2017年6月29日木曜日

2013 弁護人

いわゆる法廷ドラマ映画となっていますが、というよりは、なんでしょうねー、軍事政権下での生活、みたいな映画でして、この弁護人、がのちの韓国大統領ノ・ムヒョンなんで、ノムヒョンの伝記映画とも言えます。
 たぶん韓国の人にしたらノ・ムヒョンの自伝話みたいなのは田中角栄物語的にみんな知ってて当然って話しなんでしょう。





 内容は、うそぉーん、1980年の韓国ってこんな感じ!?1942年のベルリンじゃあるまいし、って感じの映画です。


 学生が共産主義シンパとしての疑いをかけられて冤罪を着せられて、拷問を受けたことを発見した弁護士が、軍事政権下の国家でその弁護をするっていう内容です。


 ほんと、日本にいると韓国とか中国の情報って入ってこないっていうか、ものすごいその情報を出してるやつによってバイアスがかかってまして、どれもこれも信頼出来ないのです。当事者間の情報は信用出来ないってやつなんですよね。だから韓国の情報を知りたかったら欧米のメディアを通じて調べるほかないっていう感じでして、近い国であればあるほど、よくわかんないのですな。


 韓国って1980年代はものすごーく遅れてたんだなぁ、ってのを感じますね。 ものすごい時代錯誤っちゅーのか、つい最近までこんな感じだったんだ・・・。っていう。
 悪役は全部北、っていうのがパターンなので、内部の軍事政権を批判した映画ってのは初めてみました、ほぉーんっていう感じです。かなりほんとレヴューに困る映画ですねぇこれは・・・。いい映画だとも思うんですが、ノムヒョンを美化するための映画とも言えてちょっと胡散臭い感じもするし、今の政権の正当化をしてるようにも見えるし、ほんとに内実を知らないワタシからすると、う~~む・・って感じです。