2017年6月2日金曜日

2008 ペルソナ4

  オレの中のさびしんボーイが暴れだすぜ!

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   プレイの為のアドバイス

・今作は仲間に命令させろ、が可能なので戦闘が格段に楽になりました。なんでそこでそれかよぉ!!ってことがない。ザコ相手に精神統一すなぁ!ってならないw それによってゲームの難易度もかなり下がったと思います。また防御をすれば弱点属性でもコケなくなり、弱点の無い仲間だけしか使わないってこともなくなりました。

  ネタバレですが結局どのキャラが強いん?ってのが気になる人もいるでしょう。オススメパーティ公開。
 陽ちゃんこと陽介、マハスクカがとっても今作重要なので絶対的エース、主人公の親友はオマエしかいない!素早さもやたら早い、疾風属性弱点の敵も多い、回復も微妙に役立つ、物理攻撃も魔法攻撃も良い、SPも実はかなり高い、守備もなかなか、死角無し。さて、いきなり二番手が混戦です。
 回復重視なら、メシアライザーまで習得する雪子。ボス戦重視なら積みステ魔法が多いクマ。両方いれば万全の構え。ただ雪子は火力は無に等しく、火が弱点のシャドウがやたら少ない。クマは耐久力に不安が残り、すごい困るのですが、コミュ解放がなんとラスボス攻略直前なうえに弱点は残る、これが最大の欠点。
 千恵ほとんどゲームの90%くらいは暴れまくりくらいしか有用なスキルがありません。しかし最後にチャージとゴッドハンドを覚えるとボスキラーとして活躍、アグネスヤトラ?までいくと鬼神化。さらに追撃のバァーン!!っていうのがものすごい強い。
直斗は魔法が即死魔法ばっかなのでボス戦では役立たず。莞爾は全体攻撃がないので非常にイマイチ。火力も最後は千恵に負ける。

 というわけでオススメは陽ちゃん、雪子、千恵、の結局同級生チーム。どうせザコの掃除は主人公がやるのでボスの為の布陣をしくのが良いと思います。主人公の役目はカジャ系魔法を連発というしょぼい立ち回りになりますが・・・
 (今作はイベントじゃなくてコミュ解放でペルソナが進化します、最悪でもパーティとりせち~のコミュだけは解放すべし)

・ペルソナ全書から登録したペルソナを買って召還出来るようになりました。オルフェウスが二度と手に入らないってことはなくなり、コミュに適したペルソナを用意するのが簡単に、けどカネが高い!!

・戦闘の後のカードルーレットが格段に早くなって目押しが相当難しくなりました。望んだペルソナを手に入れるのはかなりむずい。というより運。

・システムは基本ペルソナ3を踏襲してます。このゲームフラグの量が無数にあって、しかも時間限定イベントが多いので攻略情報なしではコミュMAXは絶対不可能です。P3でもそうでしたが漫然とやってると最初のテストを突破できません、後半は時間が余ったりするんですけどすでに期限が切れてたりします。フラグのたて方もかなりわかりにくい。
 けど全体的にはP3よりもステータスが上がりやすくなり、コミュ解放は簡単になったみたいです。けどそれもフラグのたて方を知ってればの話で、普通にやって全開放は100でムリ。毎日街のすべての人間に話すなんて現実的じゃないし。
 あと疲労、がなくなったのでいちいち疲労が溜まったらリセット、ってことをしなくてよくなりました。ダンジョンに入ったら基本潜り放題です。しかも途中で戻ってもまたその階数からリスタート可能。すげーユーザーフレンドリー。P3、女の子ゲーマーにはちょっとキビシすぎたみたいですね。

 
エリザベスの後継であるマーガレットのキャラはかなり薄いです。あのイゴールのジジィは女をとっかえひっかえ・・・

 コミュ解放を狙うには山は序盤に来ます。雪子城一日クリアはいきなりかなりのギリギリギリ!!っていう薄氷の勝利になると思います。サウナもかなりきつい。キツネが割安になればあとは全部楽勝。
・どのコミュが大事といって、キツネが今回の超キーファクター。キツネが早期に解放出来るかで、コミュ解放への道が決まるといってもいいです。ただし、キツネのコミュはやたら難しいのが多い。特に困るのは釣りイベント、ヌシ釣りを突破するのは驚くべき時間の浪費w。リセット連発なのでゲーム内の時間は経過しませんがリアルタイムはかなり使うハメになる。けどキツネコミュ解放によって神社で祈りが出来るか出来ないかはすごく重要ですし、ダンジョンでのSP回復もめちゃくちゃ大事。頑張ってヌシ釣るしかないです。このゲーム最大のヤマと言ってもよい。
 釣りのやり方は攻略サイトなど見てください。水面のポツン、ポツン・・という感覚を見て、食いつかれる前に竿をあげると餌を消費せずにまた釣りが出来ます。この奥義を会得しない限りヌシを得ることは無いものなり。
 ヌシは雨の日に、ポツン・・、の感覚が異様に長いやつなのですが、ヒットさせるタイミングがシビアですので、ほんとにリセット地獄を覚悟して下さい。
 
 ラスボスは弱いです、正直。いやらしい攻撃が殆どない、色即是空みたいな凶悪な技は飛んでこない。ただ全体攻撃を連発するくらいなもんですのでそれを耐えきるHPがあればあとはちょびちょび削るだけ。チャクラリングで回復役のSP消費さえ抑えれば負けるハズがない。

