ソロモン王より始まる 歴史の続き。
最盛期の王ソロモンですが、ご存じの通り非常にいわくつきの人物。神から「すべての知」を与えられた男。
赤子から手を離したほうが本当の母親
シバの女王との対話
エジプトの王妃
ソロモンの書を書いて、すべての魔法を記録した・・・
ソロモンの宮殿と神の神殿を作り、妻を1000人持ったとか・・・
などエピソードに事欠かない男。
だが聖書では晩年に、異教の神へと帰依して神から離れたとされております。
ダヴィデが理想の王であり、ソロモンじゃないのはそういうわけ。
でもこれは、ソロモンの後王国が衰退したからソロモンのせいにしたってことかなとも思いますね。
ダヴィデはずっと生涯戦争しっぱなしだったのに対してソロモンはほとんど何もしてない。良く治めた、と言えばいいのか、ダヴィデが制圧を済ませたというのか。
ソロモンの後は短命の王が続き、離反や内戦、戦争などが相次ぎどんどん王国は弱体化していきます、ユダヤ人と一口にいいますけども、イスラエル人とユダヤ人というのは微妙に違うらしい。兄弟関係ってことなんでしょう。
話の中心はエリヤとその弟子エリシャ、などの「神の人」、いわゆる預言者に移っていき、彼らの仙人みたいな伝説のお話となります。
このエリヤ、はヘブライ語でヤハウェでして、預言者というか、宗教人というか、そういうライフスタイルの始祖となってるようです、人々から離れて弟子と人里離れて暮らすというスタイル。預言者のことをエリヤとも言う。
さらに後半はアッシリアとバビロニアの侵攻によってイスラエルとユダが滅ぼされます。これは歴史にがっちり残ってるお話なので本当のこととみて間違いなさそうです。正直、アッシリアやバビロニアは大帝国なので、まったく勝負になりません、神の力もなんの意味もなかったってことです。
続く年代記、 Chronicleはこれまでの歴史をまとめたものですので飛ばします。