2015年9月29日火曜日

2007 Tales of Innocense テイルズオブイノセンス  DS

  テイルズシリーズってやつはナンバリングタイトルじゃないから何番目の作品かわかりずれぇですね。テイルズ 7 イノセンス。とかにしてくれるとありがたいのだけれど。じゃないと、あれ、これやったっけ?ってわからなくなります。しかしテイルズシリーズってけっこう出てますよね、FF、DQに並ぶくらいのロングシリーズになってるはずです。



 イノセンスはRっていうPSPのリメイク版もありますが、オリジナルのDS版をやりましてん。やたら敵の攻撃力たけぇ、ってのが第一の感想ですね、ギルドっていうサブミッションみたいなのを無視してると、雪国に突入したあたりでザコに楽勝に全滅させられて、あれーー?ってなります。とくにマンタ系の敵はえらい強い。3Dテイルズシリーズは移動すれば魔法は避けれたんですけど今回はほぼ避けられません。イタイです。魔法ガードをするしかないんですけど魔法ガードはスキもろ出しなんで、魔法を使われないようにどれだけコンボでハメられるかってのが大事なんですが、お約束のテイルズシリーズ味方さっぱし役にたたないので、属性に合わせてアクセサリーそして武器も変えるっていうのが結構大事です、武器をカスタムで属性変えられるので。スタイルもほぼ防御重視のガーディアンの一択。


 というかそんなことしなくても、きちんとギルドミッションを無視しないでこなしていけばちょうどいいレベルになります、せっかく作ったんだからギルドミッションやれ、っていう製作者側の圧力なんですねw DSゲームだから割りと短いな、20時間くらいで終わるな~と思いきやギルドでなかなか遊ばされちゃいますw まぁでも24時間くらいですから、短いっちゃ短いですね、やや消化不良気味って感じもあります。裏面もやればいいんでしょうけど。けっこう後半になって覚える技もあるのにほぼ使わないで終わってしまいます。何度もいいますけどやっぱIは裏面でやり込むってのは違うと思うのですよね、普通にストーリーをクリアすれば一応すべての遊べる部分は遊びつくせるっていうバランス、が一番だと思う。


 
 一番参るのは終盤の初めあたりで回復役のアンジェがいきなり抜けるってことです、うそぉん、って感じ。ちゃんと育てないと使い物にならないので、アンジェがいきなり抜けられても、そんなのうそですやん、って感じになります。わりとすぐに戻ってきますけど、それにしたってそんなん嘘ですやんってくらいイタイです。武器とか買ってねぇし・・ってなる。アンジェを外すほうが考えにくいので、プレイヤーはみんな、嘘ですやん!ってなったと思いますね。しかもいなくなるだけでなくおもっくそ裏切りやがるしな・・この◯◯ビッチめ・・。


ラスボスはレベルが低いとどうあがいても勝てませんが、レベル・・、50あれば勝てます。だから強いとも弱いともいえませんね、きちんとレベル上げせよってことですw ガーディアンの打撃軽減、踏ん張り、があるかどうかでかなり違います。だいたいギルドで最強の防具を1つ手に入れるくらいでちょうどってとこですか


 でも今回割りとキャラクターのバランスが良いです、毎回誰がこのキャラ使うねんっていうドM専用のキャラがいたり、劣化コピーのごとく役立たずがいるもんですが今回誰を使っても戦えます。これは珍しい。6人、っていうキャラの人数がベストなのかもしれませんね。テイルズシリーズでバランスが良いのって初めてじゃないかっていう気がします。いっつも役立たずがいたから・・・。まぁそれでもアンジェとリカルドを使うでしょうけどね、リカルドの遠隔射撃はほぼ無敵、しかも魔法秘奥義系はかなりハメが効く。アンジェは回復役でありながら近距離でもかなり強い。後は好きな前衛を選ぶのみ。


 でもやっぱIは3Dテイルズよりも、デスティニー、エターナル、リバース、みたいな2Dの感じのほうが好きだなぁ・・・みんなはどうなんですかね3Dのほうがやっぱいいのですか?どうも、なんか3Dって技がちゃちぃ気がするし、絵が汚いですよ。あらゆるゲームが3D化していくなかで逆に2D路線を推し進めて欲しいものです。



 ストーリーは前世にカミサマだった人々が、生まれ変わって前世の運命を変えていくみたいなお話ですが、まぁ・・・・、45点くらいw そんなストーリーが大事な作品ってわけでもないです。といってなんじゃこのハナシ?って拒否反応が出る類のものでもないので子供にも安心。ちょっと欝傾向が強かったのも修正されてかなりライトな質感です。
 
 RっていうPSPのリメイクも合ってそっちはつまりHD版ですわね。たぶんDS版よりもPSP版をやったほうがいいと思います、オリジナルだから味があるってわけでもないので。文字が潰れて読めないってのもあるし。


 ともかく総評としてかなりバランスが良いので高評価です。ゲームはバランス。アイデアやデザイン、ストーリーなどもありますけどともかくバランスこそゲームの真髄。

絵は構図
映画はテンポ
小説は真心
音楽は才能
笑いはフリ
マンガは情熱
そしてゲームはバランス。
これはかなりの名言だしちゃったなw ちなみに演技は器、です。音楽という領域だけは努力というものを受け付けない蜃気楼の塔なんですわね。

2015年9月25日金曜日

1990 total recall 映画  トータル・リコール ポール・ヴァーホーヴェン  PKD フィリップKディックのハナシ

 古っw  こういうバキバキドカン系の映画って古い映画を見るヒトはめっちゃ少ないですよね、エファメラ、っていうのか、古典には成り得ないものです、アクション映画、特にSF映画ってものすごい速度で時代遅れになっていきますから。

 でもこの映画が見れるのは原作がPKD フィリップ K ディックだからですね。PKDを知らないヒトはいないと思います。PKDを知らなくても、PKD作品に触れないで生きていくことは不可能なほどSF映画の殆どはPKD原作が多いですし、そうじゃなくて最近のSFでPKDの影響下から逃れ出るのは不可能ってほど、むしろ最近のになればなるほど、PKDっぽい、タイプのSF映画ばっかりになっています。

 だからストーリーは、ハリウッドのスクリーンプレーヤーが描くようなものとはやっぱり違うのですね、簡単に言うとレイヤーがあるのです。物語に重層的に色んな要素が含まれてる。スクリーンライターたちは映画、をストーリーの効果、として描くのに慣れてますから、つまりここは説明シーン、ここで盛り上げて、まず最初の山を作る、あきさせないようにここでアクションシーンを入れて、最後のフリを作る・・・・、みたいに映像の尺とストーリーの効果を考えます。それが仕事ですから。ただそうやって作った物語はあざとい、っていう感じがして、ペラペラの感じがします。急に家族と「この戦争が終わったらこの子と結婚するのだ」って語り出す感じ。おもいっきりフリを作ってんな・・・って感じる。漫才でいうと

「最近タクシー業界は変わってきましたな」
「何が変わってん」
「サービスが充実してますわ」
「どんなふうに?」
「ほなやってみよー」

 っていう漫才コントのフリみたいに、あざとい、ですよね。でも必要な効果、があるので省くわけにはいかん。小説が台本としてある場合、最悪小説を読んでるからいいだろ、って説明シーンを省けるし、映画の中では説明しない、小説を興味があったら読んでみてね、っていう逃げも出来るってわけです。

 なんて書きつつ、Iは小説原作の映画ってクソだと思いますけどねw なんのこっちゃw なんにせよ、最近のSF映画はすべてPKDの世界観って感じがします。

 
 PKD原作だけでも、ブレードランナー、マイノリティ・リポート、トータルリコール、スキャナー・ダークリー、間接的にはブラジル、12モンキー、マトリックス、などなどなどなど、平行世界や神秘系のハナシ、ミライのハナシ、キヲク系の物語、そういうのはPKDの手から逃げられないって感じですね。ほぼ全部やん、ってくらい。


PKDについてちょっと描いてみましょう。ディックはチンポっていう意味です。だからディックっていう名前は敬遠されがち、近藤武蔵、みたいなもんですね。コンドーム刺し。中田将、なかだししよう、みたいにいじめられる可能性99%の名前です。ディックはでも1928年生まれ、戦前にはそうやって下ネタでいぢめをやるってことは少なかったのかもしれません。

 もともとはもちろんディックはチンポっていう意味じゃありません、RICHARD、がRICKになり、リックリック、といううちに、ディックになったというわけ。ディックがじゃあなんでチンポになったかというのは謎とされてますが、チンポというよりは糞野郎という意味から始まったのだろうと思われます。リチャードというと日本人は知らないかもしれませんけど、リチャードライオンハート、獅子心王リチャード、ロンドン塔の亡霊リチャード二世、そして奇形の悪魔、リチャード三世と、ダークな王を輩出してるんですわね。ライオンハートは特に、十字軍の戦闘に立った、生粋の、侵略者です。十字軍なんてもぉめっちゃくちゃな理由による侵略以外の何者でもないので、嫌われるのは当たり前という感じ。リチャード三世の悪いイメージはシェイクスピアの演劇によるところが多いです。吉良上野介みたいなもんですね、決定的に悪役にされてしまってます。



ディックの名前だけで書きすぎましたけれど、ディックはSF作家ですけどSFのジャンルを遥かに飛び越えて、今の文学の一番の主流、純文学風のエンタメ小説 系のパイオニアの作家なんですね。純文学なんてものはすでに存在しなくなりましたから、存在するにせよ、売れませんし流通に乗らないから存在してないのと同じです、文学、LITERATUREという名目で売られてる本のほぼすべてが純文学風の、エンタメ小説です。


 それとディックの特徴は、アメリカの貧しさ、っていう側面を出すところですね。アメリカっていうと物質的に豊かでハッピーな種族、アメリカの貧困層の作家なんてあんまり聞いたことが無い。ディックっていうのはアメリカの負の側面を表舞台に引き出した作家なんだとIは思います、だからアメリカの闇を描こう、って思うと必然、ディック風のSFになっていく。現代みたいに、もうアメリカダメだろ、っていう感じのセカイになれば、ますますディック風の作品が増えて行くに違いありません。逆にアメリカは夢の国、アメリカンドリームだ!っていう好景気の時代になれば、ディック風の作品は消えていく、けどそうはならないと思われますのでこれからも、ずっとずっとディック風の作品が増えていくと思いますね。
 

 ディック自身が貧しい作家でして、典型的汚らしいジャンキーのおっさんです、ハインラインにカネを恵んでもらったりというエピソードもあります。
  そういうアメリカの、アンダークラス、ワーキングクラスの作家ってほんと他に聞きませんものね。バロウズとかビートニクは生まれはボンボンだし、ヒッピーってのもみんな金持ちの息子たちです。リアルにアメリカのアンダークラスってのは表舞台にはまったく出てこない。アメリカは階級社会なんですわね、はっきり決まってて、境界を突破するのはほぼ完全にシャットアウトされてる。

 ともかくディックは巨匠がいないと言われるアメリカの文学界の中で屈指の世界的影響力を持つ作家となっています。



 映画にハナシを戻すとヴァーホーヴェンの絵って色彩がドギツイですね、古い映画ですんでCGやっすぃなぁ・・・、とかチープなSFセットやなぁというのは抜きにしても、色彩がグロいっていうか、なんにせよナマいです、ヴァーホーヴェンはそういうなまぃのが好きなんでしょうね。そういえば最近のアクション映画ってこういうなまい血は流れなくなったな、って思います。もっとコミックテイストでファンタジーですからね、ドクドク血ぶしゅー!ってのは無くなって来たのかも。そういうのはゾンビ映画にまかせてってすみ分けが出来てきたのでしょうね。

