2013年12月7日土曜日

鬱ゲー とヤミの世紀末 ゼノギアス DOD  911以降の世界

 ずいぶんまえに、なんか記憶のどこかにひっかかっていて抜けないものがコドモの頃のゲームの記憶の引き出しに眠っているという話しをして、たしかなんとかギアス。やったなぁ・・と書きましたが。これはやっぱしその筋では超有名な話だったんですね。


 ネタバレがいやな人は 

 ゼノギアス


 

ドラッグ・オン・ドラグーンをまずやってみてください。たぶん今はやす~く手に入るはずです。














 そうだゼノギだ!これだ!と鬱ゲーというジャンルでまとめられているのを見てカッ!と響きましたね。そう、これだよ。これと量産型EVAにアスカに食べられるところと、お風呂でガリガリのミイラになってるところが、これは完全なトラウマ。そりゃ今だったら、スルーして、ハハ・・・・、笑えね~、くらいに出来るけれど。10才くらいのガキがこれに出会うと、両親の離婚並にトラウマです(Iは両親の別居、離婚しかけ、毎日喧嘩、離婚したらどっちについてくるっていう無残な二者択一、っていうクラシックな家族崩壊欝トラウマも経験済みなので、ある意味経験抱負です。貧困トラウマもあるしな、あとデブトラウマ、いぢめトラウマもよく考えたらあるぞ・・・今はデブでもないし、いぢめも受けてないし、貧しくもないし、一人暮らしなのでいたって普通です、いやはやよく考えたらIの10代はかなり悲惨でしたなw 今は笑えるけどな~~がんばってたな、あの子はw)


 ソイレントシステム、シーンってことで超有名なんですね、みんなの欝ゲートラウマとして。やっぱあれはほんとやり過ぎですた。つまるところニンゲンをミンチにしてハンバーグにしてパクパクするようなシーンなんですけど、うわたぁ!それをどう描くかって感じで、そっと暗喩的な感じで、主人公が貴様らぁ!許されるものかって戦い始まるっていう、まぁありがちなやり口じゃなかったんですよね。(ハガレンでもそんなのありましたよね、あの少女が犬に合成されるみたいなの、でも普通はその合体シーンを描かないわけです、でもゼノギはがっちりそこをやるゲームなんですねw)

 なんか薄暗~~い研究室みたいなところで、ドサっ・・・ドサっ・・・て音がするのです。そいでだだんとベルトコンベアに流れているのが、ニンゲンで、それがひき肉にされてる、っていうストーリーをじっっっっっっくりと聞かせてくれます。逃げ場なしw スタートで飛ばせねぇ! しかもなんだろ?それAVでもモザイクだぜみたいな、腐乱死体みたいなのがけっこう普通に描かれてるのです、なんじゃあこりゃあ!ですよほんとに。



 そいで他のとこにも書かれてますが後半はゲームにほとんどなってなくて、ギアに乗ると必ず99999ダメージっていう、ずっと超究武神覇斬状態です。めっちゃめちゃです。でもこのゲーム、キャラデザインはすっごいカッコ良かったのを覚えています(今見ると、ん?って感じですが、当時はすごい最先端の画風でした) なんだかんだいいつつ、記憶に刻みこまれる良ゲーなんでしょうね。いつもいうようにちょっと引くくらいがちょうどいい、これはドン引きでしたが・・・やっぱしEVAと比較もされておるようですなぁ、Iはゼノギが先でしたね。世紀末やなぁw 懐かしい世紀末感・・・帰りたい・・・。

 ほんとですね、客観的に見ると相当悲惨だったのに世紀末は本当に大好きでした。グラグラココロが揺れてた。





 ほいでもう1つです、こいつもほんときっちりトラウマタイズされたなぁ。ドラッグ・オン・ドラグーン。これもやっぱし一般受けで怪作、鬼作、キチガイ向け。中二街道まっしぐら、神ゲーってことになってるようです。


