マッドハウスのアニメ映画
小池健監督。 川尻善昭の弟子みたいですね、だろうね、って感じです。
ただ川尻監督みたいな、美麗なイラストよりも、アメコミ風の独特なスタイルが特徴。ベタ黒一段塗りです。
1影が真っ黒ってこと。わりと作画的には楽なスタイルですね、その分枚数描けるからいいねってことで。かなり手書きにこだわってるみたいです、でも全部手書きってのは嘘ですわね。
映画の内容は、チキチキマシン猛レースをもっとアメコミ風でド派手なアニメにしたって感じですね。こう説明するとすごくつまんなそうですけど、なかなか面白いです。でも万人受けするかと言われると・・ふむ・・特にキャラデザはどういう意味??って感じです。
ストーリー的内容はほとんどなくってハイテンションなレースとなぜかどんぱちが主体であります。
なぜか主役の声優は木村拓哉・・・ふ~む・・・・、私はこれはよくないと思いましたね。映画の配給的な話題作りってこともあるんでしょうけど・・・、合ってないかなぁ・・、やっぱ声優と俳優では、マイクでの音圧みたいなのが違いますよね、それ用の発声法みたいなことですからなぁ。マイクに乗りやすい音、ってのがあるものです。ギターでも、録音と実際のプレイはまったくの別物ですからね。別に木村拓哉が悪いわけじゃないけど、それようにチューンアップされたマシンじゃねぇってことですわね、車のアニメですのに。まぁなんとか知名度あげて資金回収せにゃって苦渋の決断でしょうけど、実際この映画知名度かなり低いと思うし・・・
あとなんか生物兵器とかが出てくるんですが・・・そこいる??って感じもあった。もっとレースを深堀すべきだったかも、チキチキマシンはもうちょっとほかのキャラ立ってるけどこのアニメはほかのレーサー名前もおぼえられん。
でも日本のアニメにしてはすごい音楽がスタイリッシュでエレクトロだったりダンス調なので、これはセンスがありますね。あんまし、アニメでダンス系の音楽って聞かないものね。わたしはとりあえずクラシックにしとけばえぇやろっていう古典派は嫌いなのでこの音楽は良きです。
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ツイッターでたまたま見たのですが、アニメ業界は高齢化して、暗黒物質かってくらいドス黒の黒々ブラック企業で、給料もバカ安くもう限界って言ってました。
リニアモーターカーや地球環境と同じで、もう限界もう限界、って30年くらい前から言ってますけどね。地球環境が悪化すれば、人間が減り、環境はもとに戻る。地球からすれば、全然それで調和はとれてるわけで、何の問題もないってことですわ。
だからワタシは、別に問題ないと思ふ。むしろ、アニメスタジオもアニメ作品も多すぎる、才能が分散しすぎてると思う。アニメ会社二つ、テレビアニメも年2本、劇場は年1本。ぐらいに絞って、才能をぎゅぎゅっと集めたほうが良いと思う。
祭り理論です。一年のうさをぎゅーーーーっと一日に凝縮させるから祭りの爆発力は生まれる。毎日晩酌だ、とかなんとかいって酒飲んでいては、全然パンチ力が生まれない。
一人の超人よりも、やっぱりぎゅっと集めたときにおこるケミストリーが見たいですわね。