1939 八十八夜 太宰  筑摩 太宰 全集 2

 太宰治のレヴューを描くのは難しいです。短編ごとに一個ずつレヴューを描くのは煩雑だし、といって短編集という風に綺麗にまとまっているというわけでもない。代表的な長編ですべてを語れるかというとまったく違う。それにスタイルやテーマも一貫してるというわけでもない。
 太宰治というと破天荒でめちゃめちゃな私生活をぶちまけるっていう人生こそ作品、タイプの桂春団治系の破滅型だと思われがちですが差に非ず。むしろ太宰治っていう人は、ものすごい勉強熱心で、いろんな文体やスタイルの研究をするような、技巧派の作家です。話法とかテーマみたいなものも狙いがすごく定まっていて、どっか自分のことを第三者的に見れる、ドライな視点の持ち主というところ。
 
 別に太宰よりもダメダメで、むちゃくちゃな生活をしてる作家は他にもいるんでしょうし、そういうダメ人間なんて吐いて捨てるほどいますが、だからって太宰治にはなれません。太宰はモテたんだぜ・・、って言うのがダメ人間が作家になろうとしてる時に諌める急所の定石となってますが、それだけじゃない、太宰は大金持ちの息子で、顔立ちも女を惹きつけるタイプ、そして頭も良くて、文章の技術を研究する努力家でもあったというわけです。貧しくて、モテなくて、ルックスも悪く、バカで怠け癖がある。という典型的ダメ人間とはむしろ対極、太宰ってのは負け組でもなんでもなく、生まれながらの超勝ち組。スーパーエリートといってもいいです。金持ちの堕落、天才の破綻だから面白いのであって、貧乏人の貧乏自慢やバカの惨めな話とはまったく違うわけですわね。太宰みたいな作家になりたければ、まず才能は置くとしても、大金持ちの美男子として生まれないといけない。そうじゃないと成立してないのです。けど大金持ちの美男子であるならそもそも作家になんかなる必要がない。だから自己破滅的な人生を歩むことで作家になるしかない、とこういうわけです。



 Iは太宰の女の描き方ってのが一番好きです、宮﨑駿みたいにモテない人が描く女ってのはまっっったくリアリティがありません。モテないやつが描く女ってのは二極化で、聖女みたいに一点の曇りもなく、エロい下心などを一切持たない絵に書いたような美少女か、あるいは性格ってものが殆ど無いワンパターンでステレオタイプなおっぱいちゃんです。太宰は正直、女を描かせたらセカイで一番上手いんじゃないですか?ともかくIはほんと好きです。作家にかぎらず基本クリエイターってやつはモテない君の集まりですから、女を描くのが上手いってのは殆どいない、女の監督、女の作家ってのはもっとひどくて、だいたいは明け透け過ぎて全然女としての魅力が無いです、むしろなんか腹が立ってくる、自己礼賛的な調子か(やっぱり女はセカイを変えるチカラがある・・みたいなファッション雑誌のノリ。バカかこいつら・・って思う)、ゼニゲバの悪女になる。現実をありのまま描くのは一番リアリティがない、とキューブリックも語ったとか語らないとか。リアリティ、と現実ってのは違いますからね。街に定点カメラを据えてずっと撮影すればそれは現実かもしれないけどリアリティは全然ない。むしろリアリティってのは現実によって隠されてるもんですからにゃ。

 逆にオトコをかっこよく描けるのはだいたいがゲイの人です。オトコは女を美化しすぎてるといいますけど、女が描くオトコはなんにせよ気色が悪いです、妙になんか仲良かったり、ぎょぎょっっ!!うぉえっ!!ってなります。そしてだいたい少年、に落ち着くのですよね。少年ってやつはユニセックス的なところがあって、誰が書いてもなかなか様になる。少女ってのはまったくユニセックスではないです。少年ってのはまぁ・・12才くらいまでは、ユニセックスなイキモノですからね。まず何にも考えてないから。少女ってのはもう5才くらいから全然ちゃいますからね。


 ただ太宰に唯一欠けていたのは、長編を綺麗に構成する構成力ですわね、それは太宰のアイドルだった芥川も同じでした。けどそれは作家にとっては致命的で、世界文学、古典的文学、ってのは99%が長編です。世界の文学ってのに短編が乗るってことはほぼ無い。海外の読者には漱石とくらべて、太宰、芥川は圧倒的に知名度が低い、それはこれだ!っていう決定的な代表作、長編、が無いからなんですね。むしろ世界文学なんてながければ長いほど格がある、ってもので、失われた時・・・は除外するにしたって、戦争と平和もカラマーゾフもドン・キホーテ、神曲、すべてかなりの長さです、人間失格なんて一日で読めるけれど、カラマーゾフを一日で読み切るのは相当な困難です。
 仏教が廃れたのもそこに原因があると言われてます、キリスト教やイスラム教にはこれだ!っていうバイブル、があるのに仏教のテクストってのはバラバラでそれぞれに言ってることもまったく一貫性がない。それだと引用したり、このテーマで話そうって時に、ベースとなる古典、として仕えないんですわね。ブッダが何をしたのかってのは結局のトコよくわかんないです。王子だったのに出家して、断食してガリガリになり、悟りを開いた。ってくらい。WHY なぜに? どうしてそうなったのかってのがよくわからん。


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 太宰の31才の時の作、というに太宰はことあるごとに31であると強調するから。もっと老大家になり、カラマーゾフや戦争と平和のような大作を書けるようになるまで生きていたい、という願いと。少しだけ生活が安定して、以前のような破天荒な生活ではなく、小市民的な商業作家に堕落していくような自分への怒りと迷い、とが溢れている作品なり。
 貧乏作家として非常によくわかる、いや、もぉわかりすぎて吐き気がするくらい同じような気持ちをかかえている、30近くの芸術家はあまねく存在していることでしょう。
 自分が俗悪な人間になっている、という怖さ、美しい人生ではない凡人になってしまうという恐れ、それを振り切るために旅に出るという物語。しかし旅は失敗し、数少ないトモダチも失ってしまう。タダカネの為にページを埋めた小説、それも合ったという告白・・・太宰ってのはなんて正直な作家なんですかね。太宰という人は、信用出来る作家です。こういう作家は珍しい。誰かを信じたらすぐに裏切られる、モデルと結婚したり、豪勢な家に住んだり、すぐに堕ちていく。信じようとした人が堕ちていくのを見るのはすごく悲しい、身がえぐられる。親が正気を失ってボケていくのを見るように、切るようなイタミ。まったく絶望的にさせてくれる。

 それでも最後は夜明けエンド、これから死ぬ気でやろうという朝日の物語、Iはだいたいにおいて夜明けエンドが好きなんですね。漱石のそれからがものすごい好き。それから、の主人公も30才なんです。

2015年9月24日木曜日

2005 War of the world  宇宙戦争

 えらいもんに手ぇ出しとるなぁと思われそうですけど、Iは大失敗って言われる作品を見るのがちょっとした趣味です。この作品もどえらい大失敗、っていう噂があったので見てしまいました。

 確かに大失敗なんですけどw 言うほど悪くないじゃん・・、って90分くらいまで見てました、そんなに言うほどダメってわけじゃない、確かにCGがちょっと荒いな~~ってとこもあるし、ブルーバック合成カットっていうのか、背景が全部CGで人物を上から載せただけっていう奥行きの無いカットばっかしで、合成もろバレやんってのも多いです。Zの方向に、CG、人物、CGって挟むマルチプレーンカットみたいなのは、CGだとやりずらいんですよね。アニメーションのマルチプレーンも相当に手間暇がかかるものでしたけど。

 
 ただ残り20分くらいでで、一体どうやってまとまりつけるんだこれ?どうやってオチつける気?ダイジョブ・・?ってこっちが心配になるくらい、一切終わり方への手がかりがない状態に陥り、なんとオチは敵のメカが勝手に自爆するという(ほんとはバクテリアに冒されてしまった)、うそですやーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!っていう終わりかたします。すげぇ!ある意味感動的ですね、最後は敵が勝手に自爆!ちゃんちゃん!!どうやって企画会議をこの脚本が通ったのか、不思議でなりません。
 ちょっと乱暴じゃないですかね・・、最強のロボットがいきなり勝手に全滅、原因はバクテリア。じゃあ今までのヤツなんやってん・・・・って、今までのフリとか、相手は血を吸うとか、めちゃくちゃですやん。って。
 しかしそのムチャクチャさがなんかむしろ潔くさえ思えるほど、すげぇ終わり方でした。ビックリこいた。


 でもこの映画アメリカ映画っぽくない、斬新なところもあります。だいたい大失敗作ってのはそういう隠れた良いポイントがあるから、やめられませんね。超駄作に限って、ピカっと光るアイデアがあるもの。
 ハリウッドにはコードが一杯あって、まず子供は殺されてはいけない、黒人は悪役としてキャスティングしてはいけない、味方にも黒人を入れること。軍の撮影協力を得るには、軍をかっこよく、PRして描くこと、などなど。

 この映画、アメリカ映画にしては珍しく終始自虐的です、一方的に相手のメカにアメリカがめちゃくちゃにされるのをトムクルーズが逃げまわるだけ、人間の嫌な部分を描き、ともかく一方的にやられまくる。最後は相手が勝手に自滅。何の爽快感も無い終わり方。かなりベタ、を外した意欲作です、そのちょっとネクラでダークな世界観は、ちょっといいな。と思いました。売れ線を狙ってないという、もっと途中から反撃開始だーーー!!みたいないつものバキバキドカンの感じにすれば、もっと客が入るだろうに、あえてそれを外して、ダークで重たい感じを残しました。

I案外にしてトム・クルーズって好きなんですよね。トム・クルーズはカルト宗教にドハマりしていて、イルミナティ云々、とやばいことを言い出すイタイやつってのはみなさんご存知だと思いますけど、俳優っていう職業は、そういうコワレタ人間のほうが圧倒的に輝くものです、気が狂ってるヤツこそ俳優に向いてる。努力家で勉強家、真面目、ってやつが一番俳優に向いてない。Iはそう思います、トムはやっぱどっかイカれてますよ、それがなんかこっちがドキドキする。
 ジョニー・デップはものすごいいいやつで、トモダチとしては理想的だし、かっちょいいとは思うけど、俳優には向いてないって気がします。なんかドキドキしない。トムはどっかムチャクチャにしてくれんじゃねぇかっていう怖さがある、ブラッド・ピットもそぉ。まともすぎてつまんない。まぁただのIの趣味なのですけど・・・
 窪塚君もIは大好きです、適度に壊れてるw 窪塚氏ハリウッド映画に出るみたいなのですげーこいつは楽しみです。

2015年9月20日日曜日

ラグビーワールドカップ 日本 VS 南アフリカ

 まったくラグビーのルールがわかんないのですけどなんか見てしまいました。歴史的勝利っぽかったというのはまったく理解出来なくても伝わりましたし、なんかすげぇ試合だった、というのも肌で感じましたね。

