2016年1月6日水曜日

1974 The Towering Inferno  タワーリング・インフェルノ

 古い映画です。この映画三時間くらいあるのです、一個前のベン・ハーも三時間くらい。長い映画を見てるのはあまりにも正月がめっちゃ暇なので、暇にまかせて長い映画をみようということなんですね。

 どうも仕事をする気にはならないというか意図的に仕事から離れようとおもって正月は手を出しませんでした。今日から仕事始めたのですが。しかしびっくりするぐらい暇でしたねー、テレビも格付けと笑ってはいけないの2つくらいしか見るものないし、いっつも何してたっけ?


 まぁそんなことはどうでもいいとしてこの映画、ポール・ニューマン、スティーブ・マックイーンという戦後の大スターのダブル主演なんですが、Iは断然マックのほうが好きですね。大スターといってもこの当時は完全なおっさんなんですが、マックのなんでしょうねー、ほんとこのヒトはアメリカの善き時代のすべてを体現してる、善きアメリカ、の象徴みたいな存在ですね。その存在感っていうか、このヒトの顔つき、なんですよね。ものすごいいい顔しよる、こんな顔を持ってるヒトは他にいません、三船は年食った後にいい作品に恵まれなかった、だから晩年の三船はダメダメでした。けどマックは晩年になってもなかなかいい作品に出会えましたね。
 
 マックはその生涯もかっちょいいの一言でして、絵に書いたような貧しい家庭、親は離婚、少年院上がり、軍隊に入り、その後俳優へ、そっからスターダムにのしあがる。ブルース・リーのトモダチでカラダも鍛え、アクションを自らこなし、モータースポーツにものめりこんでバイクとポルシェ、レーシングカーをぶっ飛ばす。ボーイズが憧れるすべてを持ってますね。


 映画自体はワンシチュエーション映画、クローズサークル映画というのか、1つの場所の1つの事件で映画が構成されてるものです。いわゆるパニック映画、の古典ってわけですね。ストーリーは死ぬほど単純で、高層ビルで火災が発生するのをポールとマックがカラダを張ってみんなを助ける、それだけです。ほとんど脚本いらずですね。5ページくらいで書けますw あとはセットとアクション部門がどう頑張るか。もちろん高層ビルは模型なんですが、この模型が爆発したりする感じ久々に見ました。
 どうやってうまく模型と実際のビル群との映像を溶けこませるかってのが大変ですね。でもやっぱ模型の爆破のチープなことw わぁ、なつかしい!このチープな質感。ッて感じ。



 ハリウッドって一回売れたスターはおっさんになってもう味しねぇだろ!!ってなってもしゃぶりつくすまで使いますよね、このポールとマックは超大物ですので、そりゃじじぃになっても使うのはわかるけど、シュワちゃんやらスタローンやら、トム・クルーズなど、もうよくない?ってのもしつこく使い続けますね。日本だったらおっさんのスターなんていないですもん、俳優は若くてイケメン、おっさんでもまぁ40代が限界ですよね、おっさんで映画の主演とかやってるヒト見ないですもん、まぁ映画自体クソみたいな映画しか無いから・・・。