2016年8月20日土曜日

1983 装甲騎兵ボトムズ

 ボトムズは~独特のリアリズムを持つロボットアニメです。ミライの荒廃したセカイが舞台、といういわゆるディストピアものです。次回予告のセリフを聞けばどんな感じかわかりますでしょうか。

次回

 キリコが飲む、ウドのコーヒーは、苦い。  
 
女性ファンまったく無視って感じの、もさいオトコばっかしが出てきやがるw梶原一騎アニメの作画みたいな感じ。ひじょーにダサくて時代遅れの作画なんですけどカット割りなどにこだわってて、スピード感があります。芸がわりと細かい。

 初めのころはへたっぴーな作画が多いですが、だんだん慣れてきたのか、それとも影をつけることを覚えたのか、影をベタ塗りするロボアニメっぽい作画に移行します。

   冗談はよせ、おれはクソ真面目な男だ


というように主人公のキリコは面白いことはひとことも言わない、いやゆる遊びヌキ、のキャラ。
 一年クール、52エピソードで構成されてるんですけど、よくこんなアクの強いっていうか、人を選ぶな~って感じのアニメが一年も続くなってのにびっくりしますね。人気合ったのでしょうか?謎です。団塊ジュニアの頭数で支えられるのか・・・

 後半、クエント編からは超展開ですwロボットとかもはや何の関係もなし。
このロボットアニメなのに後半は超展開ってののパイオニアかも。今でも大批判を浴びるやつですが・・・。
 けど裏から見ると、超展開で終わるものに限って、続編が作りやすいってことですね、EVAがまだやってるのは、TVアニメの終わり方がひどすぎてw、もっとちゃんとしてよ!!ってみんな思ったからにほかなりますまい。
 ファーストガンダムみたいに、きっちり、パシっと終わらせてしまうと、続編の作りようがない(実際は作ってますけどね)。シェイクスピアみたいに全滅エンドにしたら、どうあがいても続きは作れません。ホームズの帰還、みたいになんじゃそれっていうつなぎ方をする他無い。

 全体としてみると、なんかテンポが悪かったり、なんじゃい、って感じの話もあるのですが、50話もの大河系のストーリーをきちんと精緻にぴったりまとめるなんてことは人間には不可能なんだとワタシは思ってます、そんなの無理。小説原作とかならなんとなく形になりますけど、そういうのって小説っぽい、話になってしまうのですよね、小説のダイジェストを見てるような。それに小説ってのはアクションシーンを描けませんから、小説をそのまま映像にすると背景が書割みたいにしか機能しないことになります。絵コンテを切りながらとか、ロケしながらアクションを考えたりすると、文字だけでは絶対思いつかない動きを発見出来たりします。
 大長編物、ってのでも実際には1つの大きな物語じゃなくて、なんとか編、なんとか編、っていうふうに大きなブロックを作るものですね。最近はそれが主流。けどたいがいは行き当たりばったりです。
  だからまぁある程度は仕方ないかなって感じ、やっぱネックは作画がださいってことですかね・・・ロボットのデザインはまぁいいとして、キャラクターの服装とかひどいです。アニメーションにはコスチュームデザインっていうのがいる場合は少なくて、だいたいキャラデザインがコスチュームデザインも兼ねるんでしょうけど、どうせヲタクの作画さんが、ファッションに鋭いってことはまず無いんで、ファッションがかっこいいアニメってあんまし無いですよね。それに凝ったファッションは動きづらいですし。全体的にカワイ気があまりにもなさすぐる・・ストイックすぎます・・・。

 銀河万丈CVによるロッチナ大尉。の次回予告がクセのあるセリフ回しで楽しみ、こんなに次回予告が楽しみなアニメは少ない。

 関係ない話ですが、最近声優系のラジオを聞くようになりました。ついにそっち側に堕ちてしまったのですw だって芸人系のラジオがほぼ今全滅でして。なんでやつらは、テレビとアイドルの話ばっかりしやがるのか。つまんないです・・・。アニメ、ゲーム、マンガ、が主戦場で、リアルワールドは出稼ぎ。そういうデジタルなイキモノにワタシも変化しました。