2020年3月10日火曜日

2010 零の軌跡

軌跡シリーズの何作目か。英雄伝説的には7、になるらしい

 英雄伝説シリーズはナンバリングがややこしいのですよね。前にも書きましたけれどこれはわざとで、数字ナンバリングにすると(~~~7、みたいな)新規が手に取りづらい(7まで出てるの!?今更途中から入れそうにない・・)ので、昨今こういう名前のつけかたなのです。

 前の軌跡シリーズからは同じ世界ですが、別の話。となっております、エステルとかは一応出てくる。

 このシリーズから軌跡シリーズがメジャーになるきっかけになったようですが、原因はすぐにわかります

 イラストのクオリティがグ~ンとあっぷ!!萌えゲーに大進化!!

 これです。それまでのシリーズはふるーーっ!80年代アニメかよ!っていうデザインでしたが、一気にギャルゲーっぽいデザインへ。デザインが変わるだけでこんなに変わるの?って感じ、ヨシュアは単なる優男に、キリカはもはやまったく別人。

 メインは男ですがサブキャラのほとんどが(爆乳の)美少女、ホストみたいなイケメンばっかりです。硬派なイメージだったファルコムですが、ガラっと雰囲気変わりましたね。(もともと下ネタは多かったけども)主人公は今回はノーテンキなバカではなくて、普通に正義感の強い男。正直空気。普通のことしか言わないしなんの個性も無い、ただ女という女にモテまくり。典型的ギャルゲ主人公です。嫌われないためにいる存在
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 ゲームシステムとしては、基本一つの街を拠点としたゲームとなっていて、移動もしやすい。また、ワタシこれはかなり大事だと思うのですが、マップ移動システムがあります、地図から行きたい場所を選択するだけでワープ出来る。
 これがクソ便利。このシリーズなんか推理モノっぽいイベントが多く、主人公たちが警官なこともあって、基本聞き込みが多いんですけど街をウロウロしなくていいので超便利。これあらゆるロープレに搭載すべしだと思う。

 バトルシステムはこれまでの軌跡、と基本同じ、少し追加などもある。
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 プロットなんですが、割とオトナ向けです。帝国と共和国に挟まれた自治州、は貿易依存経済で、実体はマフィアや汚職政治家が跋扈している、その中で警察として何が出来るか?みたいな話。どっか中南米の話かにゃ?
 この2つ(以上の)大国に挟まれた小国、ってのはひじょーによくあるやつですけどね。だいたいは大国の言いなり、その中でもがいてるが実質政治家、権力者は全員クズでいかんともせし(どっかの極東の島国のことかにゃ)
 悪の大王ドーン!正義の味方バーン!!っていう爽快ストーリーではなくて、マフィアの仕業だが政治家が糸をひいてて僕らには何もできない!っていうおよそ王道RPGとはかけ離れた感じ。ゲームのほぼ大部分、しょうもない警察の仕事や、劇場のスターを守る、的な、スケールの小さいことをします。

 しかしいきなり終盤になると、悪魔とか呼び出す黒幕が現れて急にファンタジーな展開に。まぁ王道といえばそうなんですが、前半までの渋いシナリオが台無しになってる気もするし、最後まで渋いと逆にシブすぎるって言われる恐れもあるし・・・。
 ワタシは今から奇妙なこと書きますけれどあまり気になさらぬよう。

 悪魔を本当に呼び出せるならそれ「宗教」、じゃなくて、「科学」じゃない?
宗教ってのは嘘、だから宗教なのであって、本当に、悪魔を呼べたり超人的パワーを手に入れられるなら、それは科学です。真実、を追求するのが科学だから。それを邪教だ!って排除するほうが、非科学的な行為なんではないのかしら?
 べつにそんな宗教論どうでもいいのですけど。


 難易度は低いです。緑川さんや、剣聖、みたいなしゃばい敵は全然現れない、依頼全部無視して適当にやっても全然ラスボスも困らない。3rd、に慣れてるような人には、ちと簡単すぎかも。仲間も基本4人ずっと固定で、戦略的に幅があまりないし、そんな考えなくても普通に勝てる。
 ちなみに絆開放するのはランディが良いと思います。そんなBLルート腐女子誰も選ばないと思いますけども、ランディと主人公のコンビクラフトが一番のダメージソースなので、一番使えます。女子二人はアーツ担当なので攻撃しないし。