2016年3月28日月曜日

2012 photoshop で描くデジタル絵画  begginers guide todigital painting in photo shop 3Dtotal


 海外では今だにフォトショのみで絵を描いてるようで、スター・ウォーズの最新映画のメイキングでもフォトショでちまちま絵を描いてたので間違いないです。まだこのやり方なんだ!ってちょっとびっくり、もっとなんか最新の3Dペイントみたいなのを使ってると思ってました。

 いわゆる日本のアニメ塗り+みたいな塗り方、デジ絵塗りっていうのか。きっちりと線画を全部描いて、それをパーツごとにベースを入れて、陰影をあとからつけていく・・・、っていう方法とは違って厚塗りというか洋塗りっていうのか、線画よりもまず色をブロッキングして塗るってのが海外ではベーシックな塗り方なんですね。もちろん線画でもきっちり線画を描いて、パーツ分けをしてるヒトもいます。ちょっと有名な絵師ですがJohannes Vob っていうドイツの絵師はそういうデジ絵塗りです、ただしめちゃくちゃ上手い。
 マジック(ギャザリング)の絵を描いてるので見ればわかります。


 個人的にというか、だいたいのヒトは、フォトショは洋塗りには向かない、特に線画が描きづらいって思うと思いますが、わたしもすげーそう思うんですが、海外のヒトはフォトショで線画も描いてるみたい、すげー根性です。パスで線ひいてるんでしょうけど。

 ワタシは最近SAIだけで描いて調整でPSを使うくらい、ただたんにソフト切り替えが面倒だからですけど。


 デジ絵塗りの弱点ってのがあって、パーツごとに色をぬるから色が固有色ばっかりになっちゃうのですよね、つまり環境色、跳ね返り、全体の色調ってのが調整しにくい。萌え系のイラストを見ればわかると思うのですけどすべてアルベド(固有色)で、後からグラデで全体の色調を入れるくらいで、絵、全体の光の色ってのが無いんですね。色のフルフォーカスっていったらいいのか。光が全部当たってる状態なんです。
 厚塗りですと最初に地塗りで全体の色をつけるので絵、全体の色がまとまりやすいです。絵画っぽくなる。

 ただやっぱり東洋人のサガなのか線画がはっきりしてわかりやすい説明的な絵のほうがすんなり入って来ますね~~、これはほんと遺伝子の成せるわざだと思う・・。


 この本けっこうわかりやすいんですけど、ここが知りたいのに!!っていうところが抜けてたりします。ディテールの描き方とか、実際のブラシストロークとか・・・。手取り足取りの作業マニュアルっていうよりは、絵の描き方、のほうの説明です。でもやっぱもっと実際の技術的な説明が必要だと思うなぁ・・・。