2020年3月29日日曜日

2007 GIANT KILLING  ジャイアントキリング

 25巻までしか読んでませんが、まだまだ連載中ですしたぶんワタシは続きは読まないのでこのへんで。

 監督、が主人公のサッカー漫画です。ワタシの勝手なイメージで、ジャイアントキリングっていうタイトルの通り、日本代表が、アルゼンチンとかブラジル、イタリア、フランス、とかをワールドカップでバシバシ倒してワールドカップで優勝する、みたいな話だと思ってましたが、実際はもっと地味です。

イギリスのアマチュアサッカークラブを率いてた監督が、日本のリーグ下位チームを率いてリーグ優勝を目指す、いや地味か!!っていう漫画。


 サッカー選手だけじゃなくて、地域密着、コミュニティ、フロント、ファンとのつながりが大事やでー、みたいなことに重点を置いております。

 
 いつからか、地域密着、住民とのつながり、地元企業との・・・うんぬんかんぬん、ってのが重視されるようになりましたね、どっから輸入してきたのやら?でもそういうつながり、コミュニティーってやつは、トップダウンで、私たちは地域密着です!みたいなこと言っても、は?ってことです。繋がり、って自然にできてくるもんで、コミュニティーを作りましょうって口に出してる時点で、つながりが無いってのをゲロってるようなもんです。

 ワタシはそういう、ふるさと、地元、故郷、家族、我が国、愛すべき日本、美しい国日本、日本の技術は素晴らしい、みたいなの嫌いですね。ナショナリズムが嫌いです。鎖国主義が嫌いです。

これを掘ると長くなるので割愛。

 それとやっぱしワタシはサッカーってルールめちゃくちゃじゃない?って感じるアメリカ人的な感覚がありますね。リードしたらずっとパス回しで時間つぶしたり、大げさに倒れてみたり、痛がってみたり。
 サッカーがもしアメリカのスポーツだったら、20秒以上自陣でのパス回し禁止、自陣へのバックパス禁止、っていうルールになると思うし、痛がってたらすぐ交代できるけど二度と戻ってこれない、っていうルールになると思う。あんないてー、ってぺたんぺたんしてる時間すげー無駄だから。

 ヨーロッパってやつは紳士であれ!っていうふうに曖昧にさせておいて結局は貴族だけが得をするっていうふうにしたい文化ですから、南米はなるべくルールをシンプルにしたい、あとずるい、ことが悪いことではない、ずるくて狡猾なやつは偉いっていう価値観がありますからね。

この漫画には意図的にか、大げさに転げ回るような選手はいない。ちょっとフットボール美化しすぎてるなぁっていう感じがする、なんだろうか?なーんて言ったらいんですかね、どうやってもキレイゴトを力技でねじ込んでくる教育テレビみたいな感じがして、ワタシは肌が合わないですねこのマンガ。
 べつにわるいところなんて一つも無い、文部省推薦的なマンガですけどね。