2018年12月5日水曜日

2018 The Nature of Imitation Dorian Concept

 2018年のベスト・アルバムを発表します

 ドン!

Dorian Concept   The Nature of Imitation

わぁっ!


 ぶっちぎりだと言っていいと思います。たぶんいろんなメディアでこれから、今年のベストアルバムは~~・・、みたいなのをやっていると思いますが、トップ1じゃなくてもトップ10にこのアルバムが入って無かったら、そのメディアはゴミクズです。
 そのくらい、圧倒的にこのアルバムが図抜けています。ここ数年、でもトップに入るかもしんない。


 ただ、普通のリスナーのたぶん98%はドリアン・コンセプトなんて聞いたこともないかもしれません。世間、のいわゆる音楽賞って歌もの縛り、があります。それがある理由が意味がまったくわかりませんが、シンガーがいて、歌を歌う、というものが、いわゆる音楽だと思ってる輩がたくさんおる。ダフト・パンクみたいな、歌もある、っていうダンスミュージックが賞をとることもあるけれど、エレクトロ系のミュージシャンが普通の音楽番組とかメディアに登場することは非常に稀。なぜか敷居が高い。

 日本には、まずエレクトロ系の音楽を扱う、っていうメディアがほとんど存在しない。まずそんなテレビがないし、ラジオ番組もたまに流すことはあっても、全編エレクトロっていうのはワタシの知る限りでは存在しません。

 ぶっちゃけ歌もの音楽、はここ30年、何一つ進歩が見られない。まったく同じことを30年続けてます。さすがに飽きた。何か進歩じゃなくても変化、が見られるのはHIP HOPとエレクトロ、この2ジャンルだけです。後は全部前に見た、ってものばっかり。
 歌っている人間、が変わったり、歌詞が携帯からスマホに変わっただけで音楽的にはまっったく同じ。


 もっと言うと、歌うこと、ないだろってワタシは思う。だって戦争が無いんですもの。闘争がないんですもの。何も言うことなんかない。全部空っぽの嘘っぱちです、実体験がなにもない。決まり文句を言ってるだけ。何も言いたいことなんかないのに、曲を作って売らないといけないからひねり出してるだけ。何か言いたいことがあって歌があるのではなくて、曲が出来たから、歌をつけないといけないっていう順序なのです。
 この何も言うことがない、っていう時代の空気を一番反映してるのがエレクトロミュージックだと思います。だからこそ、これが時代の音。