 しっかしラグビーのルールってこうもわかんないものかね、ってくらいわかりませんね。アメフトなら少しはわかるんですけどラグビーは謎が多いです。アメフトなら4thダウンまでに更新できなきゃ攻守交代じゃないですか、でもラグビーって何回でも連続攻撃出来ますよね、じゃあ地道につなげていけばトライできんじゃん、って思う。なんでキックしたりするんですかね・・?全然違うわアホ!って言われるんでしょうけど、ん?って思う。っていうかどうやったらターンオーバーになるのかがわかりません、超基本がわかりません。相手がミスしてそれをかすめとる以外にないんですかね、倒しても倒れた人に攻撃しちゃいけないんですよね・・・。



 それにラグビーってほぼ無防備でタックルとかするじゃないですか、スクラムにしたって、そんなの怪我しろって言ってるようなもんじゃんって思う・・・、そこがいいのでしょうか?ほんとなんか妙な世界観がありますよねラグビーってやつは。
 あとなんか2人並んで後ろの人がお尻あたりを触ってるのはあれは一体なんの意味があるんでしょうか?なんか意味があるんでしょうね。

 それにモールっていう電車ごっこみたいな押し合いみたいなのがありますね、モールは強力でなかなか止められないのですが、じゃあ最初からモールでどんどん進んでいけばいいのでは?って思ってしまいます、それも何言っとんじゃわれぇ!っていう勘違いなんでしょうね。まぁこれからワールドカップを見つつ学習したいと思います。それぐらいまったくラグビーに関して無知ですけれど、オールブラックスのハカ、の踊りみたいなのは知ってますからね。

2015年9月19日土曜日

ユーロバスケット2015 準決勝 フランス スペイン

http://forum.rojadirecta.es/showthread.php?260007-BASKET-Eurobasket-2015-Semifinals-Spain-vs-France-17-09-2015&p=4110014&viewfull=1#post4110014


 いやぁ熱い試合でしたね。ネタバレは控えます。


しかし熱い試合でしたねw

 スローな感じで始まりましたが、ぐんぐん盛り上がりましたわ。スペインとフランスって隣の国なのにはっきり違いがありますよね。フランスは植民地だったアルジェリアとか北アフリカの民族ってのが入って来てますので、フランスっていう国は小さなアメリカっていう感じがする。スペインってのはこれまた特殊で全然違う民族なんだな~って感じがすごいする。天才肌の民族ですが、髭が濃いw スペイン語ってやつはなんか冗談みたいに聞こえますよね、ムーチョスグラシアス!!とか言われると、なんかコントみたいですw どーもラテン語系の人たちって怖いってイメージがありますよね、明るいんだけれど、全員手癖の悪い盗人で、国家は失業率が図抜けて高くて、CITY OF GODのイメージw あそこまでひどいわけないけどw フランスとは真逆の印象です、フランスというとインテリ、ファッショナブル、芸術。実は全然違うんですけどね、建築ならもちろんスペイン、イタリア、芸術の巨匠だってスペイン、イタリアに集中してる、ファッションだってフランス人ってのは服を極端に買わない保守的な人々だとして知られてます。顔のルックスやファッションセンスは明らかにイタリアがまったくもって図抜けたセンスを持ってます。フランスというのは実は農業に優れた国家でして、牧歌的な田舎です。けどパリってのがヨーロッパの中心にあるので、ヨーロッパのすべての物が集中したってだけなんですけどね。



 世界のマーケットっていうのは実は3つ存在していて、1つは英語のマーケットです、旧イギリス帝国、アフリカ、日本、中国も英語圏のマーケット、もう一つはスラブ語、ロシアからポーランドカザフスタンやチベット、モンゴルって中央アジアも含んでます、スペイン語マーケット、南米とスペイン、中南米。実はスペイン語のマーケットってやつは英語圏に匹敵するぐらい巨大なんですけど、ほぼ日本とかには一切スペイン語系のものって入ってきませんよね、たま~~にチラチラと映画が入ってくるだけで、スペインの連ドラとかブラジルのコミック、的なものって一切まったく入ってこない、これはロシアも同じ。ロシアで何が流行ってるかなんて誰一人知らない。ロシアの映画監督なんてほんとーにマニアしか知りません。ソクーロフとかすげー有名ですけど。まぁ肌の合わないことw

 

バスケの話しに戻すとユーロバスケが始まった時に書いた通りになりましたね、フランス、スペイン、リトアニアのどれかしか考えられないって。やっぱりそうなりました、リトアニアの試合は明日ですけどもう決まったようなもんですわ。相手がセルビアではね。噛ませ犬です。


そいでFIBAアジアの開催が目前です、日本は初戦から前回優勝のイラン・・・・いたたたたたぁ。くじ運までねぇーとは・・・しかしどっかテレビ放送されんのか・・?

2015年9月17日木曜日

2000 - 2015 NARUTO

ナルトにかぎらずなんですけど、EVAの後の作品ってのは、少年誌であっても何かトラウマ、とか過去、みたいなものを抱えるようになりました。ドラゴンボールの悪役には悲しい過去とかそういう、悪く言えばお涙頂戴的なものは一切ありません、ちょこっとだけベジータの過去みたいなものもありましたが、ドラゴンボールで泣く奴はいませんでしょう。けどワンピースもナルトも、バトル漫画なのに泣けるって人が多いと思います。それはドラゴンボールにかぎらずEVA以前のものってそういうふうな悲しくなるような要素はほぼ無かったです、北斗の拳にしろキン肉マンにしろ、巨人の星にしろ。ガラッと地平が変わりましたね、1997年頃から。いいものを評価するときに「泣ける」ってのが評価のかなりの場所を占めるようになりました。ちょっとそれって右派っぽいやばさを秘めてるということもいえます。どんどん世間は右寄りに傾いてるってことでもあるというわけ。



 Iはいつもぬるっとしてるっていう言い方をするんですけど、そういうぬるっと感が21世紀の漫画の特色でありますわね。ただの破壊衝動丸出しの救いようがない悪役ってのは少なくなり、なんでこいつは悪いことをするようになったんじゃ?っていう種明かし、悲しい過去みたいなのが延々と語られるようになりました。特に最近のワンピースはそれが顕著な気がします。それもでもやりすぎると不幸自慢っていうか、エスカレートしていってモンティ・パイソンのコントみたいで、ちょっと滑稽になってしまいますよね~・・。オレは家族全員を殺された、いやいやオレのほうがひどい、街全体が滅ぼされた、いやいやオレのほうがもっとひどい、国が消された、いやいや、これのほうがもっととだ、オレの世界がオレの星が、オレの宇宙が、俺の宇宙と俺の並行空間が、歴史と過去が葬られた、ミライが葬られた・・・・・っていう風に。だからなんやねん!って途中でキレたくなる。



 ナルトもなんか最初っからえらく暗いっていうか、内面的というか、血まみれの漫画だって気がしましたね。ガキのころ読んだときは人死ぬのはやっ!って思いました。人が死んだりするのは物語の後半ってのはセオリーなのに、いきなしバッタバッタ殺されてっから、なんだこれは連載続ける気無しかって感じでした。
孤独、っていうモチーフが繰り返し出てきますし。マンガなんだから適当にぱらぱらめくってハハハハー!って感じじゃないんですわね。電車で読んでる人とかもなんかどっぷりした目をしてたもんです。電車でジャンプ読んでるヤツがすごい多い時代でしたから。


 でもなんでかIもいつしかJUMP卒業しましたねー。たぶんハンターハンターもナルトもワンピも、なんか覇気だのチャクラだの念だの、いや全部同じやん!って感じになったから飽きたのかもしれませんね。だいたいにおいて連載漫画ですから、最初のほうはよく練られた物語とかでも、途中で息切れして、いやこれからどうする~?でも連載描かないと・・ってなってダルダルになってしまうのですわね。



 いつ頃だろう?高校受験かな・・?高校受験Iはほとんど勉強したって思い出はありません、塾には行ってましたけど、殆ど自分で勉強してなかったです、というか勉強を家でやるっていう習慣も発想も無かったですから、塾にさえ言っとけばなんとかなるであろ~って感じ。それでもIは結構成績は上のほうでなんでこいつ勉強してないのにテストは出来るんじゃ、って周りのヤツにいっつも言われてました。それに顔もあんま賢そうな顔ではないので、それなのにテストでボロ負けするとすげー腹が立つ相手だったみたいですねw なんかガリ勉の女の子にヒステリックにキレられた思い出がある。何点だった~?おれ全然出来なかったわ、98点。みたいな薄いボケでマジギレされました。

 

そんな受験の思い出はどうでもいいんですけど、前にもどっかで書いた気がするんですけど、忍者モノってのはベタ中のベタ、王道中の王道なんですけど、里を守る、っていうコミュニティ要素っていうのは新しかったですね。今までの忍者といえばだいたい流れモノでめっちゃ強くて・・。先祖の怨みかなんかで復讐・・みたいなのがありましたが、ナルトは忍者の里でオカネを稼ぐ忍者ってわけで妙なリアリティがあります。


 この作者の岸本氏特に絵は上手くないというか、絵の緻密さで勝負するタイプじゃないと思ってたんですけど、あとがきとか作者のコトバみたいなのを見ると、絵をもっとうまくなりてぇ、大友克洋みたいに描きてぇ、っていう画力重視タイプだったんですね、美大出身らしいし。最近は同人作家とかイラストレーターで圧倒的に絵が上手い人がいるから・・・絵がうまいっていうか・・・、なんでしょうソフトウェアの力っていうのか、画力というよりはテクノロジーの勝利ですわね、ともかくマンガ家は画力では太刀打ち出来なくなってきてますから、画力をあんま追求してくのは良くないというか、無駄って感じがしますわね。
 
 Iはでも大友克洋が上手いとは思いませんが・・・、というか絵ってのは好き嫌いですわね、ある程度以上は。写実的だから良いってわけでもないし。好き好きですほんとに。


 ナルトですごい思い出に残ってることがあって、Iの前を中坊のガキが歩いてたんですわね、Iがもう高校生の頃。そしたらそいつがナルトはおもしれーんだけどさ、サクラとかいらねーよ、タリーー!!って中二特有の大声でしゃべってました。その仲間も、まーねーって感じでした。あぁ、こいつらバカだなって思いましたねw サクラのキャラがいいかどうかはともかく、そんなずっと延々と血みどろの殺し合いばっかじゃ、一年と持ちませんわ。なんか別の要素も入れないと・・・。何より作者の精神が持ちませんわ。




梶原一騎メソッドとキャラクター軸とセカイ軸

 長編マンガの型、は梶原一騎が巨人の星で作り上げたものです。次々に強敵が出現し、そのたびに修業などで強くなり、困難に打ち勝ち倒す。それを繰り返す。こういう物語をキャラクター軸といえます。セカイ、や周りの環境ってのは変わらないで、キャラクター達が強くなったりして変わっていく。世界軸の物語というのは、大きなセカイの中に主人公がいて、その歴史の中で主人公が活躍する。ガンダムなどがそれに近い。世界軸の物語というのは連載には向かない、最初に終わりまで全部ストーリーをデザインして、そこに主人公を配置していくから、終わりが初めから決まってないといけない。EVAもキャラクター軸です。セカイは殆ど止まっていてキャラクターの動きがセカイを変えていく。まるで主人公たち以外にセカイには他者が殆ど存在してない。ナウシカもどっちかというと世界軸ですね、世界が動いてその動きに主人公は振り回される。
 でも本当は2つの軸が同時に回っている物語というのが理想です、しかしそれはすごい難しい。時間、をちゃんと考えないといけないからです。修行だ~!みたいなことで、でもそれだとこの事件に間に合わない、この場所にこいつがいるのはおかしい、みたいにすぐに破綻してしまう。
 ジャンプの長期連載はほぼ間違いなくキャラクター軸の梶原一騎メソッドです、キン肉マンも、北斗の拳もドラゴンボールも、ワンピースもスラムダンクも、他者、ってのはほぼ存在してない。他者が勝手に世界を動かしたりしない。主人公たちがすべてを解決しないといけない。主人公達が進まない限り、他者は現れないってわけ。だからこそ先に全部考えないでも後から新キャラを追加していけばいい。両軸を回すと時間軸とキャラクター軸を両方回さないといけないから大変です。でもそういう、時間、がちゃんと流れている物語ってのは緊迫感があって面白いのですけどね。
 これはすごい大事な話でした。