 すごいですねぇ、なが~い鉄板みたいな武器を持つとひじょ~~~~に動きももちゃもちゃするのですけど、ジャンプ斬りではスパン!と切れるのですね。で何を切るのかというか、あかさんなんですねぇ、ニンゲンの赤子を出刃包丁でスパンスパンと切っていくゲームでした。鬼畜か!w
 あの感じをコトバで出せますかね。新生児が燻製みたいになって新宿w に吊るされてるような感じになってるのです、それをズバズバと細切れにしていくと!これで終わりじゃないんですよ、なんだったかなぁ・・・、ドラゴンが一応いるんですけど、ドラゴンが最終進化すると、まさかのゾンビドラゴンになっちまってですね、嘘だろ?かっこいいアルティメットドラゴンにでもなるのかと思ったらゾンビ化て。
 また子宮出たてみたいな赤さんの巨大になったやつとゾンビドラゴンに乗って戦うことになるはずです、こいつしかも耐久力あります。やぁっっっと終わった・・・、と思ったら。たしかこれは巨大化した綾波レイの白骨死体みたいなのが、舌がベローーーんって出てる石像みたいなのと、戦うはめになります。
 そいで格ゲー?からいきなり音ゲーに代わって、その死体の奏でる鎮魂歌みたいなのを一緒に歌うことになるはずです、一発ミスで即死だったような・・・。

 最後まで鎮魂歌を流すと、ほんとーーーーーにみじめな気持ちにさせてくれて、最後にはなんでかわからないけど、みんな死んでしまった。的な終わり方です。頭イカレとるんかw

 よくこんな会社とつるんでディズニーはキングダムハーツみたいな、やさしーーいゲームを作ったなという気がしますね、そのキングダムハーツでゲームが好きになったコドモがこれを手にしたら、もぉ世界がぐにゃぐにゃになってしまいますw おかしくなってしまうぞ。まぢでどういう企画会議でこれが通ったんですかね。参加したかったなぁ・・・

 ゼノギ以来のがっちりトラウマになってしまいましたねw 


しかれでも!何度も言うようですが、引くくらいがちょうどいい、やたらめったらどーーーーーんよりした感じの色彩と、また血の多いこと。バイオとかはホラーとは比べ物にならない、なんかどうしようもなさwこれはやっぱしいい作品なんでせう。攻めた作品であることは間違いない。よってよしとします。



 ゼノギはふか~~い、精神の底にへばりつくみたいないやーーな気分ですけど、DODは直球で吐きそうになります。イヤになってきます。ダイエットにいいのかもしんない。I的にはゼノギは鬱ゲーですけどDODはサイコゲーです。そしてたぶんDODってIが買った最後のゲームだったのかもしんない。そっから大学受験やらなんやらでゲーム離れしてしまったから。最後を飾るにはふさわしいゲームやなw



 DODはでも2002年ですから、世紀末じゃないのだけど、やっぱそれを引きずってる感じですね、、個人的にはやっぱ世紀末は2001年9/11 まで続いたんですよね。そっからガラっと世界が揺れて、シャレでもゼノギみたいなシナリオは出来なくなった。だってそれってほんとにあり得るっていうかリアリティを持ってしまったから。救いがない未来ってのは、本当の、ミライなんじゃないか?っていう危惧があるからですね。

 よくよく考えたらあの時からです、テレビがやたらめったら倫理だ道徳だ、やれ高齢者だ障害者だ、っていうこと、社会保障だ、労働問題だ、って上っ面だけのキレイ事を言うようになったのは。だからゼノギ系のほんとのこといっちゃう、のは一番ダメなんです。


 偽善者が一番嫌うのは本当のことを言われることだといいます。これはシェイクスピアより。


 正義の味方が世界を救うよりも、自分の利益のためだけに、敵をミンチにしてしまうようなほうが、リアリティがあるんだもの。