2016年3月29日火曜日

1976 outlow of josey wales アウトロー

アウトローというタイトルからはなんかならず者のワイルドな映画を予想しがちですけど実際にはイーストウッド風の、なんでしょうかねー、イーストウッド風の・・・なんか悲しいんだけど最後にはちょっとカタルシス、みたいな独特の語り口の西部劇映画です。

 ただストーリーが殆ど説明が無いのでかなりわかりずらいですね。南北戦争というとアメリカ人には知ってて当然の物語なんですけど他の国のヒトはそれほど知らん。ミズーリ、テキサス、というとアメリカ人にはぽん、と南側の州、って連想出来るのですが、あまり知らないヒトにはよくわからん。物語の大筋も、なんかどうやってこれ終わらすの?って感じでこっちが不安になるくらいな感じ。最後にはちゃんとまるっとかたをつけるのですけどね。

 ストーリーとしてはロードムービーっていう感じでもあります、逃走劇をしてく途中で仲間が増えていく・・・最後に決戦。ただ普通の起承転結、って感じじゃない妙なテンポの映画ですね、どうすんのこれ?ってずっとこっちが不安になっちゃいます。



 イーストウッドってのはこぉいう、悲しくて厳しい、物語が好きなんでしょうね、ずっとそういうのを作ってますものね。う~~~ん・・・、映画好きが好きそうな映画っていう感じでしょうか。イーストウッドみたいなダンディで枯れてて、クールなスーパヒーローって他にいないものなぁ・・、非常にニッチというか特異なタイプのヒトですよね。渋すぎるぜ。

 でもやっぱちょっと重いっちゃ重いですね、作業しながらながら視聴って感じじゃない。やっぱイーストウッドはすごいって思うけど、ワタシはそんなにドハマリしないですね~なんでだろ・・・?ワタシはやっぱ構図とテンポとデザインとかを見たいヒトなのかもしれません、映画としての物語とかまとまりってのよりも、観ててなんか気持ちいいって感じのが好きなのかもしれませんね。

 ただまぁ良い映画ではあります、あまり日本で知名度は無いけど・・・。