だいたいにおいてバンドのリユニオン、再結成アルバムみたいなので、名作ってのに巡りあったことは一度もありません、映画とかでもそう、10何年ぶりの続編!みたいなので、まともな作品に巡りあうなんて、超カワイイ女の子に逆ナンされてしかもラブホテル代まで奢ってくれるくらいありえない話です。
ですのでBLURの新作・・・、いやぁぜってぇダメだろ・・・って思ってたのですが、それによって紹介するのもこんなに遅くなったわけですけど
思ってたのですが!!
このアルバムすごい良いです、下手したらBLURのアルバムの中でも一番いいかもしんない。まさにキセキが起きましたね。12年ぶりのアルバムで、最高記録を塗り替えるなんてことはほんとめっっっっっっっっったに無い、たぶん誰も期待してなかったのに見事に完全に期待を裏切って2015年度Iのベストアルバム最有力ですわ。
他のレヴューサイトみたいなのも軒並4~5☆っていう高評価です。
なんか再結成アルバムみたいなことで昔を懐かしがる・・・みたいなダセェことにならないでくれよ・・って思ってましたが、やっぱBLURはオシャレですわ、DAMON ALBARNはオシャレなニンゲンです。偽おしゃれバンドみたいなうさんくせぇ存在は腐るほどいますけどDAMONはほんとにオシャレ、が似合うほんとに数少ないニンゲンですね。シャレとるもなーーw
かっこいいとは違うのですよね、オシャレ。カッコつけてるわけでもないのに、オシャレなんじゃなー・・・顔もイケメンですしな。確かにBLURっていうよりはDAMON & FRIENDSみたいになっててグラハム・コクソンとかは影を潜めてる気がしないでもないですけど、適度に攻撃的で、適度に攻めた音作り、曲の構造とかもベタってのはほとんど無い、まぁオシャレなアルバムになってます。
OASIS BLUR RADIOHEAD、とだいたい同世代のスーパーバンドですけど、OASISは解散、RHは実質活動停止みたいなものとなった今では、やっぱDAMONがずっと前進を続けてるなぁって感じですよね、THOM YORKEはHAIL以降あんま仕事してねぇって気がします・・・いや、やっぱOASISはリアムとノエルがいないと駄目だし、レディへはジョニーとトムがいないとなんですよね、トムのソロはやっぱ違う・・・。
DAMONは最近の音楽業界ではスタイルを持ったほんと数少ないアーティストですわ、自分のスタイルってのを持ってます、すごい。
こんな好意的なレヴューはめちゃ久々だって気がします。
特にthought i was a space manは特に出来がいいです、今年のベストソングw まだ半分もあるのに。
日本の音楽に対して求めてるものって、だいたいはまぁクソアイドルを除けば、感動した、とか泣いたみたいなのが最高の賛辞となってますけど、まぁそれってダサいのとキワキワですよね、何をそんな泣きたがってるの?って思う。な~んかちょっと違うんじゃない・・って思うのですよね。BUMPの新曲、自然に涙がこぼれてました~、ミスチルのアルバム、あのコトバが響いて泣いちゃいました~、みたいなの。(教祖じみる・・・実は教祖が宗教を作ってるのではなくて信者が誰かを教祖に祭り上げるわけですわね)
このアルバムには泣ける、要素なんてひとっつもないけど、オシャレです、なんか最近その、泣いた、泣いた、みたいなことがちょっとうさんくせぇ気がしてしょうがないモードにIは入ってますので(それってなんか日本帝国の亡霊ですわね)、このオシャレで音楽、そう音楽、ですからね。音楽が素晴らしいアルバムを聴き込みたいと思います。特にバスドラの音がすげーいぃなぁ・・・・。
ホンコンでも録音されたってこともあって、カバーイラストは、香港っぽいネオンサインと中国語。これもなんかシャレとるもなーw かっこつけてないとこがシャレとるんだなぁ・・・。ほいで実はすげーシビアなシャレですしね。中国語の広告、ってのを見る機会が増えてるよね、その理由は?魔法の鞭・・・