  作家の殺せない病
 もう一つ大事な話ですけど、これはほとんど避けがたい病ともいうべきものなんですけど、長編とか長い物語を作るとどうしても、キャラクターを殺せない病になってしまうのですね、実は死んだと思わせて生きてました、実は蘇りの禁術があるのでした。なんとか筋をめちゃくちゃにしても、死んだキャラを登場させたくなる。
 キャラは作者の分身ですから、蘇らせたいのはわかる。けどそこをストイックに切り捨てて行かないと全部が破綻してしまいます。と、頭ではわかっていてもやっぱり逃れられない病なんですよね、これって。中毒とも言えるかもしんない、わかっていても逃れがたいものなんです。ナルトも途中からそれがこらえきれなくなり、死者を蘇らせまくってしまっております。やっぱりでもそれはやっちゃダメなんですよ。よく幽霊物とかでもそう、幽霊になれるなら、全員幽霊になっちまえばいいわけで、わざわざ生き残ろうとする理由がなくなっちゃいます。もし蘇りが使えんなら、だったら最初からやっとけ!!ってことになり、結局タイムマシンと同じでどうあがこうとストーリーは破綻する。

 絶対にそこに整合性はつけられないのですわね。そういう殺した人間を本当に振りほどいて、ストーリーの完成度だけを追求できるある意味冷酷で完璧主義な作家はシェイクスピアだけです。ただ単に猟奇的なグロ話とは違って、心血を注いでキャラクターを創造しつつ、それをバッサリと切り捨てられる、ほんと稀有なこの病への耐性を持った天才です。けれど、この病を持ってないヒトってのは作家として、というか人間として本当が無い、ってことにもなるので、完全な耐性を持っていてもそれはそれで作家としてダメでもある。シェイクスピアは特別その矛盾を昇華できる天才でしたけれど、シェイクスの作品をやっぱり無慈悲すぎる・・・って感じるヒトもいますでしょう。簡単にヒトを殺しすぎるって。劇を盛り上げるためだけにヒトが殺されてく、ってあるミュージシャンが批評してましたけれど、それが出来ない人間は作家失格なんです、ストーリーテラーとして破綻する・・・ともかく逃れがたい病なんです、これ。死に至る病。


 さらにその病が悪化すると、庵野監督みたいになっちまいますからね。作者の岸本氏はそれを振りほどいて新しいものを作って欲しいものですね、死んでもNARUTO 2 リメイク、みたいなことをしちゃダメです、それってゾンビだから。けどカネが稼げればなんでもいいっていうヒトはフリが効いてて何かと予算を集めやすいNARUTO2を望むでしょうけどね。


 しかし長編マンガを書き終えた作家はたいがいダメになってしまいますね、二作目が成功した作家なんて・・鳥山明くらい?バガボンドよりやっぱスラダンが好きって人のほうが多いでしょうし。あー、我らの富樫大先生くらいですかね。それにしたって休みすぎだw結局ダメになってるのかもしらん。昔の自分を超えられない、こりゃてーへんなこってす。
  
 NARUTOが終わっちまってジャンプはワンピースにすべてのしかかってる状態で辛いですね。まったくジャンプなんて最近読んでないですけど、新しい才能は発掘されたのでしょうか?
 

2015年9月16日水曜日

ごぶごぶ祭り NGK   しおり

http://video.fc2.com/content/20150916A3BtbV1x/&otag=1&tk=TXpBek5EZzBORFE9&start=2977.553


 ごぶごぶがまたスマッシュヒットを出しましたね。オレンジにつづいて浜ちゃんのヒキの強さはマジで恐れ入ります。しおり・・・すごい。仕込みにしたってすげぇ。
 ほんと久々にテレビで大爆笑してしまいました。すげぇ。

2013 pacific rim

 簡単に言うと怪獣映画をハリウッドがパクってるだけなんですが、怪獣映画をパクってるというよりは、色んな映画のいいところをパクりまくってるっていう、悪ふざけなのか、マジでやってんのかわかりません。ロボットはトランスフォーマーだし、構図はアニメの構図をそのまんま頂戴してたり、怪獣のデザインは円谷を丸パクリ、シンクロとかロボットのシステムはEVAを頂戴してるし、下町とかのデザインはモロにブレードランナーそのまんま。キャラのデザインとか性格、セリフ回しはジェームズ・キャメロンのそれで、カットの使い方っていうか編集法は完全にタランティーノです。ラストシーンはロード・オブ・ザ・リング、そしてオチはハルマゲドン。わざと丸パクリしてるジョークなんだっ
たらいいですけど、えっ!?ってちょっと思いますよね。別にネタになってるわけでもない、パロってるってわけでもなくて、ただ単に剽窃してるだけともとれます。


 オマージュとかリスペクトって言えばいいのかもしんないですけど、構図そのまま丸パクリってのはトレーシングみたいなもので、ちょっとそれはいかがなもんですか・・・・。悪ふざけなら悪ふざけらしくもっとめちゃくちゃな映画にすりゃいいのに、小さくまとまってしまってるって気がします。パシフィック・リムっていうタイトルだし、カイジューとかいってるからしょうもないくだらなくて笑える面白いB級映画だと思ってたらじぇんじぇん思ってた感じと違いました。予算をがっちりCGに突っ込んだ普通の、ハリウッド映画でしたね。でも普通のハリウッド映画だったら別に見たくないんですよね~、しかも日本の映画のハリウッドの資金力でガチガチに補強しまくった逆輸入版みたいなのは見たくないですね、もっとハリウッド映画ならっていうか、なんか日本に無いものを見たいです、海外の映画には。独自のモノが見たいものです。ちょっとマンガとかアニメってメジャーになりすぎましたね、ほんと。アンチがいなくなっちゃつまんないです、マンガとか読んでる奴はバカって時のほうがやっぱやりやすかったなぁ・・・。




 それと金の使い方がバランス取れてねぇっていうか、中だるみが激しすぎますわ、最初の7分くらいはすげーテンポよく進むのですけど、そっから急激にスローーーダウン、って感じで、絵変わりしねぇっていうか、ローコストな映像になります。面白い部分とどうでもいい部分が激しすぎます。
 それと怪獣とロボットが戦うんですけど殆どパンチってw もっとなんか武器用意出来なかったんですか?パンチて・・・。そりゃ負けるわ。それと全般的になーんかデザインがモサいのはなんででっしゃろう。金が有るんだからもっと優秀なデザイナーを雇えそうなもんですが、ロボットもアーマーみたいなのもなーんか、バタ臭いっていうか、もちっとかっこよくすりゃいいのに。コスプレ感が満載です。もっとなんか・・・・タイトでスタイリッシュな感じにすりゃいいと思うのですけど、これはやっぱアメリカとの感覚の違いなんですかね。マッチョがやっぱ

好きなんですよね、彼らは。マッチョを好む感覚ってのはほんとまったくIは理解出来ません。細ければ細いほどよし、っていうエディ・スリマン信者だから・・。
  
 それと菊地凛子の英語が下手っぴすぎるし、ハリウッド俳優の日本語も下手っぴすぎです、怖気をふるっちゃいますね。なんかきもちわりぃ。ほんと日本語と英語ってまったくの真逆ってぐらい全然逆の言語ですよね、日本人が英語下手なのも仕方ないですよ、外人だって日本語はほんと下手くそですもん。難しすぎるんですね。


 まぁ散々文句を言ってきましたが、オカネを一杯使ったハリウッドらしい映画を見たい人には、それなりに金もつかってるしCGもちゃんと合成出来てますので、見る価値はあると思います。Iはまったく違う感じを求めてたので、あれーー?って感じでした。なんかものすげーこの

映画評判良かったのでがっかり・・・。一体何をそんなに評価してたんだろうか?怪獣映画としてものすごいよく出来ているってことなんですかね?だいたいI怪獣映画好きじゃないからな・・・。

 普通の映画としての一番の欠点を上げるとするなら、敵のキャラクターが薄すぎます。怪獣は一体なんで現れたんか・・みたいなことが一切ない、ゴキブリと同じですね。ただの害虫みたいなもん。ゴジラは人間の核実験のヘドロから生まれたとかなんとか、人間の環境破壊の裁きとして現れたみたいなことがあるんですが、この映画のカイジュー、はほんとにただの害悪だけで意思とか目的みたいなもんが無さ過ぎる。

 まぁ子供向けの映画なんでそんな深い感じは必要ないのかもしんないですね。ところで2013年の興行成績ランキングをみなさんご存知ですか?このリムは16位、かなりの当たりだったみたいです。411M$ だいたい420億円ですかね。そりゃCGに金かけられるわ、って感じ。1位はアナ雪で1259M$ 1300億ですって、最近では超大当たりですわね。二位アイアンマン3、三位、怪盗グルー?なんじゃこれ。四位がホビットシリーズっていうロード・オブ・ザ・リングの続きみたいなの。そいでハンガー・ゲーム?ワイルド・スピード、ですって。1つも見てない・・・。

 何が言いたいかっていうに、売れる映画を作りたいなら、めちゃくちゃオーディエンスのレベルを低く設定せよ。小学生にもわかるような映画にしないといけないってことです。ヒトラーの政治学です、一番理解力が低いやつに向かって演説するべし、それが大衆の支持を得る方法だと。小学生からオトナまで見れるほうが、潜在市場が一番のでかいんだからヒットするに決まってます。面白すぎる一部の人にしかわかんない映画なんて作っちゃいけないってことですわね。少なくとも、そういう映画は予算はギリギリに切り詰められるってこと。よく面白いのに成功しないとかいいますけど、そりゃそうです、面白すぎるってことは、レベルが高いってことなんですから、大衆の支持を得られるわけないです
 じゃあIみたいにオカネがしっかりかかってて、しかも面白いハイレベルの映画が見たいヒトはどうすりゃいいんですかね?映画なんて見るなってことですか。Iみたいな人間はもっと作家性が強くて、予算が少なく作れるもの、つまり小説とかマンガとかを読めってことなんでしょうね。む~、でもほんとたまにひどく面白い映画が見たくなる時がありますよね。夜中に疲れてて何もやる気しないんだけど、まだちょっと眠るには早いなって時とか。さみしくなった時とか。映画もテレビと同じように、ながら視聴をするようなものに変わってきたってことですか・・・そんな真剣に見たりしたらダメなんでしょうね。

2015年9月13日日曜日

MONEY weather  X BERT   引退試合

 メイウェザーの引退試合がありました。無敗の王者、生きる伝説メイウェザー。最後の試合も神業ディフェンスでほぼ殴り合いをせずにらくらくポイント勝ちという見てる側にはちっとも面白く無いいつものメイウェザーの試合でしたね。
 相手もたいして強くなかったです、噛ませ犬。いや強くても何もさしてもらえないんですけどね。あの敵に対して肩を出して、垂直に構える。相手に撃つ場所をなくさせてポコポコジャブを出してカウンターを狙うというメイウェザーのスタイル。 
 あれって突破する方法が無いです、無敵の構え。すげー卑怯w それでもメイウェザーのような超的確なタイミングでカウンターをあわせることが出来なければただのディフェンスなので勝てないですが、ディフェンスとしてはほんと無敵です。

