2020年3月16日月曜日

1988 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…

 なぜか知りませんが、名作といえば、のテンプレとしてドラクエ3、っていうイメージがありますよね。
 名作?ドラクエ3でしょ。

何この行列?ドラクエ?っていうギャグもあります。

思い出に残ったゲーム、ドラクエ3
予約したゲーム ドラクエ3
並んだゲーム ドラクエ3
セーブデータが消えたゲーム ドラクエ3
などなど、何かといえばドラクエ、みたいなとこがあります。

 様々なテンプレ、元ネタ、ゲームシステム、社会現象、DQ1やマリオがゲームのパイオニアと言えるとすれば、ドラクエ3はファミコンゲームの完成形、として語られることが多いですね。セーブが消える、という致命的な罠以外、すべてが奇跡的なバランスと言われておる。その最大の売りはワタシはボリュームだと思いますね、ファミコンとしては考えられないくらい超大作。魔王バラモスを倒したら真の魔王ゾーマが現れ、広大な裏世界、がまた始まる。なにそのワクワク感!!
 今ではラスボス倒したあとに裏面ってのは普通すぎるほど普通ですが、当時、魔王を倒したあとにこんなに分厚い裏面が容易されてるものなんて無かったはず。とにかく圧倒的な充実感があります。いままで食パンしか食べれなかった人がバーガーキングに行くみたいな、胃もたれ寸前の爆ボリューム。


 ワタシもやったこともちろんあったのですが、例によってピラミッドでデータが消えて詰んだ。
 ピラミッドで詰む。これもものすごいあるあるなんじゃないですかね?別にピラミッドでセーブが消えるという仕掛けになってるわけじゃないんですけど、ピラミッドというダンジョンが妙に記憶に残る作りになってるのですよね、黄金の爪の仕掛け、まっすぐ進むといきなり落とし穴にハマるという仕掛け。わらべうたがヒントの仕掛け、魔法が使えなくなるフロア。そしてやたら敵が強い。

 そしてもちろんドラクエ3といえばルイーダの酒場。
 仲間を酒場で探す、という定番を生み出しましたね。自分で仲間を作れる、その自由さに驚愕しましたな。

 あと主人公の親父が死んでいる、あるいは死ぬっていうのも定番の流れとなりました、英雄の息子、っていう設定。


 さらに  そして伝説へ・・・ っていうサブタイトル、ワタシは未だにこのサブタイトルを超えるサブタイトルって無いんじゃないかと思いますね、誰だよこれ考えたの、天才かよ。「伝説の勇者」とか「龍の伝説」みたいな凡庸なタイトルを考えてしまいがちです。そして伝説へ・・・  いやなにそれ!?文章じゃん!タイトルなのに文章じゃん!!ある種革命ですわね。名詞じゃないんかい!っていう。今のラノベタイトルの文章タイトルも、いわばこの「そして伝説へ・・・」のパクリです。
 そして日本語でしか作れない文でもあります、主語が無いうえに、・・・、が何をさしてるのかも曖昧。曖昧この上ない文章。

 ドラクエⅢの舞台は実在の世界そのもので、ポルトガがポルトガル、ロマリアがローマってな具合。ジパングも登場する。その世界が、ドラクエ1の世界、アレフガルドの上に乗っかっている、という世界観、ゾーマを倒すとつながっていた2つの世界が切り離されて、下は伝説のドラクエの世界、上は現実世界になった、というオチとなります。

 なにそれ!?天才かよ。そういうわけでファミコン世代には名作、といえばドラクエ3、これは変わることは無いでしょうね。