどこのマクロは痒い所に手が届く、いかに効率よいマクロをセットするかっていう別ゲームが始まります。
ほいで、ここが名作と言われるものと、普通のRPGとの違いだよな、ってとこは、会話が凝ってて面白いってことですね。街の住民のセリフなどもユーモアが効いてるし、ものを調べたときのセリフなども、調べるものごとにいちいち全部別のセリフが設定されてます、芸が細かい。神はディテールに宿るといいますが、そういうことですわね。どこにいけばいいかわかんなくなった時用のそうだん、コマンドも芸コマです。
昨今街の住民のセリフをAIで自動生成ってのがあるみたいですけど、じゃあ絶対住民となんか話さないですわね。自動生成でしゃべってるやつストーリーに関係あるわけねぇんだもの。
このゲームはちゃんとすべての住民と話したり、いろんなところを調べてみたくなるゲーム。
難易度はこれまでのシリーズと比べればかなり簡単。ちょっとぬるいとさえいえるかも。2のバカ強いザコ敵がちょと懐かしい。道具使用で使える魔法もめちゃ強力です。
味方キャラの出入りが激しくて、さらに装備品二度と帰ってこないのが困ります。
僧侶のジジィがめちゃ強いのですが、すぐにいなくなって悲しみ・・と思ったらラスダンの手前で帰ってきます。待ってたぜジジィ!!
名作なのですが、今のRPGに慣れたキッズにはむずかしいかもね。まず魔法とかとくぎの説明が無い。説明書にのっているのみ。