 裏ボス、裏ダンジョンがある、と説明されていて、たしかに知らないとまずわからないんですけど、ストーリーとゲームの作り的には、隠しボスではありません。ちゃんとゲームの一番最初にネタフリがしてあって、よくよく考えるとあれはなんやってん?ってのがわかるようになってるので、ワタシは普通は裏ダンジョンってのはやらないんですけど今回はちゃんと攻略しました。普通のラスボスは弱すぎるのでこっちが本番って感じです。ちゃんと、あっ!ラスボスの攻撃だ!っていう世界の終焉?なるバステオールのえげつない攻撃をしてきます。勝てるかどうかは運w 地味にガルガリンアイズが一番鬱陶しい。ランダマイザがあるかどうかがやっぱり肝だと思います。トランペッター、どうせ女帝コミュ解放に使うので作っておきましょう。 
 アニメやイベントまできっちりあるので、イXXXをきちんと倒したほうが良いと思います。

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 さて重要なプロットなんですが、ペルソナは3から半分、4ではむしろ半分以上は会話を主体としたアドベンチャーゲーム、さらに4は殺人事件の捜査がかなりの割合をしめてますのでアドベンチャー要素が7割くらいです。
 気づいたんですけどペルソナは2つのゲームなんですよね、ダンジョン攻略ゲームとアドベンチャーゲームが交互に繋がっている。だから飽きずにどんどん出来るわけです。不思議なダンジョン系はいきなり飽きがくるし、アドベンチャーゲームは文章を読むのに疲れてくる。それを補完してるというわけ。
 新しいものなんてもはやない、ってのがメディア業界では定説になってますが、
それは何が新しいかっていう定義の問題でして、人間がやっているもの、という集合にしてしまえば、すべて人間がやってることだ、全部同じだ、っていう論理も可能だし、集合の条件を変えればすべてがまったく別の集合だともいえます。
 でも2つの何か、をミックスさせて、ケミストリーを生み出すっていうやり方はこれから増えるんだろうなっていう気がします。シューティングシュミレーションゲームとか、アクティブタイムバトル恋愛ゲームとかそういう感じ。組み合わせることでケミストリーを生み出す。少年バトルホラー漫画、とか。いろんなのが出来ますね。オンライン対戦ファッション、とか。


 全体としては飛ばしてんなー!さすがアトラス!って感じですw 仲間がゲイ疑惑のある不良少年、露出趣味のある元アイドル、ダンジョンはハッテン場のサウナ、ストリップ小屋、などなど、すれすれのネタを中盤にがんがん放り込んできます。
 3が大ヒットしてしまったことで、4にかかる重圧が半端ない状態で、守りにはいらなかったのはやっぱりすごいですね。大ヒット作の次ってのはほんとやりずらいものです。期待は高いし、どうせ何をしたところで前作と比べて・・・、みたいなことを言われるし、同じことの繰り返しだとマンネリだと言われるし、新しいことをしたらしたでぶち壊しだ!!って言われます。つまりは絶対に何をやっても文句を言いたい奴らを相手にしないといけないわけです。
 大ヒットの次、で失敗して消滅してしまうバンドってたくさんいますものね~。そういう時は、完全に裏切るっていうのが1つの方法論です。まったく期待と逆、全然真逆をぶち込んでみる。
 ということを考えるとFFってすごかったですよね1~7までは、(6は個人的にはいかがなものかと思ったんですけど、何故か海外では6が評価が高いのです)次々に凶悪なファンの期待をどんどん塗り替えていきましたものね。そぉいう風に折れちゃいそうな期待のプレッシャーを乗り越えてさらに期待を上回るものが出来るってのがほんとキセキです。
 
 なんだかんだいいつつw ワタシはやっぱ3派かなぁ、4はキャラがちょっと弱いという気がします。普通すぎるっていうのか、割りと一本気っていうのか。というかワタシはなぜか3の美鶴と風花、エリザベスに結構ハマってしまいました。特に美鶴ですね、あぁいうクールなお嬢様キャラってのはワタシはそれまでまったく反応したことは無かったんですけど、初めて、なんかいいキャラに仕上がってるなぁ、と思いましたね。風花はノトマミストにはお気にーのキャラ。4はキャラの立ちがちょっと悪かったですね、デザインが悪いとかではないんですが、なんかもっと裏切りが欲しかったのかも・・・ん~。といってどうすれば良くなったかと言われると難しい、オトナ、のキャラを放り込んでみるのが良かったのかも。全員高校生ではやっぱネタにも制限があるし。ラスボスのほうがほんとのことを言ってる気がしてならない。
  コミュニティも、ちょっと詰めきれてないかもっていうのがありましたね。3は、こいつ嫌なやつかも、っていう相手を知っていくと、実はこうこうだ、っていうのがわかっていく、というのがありました。これはよく出来てるなぁと思いました、タカタ社長とかねw
 4は嫌な奴ってのが少ない気がする。



 
3が死、という重っwっていうテーマだったのと較べて、4は推理小説仕立てになってるので、まぁそこもありますね、スケール感が少しちっちゃくなった気がする。3が重すぎたってこともあり。まぁ話がでかければいいかというとそうでもないんですけど、銀河の平和を救うとかいうと、はぁ?・・ってなるし。




 ちなみにワタシは一周目でコミュMAX達成出来ました、12月まではみだしてしまいましたけど・・。街に霧が出だすと鬱陶しいのでやっぱり11月までに達成が理想ですね。ただコミュMAXにしなくても裏ボスは関係ないらしいです。



一応P3の二年後が舞台になっていて、3のネタもかなり満載してます。
  ピンクのワニの絵本は発売されたんだなぁ・・。あと喫茶流星群・・。