2021年11月7日日曜日

1997 ルパン三世 ワルサーP38

  このあいだテレビでやってました。TVサイズの映像を見るのが久々で逆に新鮮でしたわ。

 でも1997年なんですね、もっと古いのかと思った。まだ1997って4:3の時代か・・・


 アニメもデジタル作画じゃなくて手塗りの質感がまだ残ってるころでこれもなんか新鮮です、あぁこういう感じの塗りの床ね!っていうやつ。


 シナリオはツッコミどころ満載で、なんでやねん!ってとこが多いのですが、全体としてはシリアスルパンでして、わりかしダークな作りとなっていいます。エンディングも悲しみ、って感じのバッド・エンドでこれも新鮮。ルパンってバッド・エンドってあんまり無い、エンタメ作品なんだから最後は明るく、ってのが多いので。

 プロットもひねりが効いていてわりかしよく出来ている、ミッション・インポッシブルとメタルギアっぽい。


 テレビのためだけにアニメ映画を作るという、謎の特権がルパンには与えられていて、他にこんなことしてたアニメって他に無いですよね。なんだかんだいってまだまだカネがテレビ局にあったのだなぁ・・・。


 デジタルアニメになってたぶんちょっとアニメ制作費ってのは安くなったはず、だって絵の具台がかからないのだもの。3D作画とか楽も出来るようになったし、外注とか分業体制になりましたしね。ただやっぱ手塗りアニメには手塗りの良さがありますねぇ、絵の具の発色とかランダム要素が多い、デジタル塗りだと綺麗すぎるんですよね、絵っぽくない、写真っぽくなってしまう、じゃあ写真でえぇやんって感じになってしまうものね。