2020年3月15日日曜日

1973  007  死ぬのは奴らだ  Live And Let Die

 007映画の8作目ですが、小説的には2作目。

 ボンドにはロジャー・ムーアが抜擢されて、ボンドのキャラがなんか変わりましたね。ショーンコネリーのボンドは、クールで女好きって感じでしたが、ロジャーのボンドは、とにかく女好き、でクール、な感じではなくなり、おちゃらけものだがやる時はやる、っていうふうな感じに変わりました。


 映画としてはこりゃひどいですねw 

 小説的には過去にさかのぼってるのでスケールダウンしていくってのはまぁ仕方ないんですけど、なんか映画全体としてちぐはぐ、ヒロインの女もいまいち。アクションもなんだかメリハリが無い。どこか劇的に悪いってこともないんですが、全体的にイマイチという失敗作です。純粋なる失敗作って感じですね、どうせ失敗するならめちゃくちゃに失敗するほうが良い。



 こりゃファンの人々が、やっぱショーンコネリーのボンドが最高だった、って言いたがるのも無理は無いって感じですね。