 そして少しでもポイントをリードしたらあとは歩き回らずにロープワークを確実にしてクリンチクリンチ、カラダを合わせてパンチを出させなくする、そいで相手がイライラストレスが溜まってきたころにポンポン!!ってまたクリーンヒットを何発か当てておしまい。何度も見た必勝パターンですが、結局これを突破する奴は現れなかったってことです。

 おそらくメイウェザーに勝つにはこっちもアウトボクシングでディフェンシブにカウンター狙いで戦うしか無いでしょうね。そうしたら試合がどう転ぶかわかりません。たぶんメイウェザーはそれをわかってて相手にそういういやらしいアウトボクサーを選んでこなかったのですわね。それが最もカネに汚く最も強いアスリート、メイウェザーのやり方ってわけです。

 それにしたってメイウェザーのディフェンス力はほんと神がかってますけどね、一発も当たらないなんて・・・。かすり傷ひとつ負わずに勝ちました。

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 US OPENはフェデラーとJOKERというもぉ顔なじみすぎてんだろっていうカードになりましたね、今回フェデラー調子良すぎます、あのバブリンカが完封負けですもん。ナダルに負けた頃に、あぁついにフェデラー王朝も崩れたなと思いましたけどまたフェデラーの覇権が訪れてますね、まじでフェデラーももはや生きる伝説です。リターンボレーなんてすご技も出してますしね、相手のサーブがバウンドするところを返してすぐにボレー。今時ボレーをする選手はすげー少なくなってきましたがフェデラーは素晴らしいです。リターンのカミサマですね。ラリーを長くやるスタミナ勝負になるのを避けてるんでしょうけど。
 決勝はJOKERがどういう対策を立てて来てるかですけど、今回はかなりフェデラーって感じがします。

2015年9月12日土曜日

マクビティ フォーユー ダイジェスティブビスケット

マクビティ フォーユー! マクビティダイジェスティブビスケット・・・

というフレーズが耳にこびりついて脳内インプラントになった人は多いと思います。なんでこのコトバが異様に耳にまとわりついて離れないのかは謎です。たぶんガキの頃は、マクビティフォーユー
マクビティダイジェスティブビスケット というコトバが一言も理解できなかったので呪文みたいな気がして覚えてしまったのでしょうね。

マクビティってのは会社の名前、 フォーユー、というひどい日本語英語はあなたに、これは中学に入ればわかります。少女のthank youの発音がアメリカ英語っぽくテェンキュウ!ってなってるのも耳に楔を打ち込まれますね。センキューでもサンキューでもなく、テ!ンキュウなんだって。



 マクビティダイジェスティブビスケット、これに関しては一切意味不明。ダイジェスティブビスケットってなんやねん!ってのがわかるのは高校二年でdigestion が消化、という意味、よくいうハイライト、ダイジェストのダイジェストは消化しやすいように、わかりやすいように編集したものだ、というのに気が付き、ダイジェスティブビスケットというのは消化しやすいビスケットのことだったのか!とわかるわけです。


 しかしなんでマクビティダイジェスティブビスケットは消化しやすいのかの謎は解けません。全粒粉使用!!とシールが貼ってあるけれども、事態は悪化するばかりで全粒粉ってのがなんのことなのかわからない、すべてが粒の粉っていうけれど、すべてが粒じゃない粉ってのが存在するのかがわかりません、立方体が含まれてるの?

 そしてオトナになってネットで調べてわかるのですね全粒粉というのは小麦をフルイにかけないで全部粉にしたものなのだ、マクビティが消化しやすいのは重曹がふんだんに使われているおかげでやわらかいカチカチのビスケットじゃないソフトな食感のビスケットなのだと。

 しかしビスケット・・?ビスケットって何?クッキーとビスケットは違うの?ってことが気になりだすわけです。ビスケットとクッキーの違いは、実ははっきりしません。国ごとの慣習でビスケとクッキーは違うわけ、しかれども、イギリスでビスケは固いものクッキーはもっとふんわりしたもの、逆にアメリカではビスケは柔らかく、クッキーは固い。なんとフランスではビスケはスポンジのことです。マクビティ、マクビティ。Mc...はスコットランドで~~の息子の意味だ。ということさえわかれば、マクビティはスコットランドらへんのヴィッティの息子が立ち上げた会社だとわかります。マクドナルドはドナルドの息子、マッカートニーはカートの息子だと。
 実際マクビティはスコットランド、エディンバラが発祥の地。ということはマクビティビスケットは、固い方のビスケなのだとわかります。しかれどもビスケを柔らかくしてしまったらそれはクッキーなんじゃねぇかっていう気もする、なんて奥が深い。マクビティ フォーユー

 ちなみにビスケットのビス、とはラテン語でダブル 、バイノーラル、バイセクシャルとかのバイ、と同じ意味。ケークするってのは焼くってことで、ビスケットは2回焼いて固くしたパンのことです。

 クッキーはオランダ語のクークで小さいお菓子の意味らしく、イギリスにはクッキーというコトバは存在しませんでしたとのこと。ちなみにブラウザに溜まりまくってしまうクッキーは、レトロゲームのマジッククッキーというアイテムに由来して、マジッククッキーを集めないと次に進めない、だからクッキーで情報を集めるっていうのが由来らしいです。しかしこれは都市伝説臭い。


じゃあ少女はなんでイギリス英語っぽくセェンキューって言わないでアメリカ英語っぽくテェンキュウ、って言ってたんだよ、って疑問が起きますけどこれは日本人が作ったCMだからアメリカ英語とイギリス英語の区別がついてないってだけでしょうね、海外のマクビティはフォーユー!なんて日本語英語使いませんから。


 ちなみに海外のCM




 このように本場のマクビティの宣伝文句はSWEET ! 甘い、カワイイ!ってのを押してるみたいです。っつーかこのCM卑怯だw特に猫はーーー!! ちなみにCMってのは日本語英語でADVERTが普通。

 

 なんにせよマクビティがごっつ美味しいやんけ!ってのにショックを受けたものですね、あんまビスケとかそんな美味しいとは思わなかったけど、マクビティチョコはごっつおいしくて、全粒粉恐るべしって思ったものです・・・

2015年9月10日木曜日

Flood City

 さてテレビは大雨洪水ニュースをやってますけど、Iの家もかなりそのへんだったので、川やべーーー!!って感じになってました。初めて避難勧告ってのをくらいましたね。10年位前に床下浸水の時はそんな勧告とかは無かった気がするのだけど・・・

 べつに台風とかそういうのでもなんでもなくただ雨がずーっと降り続いてて、洪水になるなんて初めてのケースでしたね、なんかそんな大事になるなんて誰一人言ってなかったじゃんか、って感じ。まぁIはテレビ一切見ないので、テレビでは騒いでたのかもしれませんけど。今日近くの川が氾濫したって聞いてからやっとテレビを見たら、かなりの騒ぎになっていたのですね。


 でもやっぱこうやって実際に痛い目みて初めて、あれ・・・、温暖化とかマジやばくね?って気づくんでしょうね、気づく、っていうかカラダでわかる。あっこれ、不味いやつじゃん。って。記録的大雨とかこれからは毎年たぶんこういう被害が出るんでしょうね。
 それとやっぱ街が水の中に沈んでる映像ってのは、3.11を思い出してしまいますね。最近良く見ますわあの、ヘリからの斜め45度からの構図・・・。


 だからといってどうしようもないのですがね。ここで偽善者なら小さなことから少しずつ、とかほざくのでしょうけど、NO FUCKING WAY、小さなことは所詮小さなことです、大きなことを大きく変えたほうがいいに決まってる。けど誰もそれを望まないのだから仕方ない。リスクとリターンの兼ね合いってわけで、ある種、自分がゲームオーバーにならないことを祈りながらギャンブルをやるしかないですわね。

 
 

2015年9月7日月曜日

EURO BASKET 2015  CFGL

 US OPENも始まってますが、ユーロバスケも始まりました。ユーロバスケは二年ごとの開催になり今回の開催地はなんとクロアチア、フランス、ドイツ、ラトビアです。なんじゃそりゃw 
 つまるとこユーロ、のバスケだからユーロのどこでやってもえぇやんみたいなことなんですかね、確かにまさしくユーロバスケですねそれこそ。


 日本では相当なバスケマニアしか見ない、というか見れない大会です。バスケはアメリカ以外にどこの国が強いかなんかまったく知らないって人が多いでしょう。
 強いのはスペイン、フランス、リトアニアです。間違いなく今回もこの3つのどれかが勝つと思います、超大穴でセルビアとかもあるかもしれませんが。あとダークホースはドイツですかね、ノビツキーもいるし。
 というか今回はフランスで決まりでしょうって感じです。またトニー・パーカーがNBAのスーパースターとはこういうものなんだよ、ユーロのみんな、おれについてこいよ。っていうのを見せてくれるでしょう。
 もう一つの優勝候補であるスペインはいきなりセルビアに負けてスタートです、たしかにパウ・ガソールとミロティッチくらいしか参加してないので厳しいですね、マークは休みかよ。
 しかし予選グループは四位以内に入れば決勝トーナメントなのでまぁダイジョブでしょう。


 日本のメディアではまず見れないでしょうけど最近ネットテレビで海外のスポーツはストリーミングしてますので見ようと思えば見れます。
 
例えばこういうサイトで。
http://firstrowsports.tn.my/sport/basketball.html


 ユーロバスケで勝ち残るとオリンピック出場権も与えられますので、負けられない戦いでもあります。
 ちなみにアジア選手権ももうすぐ開催だって知ってましたか?ほんと日本のメディアはバスケには冷たい。女バスはオリンピック出場を決めましたけどね。
 まぁ男子バスケの驚異的な弱さはもぉ泣いちゃいますw 
 
 まぁ国際試合出場停止になるくらいだからどんだけズタボロかってのは推察できますけど。

http://www.fiba.com/rankingmen

 FIBAによると日本のランクは現在47位。クソです。47位っていうかもう30以下は全部団子なので実質ポイント0といってもいい。ヴァージニア諸島よりも下です。本気か!
 中国は14位 韓国は28位・・・、まぁ結果を出すより外にどうしようもないですわね。


 しかれどもアジアバスケは中国開催なのでまた今回もダメポ・・・

2015年9月6日日曜日

1992 ロマンシング・サガ



ロマサガ1は、ある種伝説となってるゲームでして、スーファミ初期のゲーム独特のなんか懐かしくて、バグ祭りで、ユーザーのことなんかちっとも考えてなくて、アイデアが先走ってて、けど時間もオカネもデータの容量も無い、めちゃくちゃだけどキラキラしたものが一杯つまってる、まぁつまり中二的作品です。ゲームの中二時代の作品といったらいいのでしょうか。 ゲームというメディアの中二時代を存分に楽しめる作品です。RPGを始めたらIは途中で投げるってことはほとーーーーんどしないのですけど、ロマ1と2だけはぶん投げました。その悔しさがあったので今になって再チャレンジ、ってわけです。

