90年代のアーケードゲームブームを題材にした、恋愛マンガです。
後半?いや3巻以降は学生恋愛マンガとなって、ゲームは恋愛のダシとして使われるだけです。1、2巻までは面白いです。
やっぱり懐かしいというか、あの時代のワクワク感が伝わってきますね、スーファミ発売とか、プレステ発売、世界を震えるほどのショック、ゲームに限らず、やっぱり90年代ってのは熱い時代でした。何度も言ってますけど、あの世紀末の熱狂的な感じ、刹那主義とコンピュータの進歩がもたらす未来へのワクワク感、あれを超えることはもう無いんだろうなぁ・・・あとは斜陽、ひたらすら下り坂。まるで1932年515事件の後っていう感じですね。
これからはひたすら落ちていくだけなのだ。
冷静に分析しますと、なんであの時代が熱かったのかっていうと、それはやっぱり人口、なんですよね第二次ベビーブーマー、1945年に生まれた戦争ベイビーたちが、25年後1970年にガキを生む、こいつらが第二次ブーマー、この二次ブーマーがハイティーンを迎える1985~1995、これが熱い時代の申し子達となるわけです。
人間って、10~25の時にしか感じられないものってのがあって、どんなバカでも大人には感じられないセンサーで、時代、ってのを感じ取り生み出していく。
それ以上の年の人間は、正直死んでるのと同じ、もう何も感じない。それまでに経験した物事を武器にあとは斜陽、下っていくだけです。
ものを売るってのにもやはり数の力でして、このたくさん売るならこの第二次ブーマーをターゲットにするしかないわけです、だからなんでもこの世代に刺さるように作られています。
懐かしい~、ってことで・・・。
でもやっぱりいつまでも懐かしがってないで新しいものが生まれないといけない・・・というか、古いものを、無くさないといけないと思いますね。