2018年12月14日金曜日

1920 スタイルズ荘の怪事件  Mysterious Affair at Styles

 ワタシは結構本を読んでるようなツラをしてますが、アガサ・クリスティはほとんど読んでませんでした。オリエント急行だけはあるきっかけで読むことになりましたが。

 なんでそんなことになったかというと、ワタシは物事を時系列にたどりたい性質なので、推理小説の歴史から紐解いて順番に読みたかったというわけでです。ポー、月光石、ホームズ、ブラウン神父、そしていまアガサ・クリスティにたどりついたというわけ。

 このスタイルズ荘、はアガサのデビュー作なのですが、デビュー作と言っても、作者30の時の遅咲きの作品ですので、遅れてきたルーキーってとこですかね。

 デビュー作にしては完成度が高すぎる、というべきなのか、アガサにしては未完成って言うべきなのかっていうような作品ですね。

 ミステリーの難しいとこで何を言ってもネタバレになってしまうので描くのが難しい。ただアガサはやっぱ♀なので、恋愛、に執着するよなぁってとこですね。そこがやっぱワタシとしては苦手で、ホームズ派になってしまうとこですかね。ホームズは色恋ネタはほとんど出てこない、そこがホームズのかっこいいところ。

 
 アガサはちゃんとしたデータがあるのかどうか知りませんが、世界最高の売上を持つ作家らしい。JKローリングにもはや抜かれたかもしれませんがアガサは作品数が多いですからね。あとマンガ、は本としてカウントされてないと思う。だとしたら鳥山明のほうが売上が高いでしょうし。
 というわけでこれから長期にわたってアガサ・クリスティシリーズが続くことになるでせう・・・。