 これは当時の時代のエートスがわかってないと伝わらないんですけどスーファミは夢のスーパーマシンだったのですね、今の子供達、オトナだってスーファミがどれほどのスーパーマシンだったかを感じることは出来ないでしょう。あの当時のファミコンからスーファミへの変貌はもぉショッキング、親が死ぬとかそういうレベルの大ショックを与えたもんです。えっ離婚するからお母さんかお父さんどっちと暮らすか選べって?ちょいまって!今スーファミやってっから!アダプターが火を吹くように熱くなってっからよぉ!!って感じ。ほんとこれは伝わんねぇだろうなぁ・・・、プレステ2が3になって、4も出たよ~、みたいなこととはじぇんじぇん違うのです、スーファミからプレステになった時もあのスーファミショックほどでは無かったですね、FF7でフルポリゴンのゲームを感じた時も、ちょっとニュータイプに目覚めかかったけれど、やはりでもスーファミショックほどじゃあ無かった。あの初めてスーファミでマリオワールドが始まった時の鮮烈な感触、セカイは色で満ちていたのか・・・、音ってやつはこんなに澄んだ響きを持っていたのか・・・ってのは死ぬまで忘れないでしょうね。

 スーファミ昔話はいいとしてロマ1はほんと~~~に曲者なんですけど、どんなバグがあって、ゲームの主人公なのに強盗殺人が出来たり、理不尽なゲームオーバー、意味不明な強い雑魚敵、敵の術攻撃の常軌を逸した火力。(ふつーに全滅するレベルの術が多すぎる)っていうのは実際にプレイするか
http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2516.html
 こちらのサイトの解説を読めば伝わると思います。



 サルーインめちゃ強えっす!みたいなことが言われてますが、サルーインの秘密さえ知ってしまえばそこまで強いというわけでもありません、個人的にはサルーインの前の三人組のほうが強かったです。サルーインの秘密は超ネタバレですが、サルーインは5ターンまではいくら攻撃してもダメージを全回復してしまうので意味ありません。5ターン目まで耐えて、そっから全火力放出すれば、2人いれば勝てます。あと幻影戦士術は必須、というわけではありませんが、これがあるとなしでは大違い(この術は自分の身代わりを生み出すという、つまりリレイズですね。リレイズなしでは攻略不可ってのはスクエアはしょっちゅうやってきます)無くても何回もやり直せばダイジョブだと思われます。あとはサルーインソードに耐え切れるHPと、サルーインより早く動ける素早さがあるかどうかです。サルーインソードで一撃死では何万回やり直してもたぶん勝てません。超裏ワザとして、タイニィフェザーを召喚して石化を狙うと一撃KOもあるらしいのですが、バンプのちゃまもそれで倒したとツイッターに書いてましたが、確率は低いみたいですね。でもこれならどんだけ弱くても勝ち目があるってわけです、でもサルーインの手前の三人組に勝てないので、やっぱりあるていどHPは高くしないとムリだと思うけど・・・。ちなみに三人組はパーティが2人以下だと勝ち目がほとんどありません。即死攻撃を毎ターンやってくるので、パーティが2人だと確実にやられてしまいます。即死耐性があれば別ですけど・・・これも召喚連発でなんとか乗り切ることは出来ますけどね。フレイムタイラント連続とかでちびちび削れば。

 それでも確かにノーヒントで戦うと激烈強いのは確かですわね、幻影戦士がそんなに強いなんて普通のプレイヤーはわかりっこないし、5ターンまで無敵なんてことも知るはずがない。それに神々の武器のレベル15まで覚えてないとまず勝ち目ないし、条件を突破してないとまず勝ち目が無いってのはロックマン2のワイリーと同じです。始まる前から勝負ありっていう。でも当時ラスボスに石化が効くっていう情報は一体誰が流したんですかね・・?ファミ通か・・・



 サルーインに吸収されたストライフのほうが魔法力があったのはこれいかに・・・・



 でもでも、ロマ1ってなんか知らないけれどすごく自由なんです、不自由な自由がそこにあって、なんか物悲しくて、なんか人が好きになれそうな気がする、ほんと不思議なゲームですね。すごい自由な気分にさしてくれる、それは一体なんでしょう?別に物語がものすごい練れてるとかいうわけでもないんですが・・・・

 例えばフロンティアっていう開拓村があるんですけど、フロンティアはまだまだ開拓途中でモンスターと戦いながら村人が街を今作ってる最中、小さな村の小さな倉庫に村の蓄えを守っていたりする。けどほっておくとあっさりとモンスターに滅ぼされて崩壊したりする。
 けど主人公以外の人間が頑張ってモンスターと戦っているのだ、っていうシーンってあんまりないですよね、おまぇらまったく戦ってねぇだろ、人に頼りすぎだよ、ってのは多いです。でもフロンティアの村人達は頑張って生きてる、それはフロンティアは危険だけど夢があるから・・・、ってわけ。それを数行のセリフだけで説明してくれる、けどフロンティアから逃げて都会へ行った人、地元でやばい事件を起こしたから逃げている人、ただ流浪の旅をしてる人、詩人として常に酒場で歌っている人、それなのにまったく無慈悲に殺されたりする、なんか知らないけれどすげーリアリティがあるのですわね。ミンストレルソング、という副題がついてますけど、旅芸人の歌。つまりジプシー、つまりロマ族。それとロマンシング・サガ サガを夢見る、サガというのは北欧のヴァイキングの詩物語、というふうにすげー上手く出来てるのですね、すべて詩、旅、人、っていうなんかいい感じがあるのです。
 PS2でのリメイクもあるみたいなんですが、やっぱこの初代ロマサガはスーファミでやったほうがいいですね、たぶんなんじゃこのクソゲーは!!って思うのでしょうけどw ユーザーに媚びないゲームのとがりまくってた青春時代があったのだって話。


 スクエアがFFで大失敗とかをするとスクエアオワタ、みたいなことをよくいいますけど、スクエアってのは昔っから斬新極まり無い、クソゲーすれすれの問題作を作っちゃう連中でしたもの、映画FFも大滑りしたし、まだまだ若いな、やってるなって愛らしいものです。


 ロマ1でワタシが一番衝撃を受けたのはおまもり、には何の効果もないってことですね。けっこうな苦労をしてコンスタンツという騎士団の姫様を救ってあげるとおまもりをくれるのですけど、なんとこのおまもり、装備しても何の効果もありません。おまもりとはそういうものだ、といえばそうなんですけど、カルチャーショックですわね。ゲームなんだから何か目に見える効果をおくれ!!って。しかしこのおまもり、生きて帰ってくる、とコンスタンツに約束すると、何かの隠しパラメータが作動するという都市伝説?もあります。ともかく美女のおまもりなど持っていても目に見える効果は何もない、というストイックでハードボイルドな世界観にはしびれちゃいますね。


他にもロマサガ1の奥深さを語るエピソードを1つ、最強の武器というか神々の武器しかラスボスの邪神サルーインにはほぼ効かないのですが、その剣がレフトハンドソード、というのです。
 なんじゃそれ!?って思うネーミングですよね、アイスソードにしたって、ん?って感じですが、スクエアフリークなら常にアイスソード、アイスブランドのほうが、なぜかフレイムタン、フレイムソードよりも強いってのは最初期からの鉄則だからわかるのですけど、レフトハンドソードとはこれいかに?
 ゲームの最初で親の職業と利き手を効かれるのです、左利きを選ぶと攻撃力ボーナスがあるので、ここでか!っていうのもありますけど、それにしたってレフトハンドソードって無茶なネーミングです、英雄の剣、とか王者の剣、とかじゃない、ほかの神々の武器はおそらく神々の名前がついているのです、エリスの弓、みたいに。レフトハンドソード。あっ!!神の左手、ってことか!エロールという神が人間に自分の運命を決めさせる為に人間の英雄に渡した武器、それが神の左手だった、というわけなんですね。だからエロールは自分で邪神と戦うことは出来ないのです、武器の名前の解釈までプレイヤーに委ねる、フリーダムなゲームですこいつは。


 

2015年9月5日土曜日

鉛筆書き研究 PAINTER




 ただのアニメ塗は面白くないので鉛筆書きを最近やってます。色々試してみましたがSAIは鉛筆書きには向かないです、線を重ねるとなんか汚くなる、アニメ塗り向き。フォトショは鉛筆のカスタムブラシを駆使すれば結構書けます。
 やっぱPAINTERがいまのところ一番いいかもしんないです、擦筆も使えるので。上の絵はPAINTERのみ、スプレーはフォトショ。しかしまだまだ慣れず。もっと解像度を高くしたほうが良かった・・・




 単純なぬりえ方式のアニメ塗り、は今はもう時代遅れなのですが、これ!っていうアニメ塗り+の描き方は確率されてませんね、スタジオだとグラデーションをかけたり、エフェクトをかけたり、アフターエフェクトで上手くやったりと、色々工夫してますけど、ちょっとあざといかな、と。ぴえろはスラムダンクのアニメの時代から結構線画を残す絵にしてますよね、より漫画っぽい感じ。細田守は手抜き・・・・。
 それと最近三段塗りのアニメって見なくなりましたね~、中国のスタジオは受注してくんないのか知らないけど。




1594 Taming of shrew じゃじゃ馬ならし  WS   アンチフェミニズム

 シェイクスが乱発気味に描いた初期の喜劇の1つです、じゃじゃ馬ならし、という述語がひとつの商標登録みたいになってて、じゃじゃ馬ならしという言い方、を独占しちゃってますよね。

  それでもシェイクスは初期の作品では次々と新しいことにチャレンジしてみようってのがありありと現れています、SHREWでは劇中劇というアイデアを使ってます、スライ、という呑んだくれが、貴族のわるふざけのドッキリをさせられて劇を見るという筋書き。


 しかし劇中劇が終わったところで、スライはどういう感想を持ったか、というのはなくて、劇中劇が終わった時点で劇は終わってしまいます。これはわざとそうなのか、途中で書くのをやめたのか、時間が無くなったのかわかりませんが、終わっています。 オープンエンド、最後のちゃんちゃん・・、まで描かないで途中で終わらすことによって客に想像させる、スライはあなた自身、つまりあなたがスライなのだ、という考えオチの可能性もあります。

 けどIが思うには、これは上演時間的な問題で、SHREWはすでに尺を使い切ってて、最後のオチまでやる時間が無くなったんだと思います。悲劇と違って喜劇はたぶん時間を3時間くらい、一日で終わるものにしなきゃならず、しかもかなり即興的に書いてる節があります。悲劇は何日かに分けて連続興行でしかも客も上流階級だったんだろうと思いますしね。


 劇中劇というのもありますし、劇中劇の中でも劇が進行するという入れ子構造で、劇中劇の中の人々も、他の人に変装したり演技をしたりする、ひじょーにややこしい、台本だけみると名前もまどろっこしいホレイショーだのルーセンショー、グレミオー、グルーミオ、とわかりずらい、けどこれもわざとでしょう、わかりにくくすることでごちゃごちゃしてる感を出したかったのでしょう、それに劇になってしまえば、名前がわかりずらくても、役者が目に見えるのですしね。
 この劇はアナクロニスムや、時系列がおかしかったりと破綻してる場面もかなりあります、それも劇中劇の劇を描いた脚本家が腕が無かったから間違えてる、というネタともとれます、劇中劇の俳優がミスをしてるとも言えるので、なかなか深い演劇です。


 筋としては、鼻っ柱の強い女をどうやって手懐けるか、それはこっちも超ドキュンな夫を演じることによって、めちゃくちゃなカオスを演じることによって音を上げるだろう、そして最後には高慢な姉が、貞淑で大人しい妹よりも一番言うことを聞くようになった。というオチです。劇の最後に高慢な姉のケイトが夫は外で頑張って働いてるんだから、妻は夫を立てて、嘘でも機嫌よくしろ。つまり良き妻を演じることだ、ということをいいます。




 フェミニストがそういうふうに女をバカ扱いするなんてたまらん!!特に最後のその女は夫の召使的な発言は反吐が出るって言うのですが、さてそれはどうでしょうか。



 実際の現代は、フェミニズムは廃れて明らかにアンチフェミニズムの時代になってますよね、はっきりわかるんですけど1997年くらいからです。むしろ男女同権っていうよりは、女はもっと女らしく生きるほうがベター、っていう。
 ガーリーブームです、girl girl girl !!猫も杓子もガール、ブームによりて、女とオトコが同権であって、社会的地位も同じのほうがいいっていうフェミニズムのノリと真逆に、キャリアウーマンとか結婚出来ないだけじゃーーん!。アイドルとかカワイイほうがいいーーー!!っていうふうにベクトルが完全に逆になりました。



 ガールブームを作ったのは明らかに同人マンガですよね、現実の女が鬱陶しくなって、ガール、美少女ブームになって、現実のほうがそれに後乗する形でガーリーブームが到来してるわけです、20年ほどたった今でもそうです、それは日本だけじゃなくてアメリカでも明らかにそう、かたっ苦しいフェミニズムなんてクソうんざり、もっとオトコにモテたい、女の子っぽく、っていう路線に変わった。シンガーは意味もなく薄着になって、パイオツをもっと出していかないと、猫も杓子もパイオツとケツ、っていうふうになりました。


 この演劇をフェミニズムの観点からもはや時代遅れだ、と20世紀初頭の人々が語ったというのですが、もはやフェミニズムが時代遅れなんですよね、コトバ本来の意味で、フェミニズム、より女らしく、という意味で、本当のフェミニズム、が到来してるのかもしれません。
 女子力、っていうコトバが端的にそれを表してますよね、女子力超下がってます~~、っていうのはフェミニズム的な言い方からすると、まったく真逆、ふざけんな、女だからって女子力ってなんなんだよ!って反発しないといけないのに、オンナが自分で女子力を上げよう~~☆、って言ってるんですもん。フェミニズムは完全に時代遅れ、それなのに政府は女性の社会進出、とか言ってますけどそれもまったく逆ベクトルの発想です。



 シェイクスピアは真実を見てたって言えるんじゃないですか、オトコみたいに肉体を酷使して働くのはしんどいんだから女は笑顔くらい作っとけや。って、フェミニズムで社会進出したオンナが一番それを感じたんだと思います、なんか・・・働くのしんどーーーい!!もっとちやほやされてオトコにおごってもらって、家でぐだぐだして、おしゃべりとか女子会やってたほうが楽しいやって。セックスするだけでカネもらえるなんて超楽じゃん、おっぱいみせてダンスするだけでこんなに稼げるなんてこっちのほうがいいや、勉強とかやだもん、ってこと。



 フェミニズムの奴らってのは口先でしゃべってるだけですからね、平等な社会だから、権利も平等にしよう、差別をなくそう、頭から出ただけの口先だけのコトバです、シェイクスはもっと本当のこと、を見てコトバを選んでる、シェイクスは結局そうするほうが、オンナには向いてるんだよってことをちゃんとわかってて言ってます、ただ女性蔑視で言ってるんじゃない。オンナにはオンナの、、があるってことを誰よりもわかってますから。



 バプティスタという姉妹の父がいるんですが、妹の夫を選ぶ時に、遺産が多いほうに娘をやるっていきなり言います。おや!と思いますが、シェイクスの覚めた目線があるんですね、バプティスタはいいお父さんのようなかっこをしてるし、娘のココロが決まるまでは・・・とかいうのですが、いざ花婿選びとなると、カネだけで決める。シェイクスは恐ろしいリアリストです。普通の劇作家ならバプティスタをもっと善人にしますでしょう、そうじゃないとペトルーキオが持参金目当てのみでケイトと結婚するっていう効果が薄れるから。


 でもそうじゃない、持参金目当てのペトルーキオはカネ目当てでじゃじゃ馬ならしをした悪い男というオチじゃないのだ、オンナなんてむちゃくちゃすれば何でも言うことを聞くのだ、というオチでもない、楽しくやろうぜ、ってことなんですわね。だからイタリアが舞台なんだし。ドルチェヴィータ、粋にやろうぜっていうイタリア喜劇なんです。






2015年9月3日木曜日

NOSTRALGHIA   MAKING 003 Blender ブーツ  


 エアブレードっていうのはギアの中でかなりの重要アイテムでして、まぁつまりエアがソールから吹き出したり、エアを吸い込んで吸着したり出来るっていう魔法のブーツなわけですわね。もちろんローラーブレードからの造語。ミラーで映り込みするマテリアルにしましたのでこういうアルファで撮影してもよくわかりませんが。



 モデリングは

https://www.youtube.com/watch?v=aV6AoxOkX8w

 こちらを参考にしました。途中からIは脱線しましたけどそんなにこだわりすぎても仕方ないのでまぁまぁ、くらいで。

いわゆる三面図モデリングっていうのですか。でも三面図の描き方なんか知らね~って感じだったので雰囲気でつくりました。みんな三面図なんてどっから用意してるんでしょう?ネットで探しても三面図の画像なんてなかなか見つかんないです。エアマックスの三面図、とかみつかんないでしょう?
 CADのやり方ですね。


 しかしローラーブレード最近やってる人いる?w 一時期めっちゃ流行りましたよね。なんで根付かなかったんだろう?すげー便利なものだと思うんですけどね。やたら重たい、デカイ、ってのがネックだったのでしょう、あと事故りまくる。靴底に1つだけローラーを埋め込んだのもありましたよね、喫茶店で使われたりしてた、あれもどっか行きました、なんでだろ?フラットな道路じゃないと使えないからですかね・・、あとなんかデザインがダサかった気がする。


 靴ってのは、デザインがもう出尽くしてるっていう気がします。ヴァイオリンとかと同じで、そんな色んなバリエーションってのは実は存在しないっていうか、不要なものだったりしますから。市販の靴とか見てても、もっとこういうデザインがあったらいいのに・・・ってのはあんま無いです。(スニーカー、ブーツ、とかに変わるジャンルはたぶんもう無いってこと)ただ高い、ってのはあるけど。それよりも機能が大事だったりします。時に最近REEBOKの靴が好き。(REEBOKってイギリスのメーカーだったのですね、道理で・・・。あとマーチンのブーツを最近よく見る、アヴリル・ラヴィーンの影響ですか・・)



 キャラクターデザインで靴までちゃんとデザインしてるってのはあんまないですね、クラウドがどんな靴履いてた、碇シンジはどんな靴履いてた、とか、誰もわかんないでしょう。アニメってのは解像度の関係で靴、ってのが映りませんし、ソールの形なんて設定画すらないと思う。ルフィが草履ってのはわかるけど。



 



2015年9月2日水曜日

MLB Dodgers X Giants 1/9/2015

http://www.sport-video.org.ua/baseball.html


グレインキー対バムガーナーという今のMLBでトップ5に入るピッチャー同士の対決でした。それにジャイアンツはここで負けると今シーズンオワタ・・・っていう状態だったので熱いゲームでしたが、グレインキーがバキっとSFのキボウを打ち砕きましたね。バムガーナーも全然悪くなかったのですけど、ピーダーソンに失投してホームラン、2-1で敗れると。

 ジャイアンツ、ディフェンディングチャンピオンでしたが今年はプレーオフも逃すってことになりそうですね、まだ一ヶ月くらいありますけれど、6Gも離されていては、ワイルドカードももう奇跡の連勝ストリークでも出さない限りおしゅうまいです。

 まぁジャイアンツ怖いバッターがいませんもん、去年はパニック、ペンス、ポージー、サンドバルって怖いバッターが並んでましたが、今年は誰やねんっていうルーキーばっかしですもの、こぉいうハイレベルの試合ではビギナーズラックじゃ勝てませんわね。怪我人ばっかしですか。ほんとスポーツと怪我ってのはもう表裏一体みたいになってますよね。怪我さえなければ・・・、怪我さえ・・っていいますけれど、怪我はある、99%誰かが怪我する、ってのを考えてチームを作んなきゃあかんってことですわね。


 それにしたって今年のワールドシリーズ、レギュラーシーズンの調子でいくとロイヤルズ、カーディナルズ、パイレーツが圧倒的って感じです、特にロイヤルズ、勢いにノリノリだからほぼワールドシリーズは決まりって感じですね、対抗馬がどこか、ブルージェイズ、パイレーツ、アストロズってとこでしょうかね~~。

 個人的にはブルージェイズとパイレーツを応援するつもりです。



時にドジャース DODGERS  の意味って知ってましたか?これ英語がわかるに人に限って意味不明なチーム名なんですよね、タマを避ける人、という意味に見えるから。そんな弱気なwって思う、実は全然違う由来があるのですって。 もともとドジャースというのはNYのブルックリン、ブルックリンというのはNYの下町、東京でいう東側、浅草、北千住だと思えばいいですね、ちなみに下町というのはかつての盛り場、今の渋谷、新宿、池袋みたいなとこだったのです、渋谷、新宿に変わる新しい盛り場が出来たら、渋谷が下町になるわけですね、ちょっと想像出来ないけど。そいでBROOKLYNっていうのはなんか響きがいいので、よくBROOKLYN、と書かれた服を来てる人をよく見ます、NY、って書いてあるのよりはマシだけど、浅草!っていうシャツ着てるみたいですげーダセェ、NYっていうのも、東京!ってことなんでダセーけどもはやダサいのを通りこして何周もしてるからスタンダードになってますけどね。行ったこともないクセにI❤NYっていうシャツを着てるやつもよくおりますわ。SOHO、BROADWAY、とかも探せばあるんでしょうね。



 話しをもどして、もともとブルックリンはトローリーバス、つまり路面電車、海外にはだいたいメトロとバスしかないので、日本みたいにJRみたいなのが都会をうめつくすほどに走ってるのは妙です、だってクソ邪魔じゃねぇか!って話しですものね。日本は皇居がクソ邪魔で城下町起源だから交通網がクソです。フランスみたいに一度まっさらのサラ地にされて再建すれば放射状に伸びる綺麗な都市に出来るのに、元は日本だって京都は碁盤の目の綺麗な都市計画を好む性質でしたものね、もちろん中国のをもろパクリしただけですけど。


 ともかくバスがやたら走ってる都会の交通網を縫うようにして歩く(避けてあるく)からDODGER、避ける人々、という名前なんだそうです。ちょっとモダンでかっこいいですね。

 ジャイアンツは都市伝説みたいな話ですけど、試合に勝った選手たちに監督が、お前らの姿が大きくみえるぜ (GIANTに見えるぜ)って言ったコトバがジャイアンツってチーム名になったという話です。嘘くせぇw キレイに話を作りすぎじゃないの・・・・



 パイレーツは非常に面白くて、有力選手を他のチームから引き抜く、パイレーツするって叩かれまくったので、それを逆手にとって開き直って俺達はパイレーツだ、って名乗ったということです。


 ツインズは創業者が双子なのではなく、都市が川に挟まれた2つの都市で、双子都市をホームにしてるからです。個人的にまじか?って思うのはブリュワーズですね、これはそのまま造り酒屋ってことですけど、酒屋!っていうチーム名ってすげーセンスです。なんかどっちかっつーと仕事やる気ねぇ気がするんだけど・・・。

1590 タイタス・アンドロニクス   WS

SHAKES最初の悲劇、そしておそらく最初のWSのローマ史を題材にしたろシリーズの作品なのですが、其の中でもかなり異色の作品と言われております。

 悲劇というよりは復讐劇、REVENGE PLAYという1つのジャンルがあって、SHAKESの時代にはこの演劇はものすごい人気があったようです。それがだんだん17世紀とかになって、社会が文明化されてより残酷になると、文化には規制が入るようになり、だんだんと評価を下げていったものです。社会が戦争の時代、殺人の時代になると、文化には残酷だったりいきすぎたものには規制がかけれられるようになります、社会が平和だと逆に文化は退廃路線というのが、ディケイダンス的なものになります。2001の9/11あたりで、バラエティとかテレビ番組にめちゃくちゃ規制がかけられたっていうのを肌で感じた人もいるのではないでしょうか?一気にあらゆるものがダメになった、それは社会がクリーンで衛生的なものになったのじゃなくて、現実がグロテスクで残酷になったから、文化のそれは圧殺されたわけです。2015年の今はまた、文化に対する圧力が高まっていますから現実は緊迫した状態になってる、というわけです。文化はいつもリアル、を映す鏡でして。けど鏡だから真逆、を映すのですね。太宰が言うには絶望の時には生の喜びを書き綴り、平和の時には生活の倦怠を書くものだ、と。






 ともかくこの演劇はすごいR18的なアクションのオンパレードです、猟奇的演劇と言ってもいいです。悲劇、というよりは、エログロ路線なんですね。WSはWSエンドというように、まぁいっつも登場人物が殆ど全滅して終わるってのを得意としてるわけなのですが、タイタンは特にそれがすごいです。特にラヴィニアが両手を切断され、舌も切り取られて輪姦されるというショッキングなシーンw 演劇史に残るショッキングなシーンです。
 
 けどシェイクスの良さも存分に発揮されている作品ですし、この路線から受け継いだアイデアも後々開花します。劇中にも出てくるようにかなりの程度この演劇は、オヴィディウスのメタモルをモチーフにしていてオマージュといってもいいくらいです。
 
 シェイクスピアという人間は善人では無いのです、戦争好きだし、肌がピクピクするようなエログロ話も大好き、女はどんどんセックスして子供をたくさん作るべきというセックス支持者であり、形だけのキリスト教徒。自身はおそらく両刀で家族もありつつ、少年俳優にいたずらを仕掛けるエロ親父で、権力とか地位みたいなのに対する憧れがかなりある俗物でして、霊魂やら呪いみたいなオカルト、妖精やら化け物みたいなファンタジーも好き、何よりも人間と人生を愛する人です。



 アーロンというアンタゴニスト、しかも黒人を軸に劇は展開していくのですがといって黒人を蔑視しているといよりは、アーロンは惚れ惚れするような悪党で冷酷非情、頭の廻転も早く野蛮なゴート人を手足のように使う策士として描かれてます。ハリウッド映画では、悪役を黒人にするのはアウトとなっているし、味方を全員白人で固めるのもアウトとなっています。浅ーい人種差別対策なのですね。
 アーロンはほんと特殊な悪役でもあります、復讐劇、というように、みんな多かれ少なかれ復讐の理由、を持って殺人に手を染めるわけですが、アーロンには何も無いのです。アーロンは悪事の限りを尽くし善など1つもしたくない、死ぬのよりももっと悪事を働けないのを恐れる、と言う、しかしながら全世界を敵に回しても自分の息子だけは助けたいと懇願したりする。それは自分の息子は自分の若さと命の分身だから・・・
 アーロンはものすごい虚無的な悪です、ただその存在への情熱っていうのか、ものすごいエネルギーを放つキャラクターであるのは間違い無い。一体何をモチーフにアーロンは生まれてきたのでしょうね?是非シェイクスに聞きたいです、アーロンという人物はどういう意図があって生まれたのかって。



ネタバレですが、最後にタイタスが娘のラヴィニアを殺すのはハッとしますね、今までにこういうストーリーに出会ったことが無い気がする、これはWSの発明といっていいでしょう、まだ誰も描いたことのないシーンだって思います。当然そうなるって予想出来るはずなのに、なんでか知らないけどそうなるとは思わなかったです、意表をつかれた。けど全体として見た時に、この演劇はすごくキレイな、残酷な美しさに満ちてるという気もする。



 ともかくものすごい現代的ともいえるし、もしかしたらSHAKESは劇に客をたくさん呼びたいが為にちょっと客の調子に合わせ書きをしてみたのかもしれないし、当時の流行りにのっかっただけなのかもしれません、それとももっと全然違った意図があったのかもしれないし、SHAKES自身がこの作品をどう思っていたのかもわかりません、けど物書きとして思うのは、この演劇には若い作家特有のエネルギーに満ちてるってことですね、デビューから常人離れした技術を持ってて、すでに大家みたいなスタイルを持ってたシェイクスですけど、こういうなんだろう20代の作家特有の、溢れるようなエネルギー感を出したってのはこの作品だけだと思います。なんか劇が残酷だとか悲しいとかいうよりも、熱量を感じるのですよね。イキモノのエネルギーを感じる。
 Iはこれは相当好きな作品ですね。


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2-1  Aaron
 欲しいものを手に入れるには策略と戦術が必要だ、それに覚悟もいる。欲しくても出来ないなら出来るものから手を付けて強引に手に入れるしかない。


4-2

 アーロン
 黒は他のどんな色よりも上等なのだ、他の色に染まるのはごめんこうむる
(アーロンはムーア人で黒人

Aaron
 全世界が目の前に差し出されてもオレは息子を選ぶ、全世界を敵に回しても息子を守る・・・

two may keep councel, when the third is away
 2人なら秘密はもれない、3人めがいなくなれば・・
 (三人目を殺すときのセリフ)

ブタだって串に刺されるときはブーブーわめく。
(誰かを殺すときに騒がれた場合のセリフ、ひどいw)

2015年9月1日火曜日

2009 KH 358/2  キングダムハーツ 358

KHシリーズのぉ・・四作目?かな。KHシリーズナンバリングがややこしぃですし時系列にもなってないので、もしゃもしゃします、でもIは全部やってます。KHシリーズは結構ゲーミス(♀ゲーマーのこと)人気があるみたいですね。358はFFとは一切関係なくなっちゃいましたね、FFのキャラほぼ1人も登場せず、っていうかほぼKHオリジナルキャラのみで構成されております。というかディズニーのキャラもほぼ登場してません、オリジナルキャラのみでほぼ進行。



KHシリーズ新しく始める人に言っておくと、時系列にやると


KH1→KH COM→KH 358→ KH2

の順番にやるとストーリーを時系列で追えます。けど358とかは後付やん、っていう設定がたくさんありますので発売順にやるのが普通かもしれません。




DSのゲームなので3Dはものすごいローポリに抑えられていますが、ボリュームはかなりあって、なかなか歯ごたえあります。KHシリーズ、敵が単調、ってのが弱点だったのですが、今回敵がボタン連打だけでは勝てなくなっております。っていうかキーブレードの攻撃力がめっちゃ低いので魔法がかなり重要になりました。しかも属性弱点がすごいので魔法をちゃんと揃えていかないと全然勝てないってことになりがちです。しかれども終盤になるにつれて魔法は一切効かないので魔法デッキでは勝てませぬ。



 武器はたくさんあるのですが、結局空中戦がメインなので使うのは数本・・、それで武器の性能が表示されないのでどれを使えばいいのかがすげーわかりずらいっす。これはちょっとバランスの悪いところですね。もっとそれぞれ使い道があったほうが良かったです、あと最後は約束・・・になってしまうのですがすげー使いづらい。二刀流ももっと早く解放して~・・・って思います、普通にクリアするだけだと二刀流は2分くらいしか使えません。

あとロクサスだけじゃなくて他のキャラも操作さしてくれやーーってすごい思います。特にジグバールみたいなロングレンジの武器超強え・・・。



 ストーリーはシリーズをやってない人には一切意味不明なので間違っても358から手を出すのは辞めたほうがいいと思います。そいでストーリーがややぬるっとしてる気がする、トモダチだろ?とか親友じゃねぇか。みたいな、なにこの感じ・・・、この感じ、の正体はボーイズラブのノリを拝借してるわけですわね。ゲーミスが多いのでそこをつかむためにもBL系のチューニングをされておるのでしょう。たぶんもしかしたら、シナリオに♀が加わってる可能性大ですね。だいたい♀ってのは♂をそーーーーとーーー美化して描く傾向にありますので。♂が♀を美化するってのはちょっと違ってて、エロく書いてしまうか、その人の性的トラウマが丸出しになってしまう感じです、だからゲイとかバイとかビアンみたいな、どっちの気持ちもわかるっていう人がシナリオライターには適しているのです、Iはそう思いますね。それもその人は結構モテて、恋愛経験豊富ってほうがいい。ブスでヲタクってのはやっぱ作家には向かないです。想像だけで書いてしまって、なんか気色わるいことになるから。新海誠とか気色悪いストーリーの書く典型ですね、そーとーモテなかったんだろうな・・ってかわいそうになる。
 エロ本なら別にその気色悪さが変態に刺さるからいいのですけど、みんなに受け入れてもらおうっていう万人向けのものなら、やっぱバランス感覚があって経験もたくさんある人のほうがいい。アーティストにセクシャルマイノリティが多いのはそういうわけでもあると思います。



 一体何の話・・?w  それにしてもやっぱKHシリーズはよく出来てます、いい仕事してやがる。チームが機能してるんだなって感じ、優秀ですわ・・・。自由に戦えるのがやっぱいいですよね、ターン制のRPGとかだとだいたい勝ち方なんて一種類ですけど、KHはドッジロールでゴロゴロ転がって戦ってもいいし、ガードのタイミング合わせて戦ってもいいし、エアダッシュで飛び回ってもいい。リミットブレイクでいっつもすれすれで勝つってやり方もできるし。それに退屈なレベル上げも必要ないし、真っ直ぐに適度に歯ごたえありつつ進んでいけるバランスもグッド。
 それと携帯ゲームってこともあって、妙に映像美にこだわりすぎてないところもいいですよね、このぐらいのクオリティのほうが逆にストーリーに集中出来る。ゴリゴリのフル3DCGってなんか内容が入ってこないですもの。なんかHQな動画ほどスキップしたくなるのですよね。



 ちょっとだけここも悪いなぁって思うところはXlll機関のキャラデザインがちょっと適当すぎんじゃねぇかって気がします、キャラも弱い。なんとなく13っていう数を最初に出して、後から埋めていったって感じがしますね、最初から思い入れのあるキャラじゃなくて。キャラクターっていうやつはクリエイターの思いを吸って大きくなるものですので、どうもザルディンとか、シグバールやっつけ感がぱねぇ。サイクスももうちょっとかっこ良くしないとヒールとして存在感が薄い・・・・。あと女の子キャラ、カイリ、シオン、ナミネ、全員顔同じ・・・髪の色だけじゃんって気がする。しゃべり方も個性がにゃい。
 まぁキャラ立ちが悪いのは、全員同じ黒のローブで、コスチュームで個性が出せないからってのもありますね。